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2011/11/05

4度目の北朝鮮訪朝4日目

2011年11月1日(火)

「一緒に曲を作る」ということは、
ワシもやっぱりこちらの曲をたくさん聞いて感覚をこちらの子供達に近づけておかねばならない。
ということで夕べはカラオケに行った。

中国でも感覚を近づけるために現地のカラオケに行ったりするが、
中国ポップスのほとんどがバラードで、
コード進行がマイナーコードであることが多いのに対して、
こちらのポップスはそのほとんどがメジャーコードである。
年寄りが好む演歌系バラードを除いて、
そのほとんどはアップテンポの8ビートである。

中国人が「悲しみ」を背負って歌を歌っているのに対して、
こちらの人民は音楽をもっと「楽しみ」と捉えているように思う。

音楽クラブのみんなからどんなメロディーが飛び出して来るのかを楽しみに、
6月9日高等中学校に向かった。

まずはドラムを叩く!!

PyongYang2011PlayDrum.JPG

まあ「お約束」である。
最初に度肝を抜いておかねばワシなんぞただの「変なオッサン」なのだから仕方ない。

次にはドラム教室!!

PyongYang2011DrumClinic.JPG

ドラムはピアノやギターよりも演奏形態が単純なので、
遊び感覚で入れ替わり立ち替わり楽しめるし、
叩けなければ笑いが出るので非常になごむ。

聞けばワシが来てから音楽クラブ内では「ドラムブーム」らしく、
ドラムを叩きたい部員が急増したらしい。

それだけではなく、
「ちょっと好きなリズムを叩いてごらん」
と言うと、ムルンピョっぽいグランジ系のリズムを叩く子もいる。

「こんなリズムどこで聞いたの?こちらの音楽にはないでしょ?」
と聞くと、
「自分で考えた」
と言う。

ワシの撒いた種はこんな形で息づいているんだな、とちょっと感激・・・

そんなこんなしている時に、
「ファンキーさん、お客さんですよ」
と言うので応接室に行ってみると、
なんと懐かしいオデコちゃんが訪ねて来てくれた。

PyongYang2011Odekochan.JPG

もう立派な大人、「レディー」である!!(驚)
そうかぁ・・・もう出会ってから5年もたっているのかぁ・・・

来年には大学を卒業し、音楽の先生になると言う。
この音楽クラブでこの音楽の先生にいろんなことを教わったのと同じように、
今度は自分が子供達にいろんなことを教えてゆくのだ、と。

大学の勉強は大変だと言うけれど、
頑張れオデコちゃん!!
君ならきっと立派な先生になれる!!

子供達を導いて、君の祖国をもっともっといい国にしてゆくのだ!!

PyongYang2011BlueBerryShochu.jpg

今日のお酒:ブルーベリーの焼酎!!
(買って帰ってに置いとくんでみんなで飲もう!!)


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