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2011/11/05

4度目の北朝鮮訪朝2日目

2011年10月30日(日)

今日も朝から平壌の街を歩く。
「空気がどう変わったか」肌で感じるためである。

見ればいたるところで工事が行われている。
来年は金日成生誕100周年ということで、それに向けていろいろ街を整備したり、
古いアパートを取り壊して新しいマンションを建てたり、
問題は「その金がどこから出てるの?」ということである。

ホテルの裏には中国資本の大きなホテルが建つというので24時間態勢でトンカンやってるし、
日本国が一生懸命経済制裁をしたところで諸外国がどんどんここに投資をしてるのだから意味があるとは思えない。

金日成スタジアム

https://www.funkyblog.jp/PyongYang2011Studium.jpg

スポーツにはとんと疎いので知らんかったが、
2週間後には日本と北朝鮮のサッカーの試合がここで開かれるという。

「どんな理由があっても渡航は自粛して下さい」という国が、
選手団をはじめ何百人のサポーターをこの国に送り込む。

「スポーツと政治は別だ」と言うならば、
ワシがやってる「ロック」も政治とは別なので、
そういうことならばワシも胸を張ってこの国に滞在させて頂こう!!

PyongYang2011KidsTraining.JPG

街のいたるところで子供達が練習をしている。
来年の4月には金正日生誕100周年祭があるので、今から練習しないと間に合わないのだろう。

子供達に「やらされている」表情はない。
身体の柔らかい子が選ばれて、
その中から更に優秀な子供が選ばれて、
(そこにどんな政治思想があるにしろ)その晴れの舞台で踊ることが出来るのだ。
目を輝かせて頑張る子供達のどこにも罪はない。

懐かしいモランボン(牡丹峰)に登った。
ここは街の中心にある小高い丘(というより山)で、庶民の憩いの場所である。
日本で言うと日比谷公園が山になってるようなものか・・・

PyongYang2011Moranbong.JPG

前回ここに来た時には、
宴会をしている御一行に呼び込まれて一緒に酒を飲むという不思議な体験をした。

思えばワシはよくこのような不思議な体験をする。
人よりも「偶然」に遭遇する確率が高いのだ。

PyongYang2011Dancing.jpg

踊りさえ得意ならばこの中に乱入してまた面白い出会いがあったかも知れないが、
前回のフォークダンスで懲りたので今回は大人しくしていた。


広場に降りて来たら結婚式に遭遇した。
金日成の絵に献花して結婚をご報告するというしきたりらしい。

国の制度は違っても、しきたりは違っても、
目出たいという気持ちは同じである。

離婚歴のあるワシであるが、
迷惑でなければ一緒にお祝いさせて頂きたい。

PyongYang2011Wedding.JPG

国の体制が、指導者の考え方がどうであれ、
この国にも人民がいて、
一生懸命生きている。

ワシはこの人達の幸せを心から願いたい!!

PyongYang2011MattakeShochu.jpg

今日のお酒:松茸の焼酎!!
(買って帰ってに置いとくんでみんなで飲もう!!)


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