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2012/07/10

全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「枣庄」

初めて行く街であるが、
だいたいがどう読むのかわからな・・・(笑)

「枣庄(Za03Zhuang1)」と読むらしい・・・
枣(zao)」という食べ物があるらしく、その産地なのだろう。
辞書を引くと「ナツメ」と出る。

済南のライブが終わってメシを食ってビールを飲んで酔っ払って車に乗り込む。

2012VisionJiNanToZaoZhuang.PNG

iPadのマップによると3時間ちょいで着くというが、
やっぱそうはいかん・・・なかなか着かんぞ・・・

腰を言わした・・・(涙)

自分が年をとったとは思いたくないが、
昨日ライブ終了後にいつものようにサインを書いている時に、
子供に「爷爷,给我签名吧」と言われてガクっとなった。

こらガキ!!「爷爷」じゃなくて「叔叔」じゃろうボケー!!

まあ「おばちゃん」と言われて「お姉ちゃんでしょ」と怒るようなもんじゃが、
「おじさん」が「お爺さん」じゃアカンじゃろ・・・

というわけで子供の何気ない一言で腰を言わしてしまった・・・(涙)


というわけで着いたらまた飲み直そうと思ってたがこてん。
ゆっくり寝て次の日会場に向かう。

2012VisionZaoZhuangStage.JPG

いやーそれにしてもここも広い会場やなぁ・・・
このプロジェクト、だんだんスケールUPしてるような気がするなあ・・・

昨日の若いふたりのドラマー、
「李浩」と「王鵬」も今回はずーっと一緒である。

夕べはアドバイスを求められたのでいろいろ言ってやったら、
二人とも非常に感激して「弟子」のようである。

「こいつらもなかなか敬老精神を持っとる、よしよし」
とまたそんな風に考えてしまうのを打ち消しつつセッティング。

昨日は全然時間がなくてばたばたセッティングしてたが、
夜のコンサートに昼からセッティングしてると、
またこれはこれで非常に疲れる・・・

「ええやん、直前に来てまたばたばたセッティングすれば」
と考えてしまうのが中国的である・・・

Vision2012ZaoZhuangPlayDrums.JPG

ひとりでやってた演奏時間を3人で分けているので、
ワシの持ち時間も必然的に短くなる。

まあ短いから楽かというとそうでもなく、
短距離だと全力疾走せねばならんので逆にしんどかったりする。

今日は若いふたりのドラマーのためにメニューを変えた。
昨日アドバイスした部分を実際にお手本として示してやろうというためである。

今や「クリニックツアー」ではなく「ソロドラムコンサート」になってしまっているが、
彼らのための「クリニック」も交えてやろうという「親心」である。

メタルドラマーの「李浩」のために、
X.Y.Z.→Aの「Spreading of Fire」をやる。

「ロックはなあ、命懸けでやるもんじゃ!!
お前みたいにステージ降りてまだ歩ける余裕があるようじゃいかん!!
二十歳そこそこのお前が53歳のワシより枯れててどないすんねん!!」

と夕べ説教してたので命懸け・・・(涙)

手数系ドラマーの「王鵬」のために、
フリードラムソロがある「Canal Street Samba」をやる。

「手数系のフレーズはなぁ、そのひとつひとつが武器じゃ!!
お前みたいに乱発してたら感動するもんも感動せん!!
スペシウム光線は最後に出すんじゃ!!
ド最後にこれ以上叩けんというぐらいの手数をまとめてぶちかまさんかい!!」

と夕べ説教してたのでまた命懸け・・・(涙)

3曲しか叩いてないのにステージ降りたらほんとに歩けんぐらいヘロヘロでした・・・
明日は1300人のホールらしい。
若いもんにお手本見せるべくまた53歳の生き様を見せてやるぞ!!

注:私は数日後の7月13日に53歳になるが、
中国では数え年なので53歳と言ってます。
(50も過ぎて一歳ぐらい気にするなボケ!)

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