2011/01/22
カシオペア初代ドラマー佐々木隆
一度ふらっと店に遊びに来てくれてから、
今では毎月「Throw」という自らのトリオで出演してくれている佐々木隆さん。
実はお恥ずかしながら昨日初めてライブを見させてもらった。
その超絶テクニックに唖然!!!
さすがは初期のカシオペアを作り上げたドラマーである。

カシオペアと言えば昔、
野呂一生さんが学園祭で演奏する爆風銃を見て、
「プロデュースしたい」
と申し出てくれたことがあった。
血気盛んな若い頃のワシらである。
「ヒュージョンがなんぼのもんじゃ!!Funkじゃ!!」
とアルファレコードの会議室でわめいてしまいこの話は流れてしまった。
ワシは個人的にはカシオペアは大好きであった。
ヒュージョン的なテクニックや、
野呂さんが作り出すJazzのコード進行、転調の手法等は、
ワシがその後の作曲法に大きな影響を与えている。
カシオペアのドラマーがいつ神保さんに換わったかはあまり記憶がないが、
「前の人も凄かったけど新しい人も凄かった」
という評判だったのを覚えている。
その「凄かった」プレイが健在であった!!
5拍フレーズ7拍フレーズを多用した頭がウニになるようなポリリズム、
テクニックに裏付けされたシンバルレガート等、
ドラマーとしてのワシの評価はすこぶる高い!!
カシオペアというバンドがそうであったように、
「どうやって叩いてるんですか?」
と聞きたくなるコピー欲をそそられるドラマーである。
聞けば肝臓を壊したり現役を退いたりしてた時期もあったというが、
なになにカシオペアが「今からやるぞ!」というようなあの頃の勢いそのままのドラムを聞かせてくれて幸せだった。

