2012/07/10
全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「临沂」
「临沂」は「枣庄」から100kmほどというので当日出発である。
昼前に会場に着いた。
キャパ1300人という会場、26台のドラムが並んでいる。
TwitterとFacebookでつぶやいたらみんなびっくりしてたが、
確か去年の「徐州」では50台以上あった・・・
これがいっぺんに叩かれるのだからそれはそれはウルサイ・・・
会場は照明とかもあって非常に暑く、
ワシは着いてそうそうイヤになった。
李浩はリズムトラベラー、
王鵬はVisionを叩くということになったので、
ワシは「ほな王鵬の叩くわ」と宣言した。
前回彼のセッティングで叩いてみて、
まあスネアとHHの位置ぐらいを動かせばいい。
ワシはSabianのモニターなのでシンバルは変えねばならないが、
まあ新たにドラムセットひとつセッティングするよりは楽である(ワシが)。
担当者のShaも
「ほなサウンドチェックもしとくからホテル帰って休んどきなはれ(中国語)」
と言うのでそうすることにさせて頂いた。
そうなのだ。
本番ギリギリに着いたって問題なく(でもないけど)演奏出来るのだ、
丸一日こんな暑くてウルサイところで待ってて体力を消耗させる必要もない。
伴奏を出すシステムも彼らと同じ、
だったら同じドラムで同じシステムから出した方が間違いがなくていい。
ゆっくり寝てから会場に向かった
キャパ1300が見事に埋まっておる!!(驚)
まあこのイベントは地元のパール倶楽部の発表会でもあり、
地元のテレビ局の公開録画でもある、そんなイベントなのであろう・・・
・・・と着いて初めて理解する・・・
いくつかの子供の演目があって、
その合間にワシら3人の演目がある。
ワシの演目の前にはシンバルを総取っ替えせねばならないので、
出番が終わった李浩、王鵬と共に待機。
誰もいつが出番か教えてくれないので、
ひとつ演目が終わったら立ち上がって、
違ってたらまた座って、
そんなことを何度か繰り返しながら待つ。
司会者に名前を呼ばれたので飛び出してゆく。
客には見向きもせずにひたすらセッティング。
ワシは伴奏の音が出るかをチェック、
音が表に出てるのを確認してからドラムの微調整。
イヤホンをつけて演奏開始!!
しかしクリックの音が小さい!!
プロトゥールスが火ぃ吹いたので今回のシステムはミキサーに音を通してるのだが、
そのミキサーが手の届かない場所にあるので自分で調整出来ないのだ。
3曲のところを2曲に切り上げて何とか無事に(でもないけど)ステージを終えて考える。
やっぱ楽したらあかんなあ・・・
ちょっと反省・・・
状況はよくなるわけはないからもうちょっとシステムを簡略化するか・・・
プロトゥールスシステムはトラブルも多いし重いし、
音声はモノラルになってしまうが、
これで新しいシステムを作ってしまうべきか・・・
まずイヤホンジャックをパラでわけて、
ひとつを自分でイヤホンで聞いて、
もうひとつのR側を表に出してもらう。
これならミキサーも要らんしiPadだけ持って行けば事足りるぞ・・・
うーむー・・・
橘高さんが命かけてダビングしたギターが左右に振れないともったいない気もするが・・・
誰もそこまで聞いとらんかも知れんしなあ・・・
ことしは何本かもうブッキングされとるからなあ。
来月の洛陽までゆっくり考えよう。
まずはプロトゥールスの修理やな・・・
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)