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2020/07/13

カンボジアの結婚式

前回このドラムレコーディングでお世話になったプロデューサーからメッセージが来た・・・

「12日は私のWeddingだから是非来て下さい」

結婚式かぁ・・・
カンボジアでは路上にどでかいテントを建ててそこで結婚式をしている景色をよく目にした。
聞くところによると今は路上は禁止されてると言うが、
実際この前うちの隣に道路を封鎖してまでテントを建てて、
これは結婚式ではなく葬式なのだが、
まあ三日三晩とは言わないが丸々2日は葬式を繰り広げていた・・・

くっくま孤児院の子供たちも、地方のこんな結婚式に呼ばれて伝統舞踊を踊ったり、そのために今ではPAシステムだけでなくステージや照明器具まで買い揃えていると言う・・・

はてさて、制作仕事が大詰めになっているというのにここで三日三晩飲み続けるスケジュールはない(>_<)

幸い「じゃあBoomBaar君と一緒に来ればいいよ」とのことなので、
「結婚式って何時から始めるの?」
と聞いてみる。

「Evening」

・・・ってあーたそんな大雑把な(>_<)

しかし結婚式となるとまず着て行く服が問題である・・・
LCCに載せられる7kgの荷物だけ持って、それこそ「着の身着のまま」でやって来てそのまま住み着いてるんだから礼服なんかあるわけがない!!

持ってる服と言えばおの写真の後ろに掛けている服だけである・・・

幸いタイで買った白ずくめの上下があったのでBoomBaar君に聞いてみたら、
「いいんじゃない?俺もラフな格好で行くよ」
というわけで、それにネパールでもらった首にかけてくれる布をコーディネートしてみた・・・

まあこれに財布兼色んなものが入っているベストを着るのでこんな感じ・・・

全く普段着やん!!(笑)

まあ中国での結婚式も基本普段着なので大丈夫じゃろう・・・

そうなると問題は「ご祝儀」の額である・・・

少な過ぎると礼を欠くし、多過ぎると浮いてしまう・・・っつうか多く払うその金がないがな!!(>_<)

カンボジア人にいろいろリサーチしてみるが、
「20ドルぐらいじゃない?」とか「30ドルぐらいじゃない?」とか言うのでほっとしてたら、タカシが
「Funkyさんなら100ドルは包まなきゃ」
と言うので腰を抜かしそうになった((((;゚Д゚)))))))

しかしカンボジアでは誰かと一緒に行っても連名で100ドルでいいらしい・・・

おう!助かったぞ!!じゃあBoomBaar君一緒に100ドルで〜
というわけで彼の車に乗って一緒に会場へ〜・・・・

って着いてみたら何?この高級なレストラン!(◎_◎;)
このレストランを借り切って結婚式やってるのか・・・

新郎自ら来客を出迎えてくれて席に案内する・・・
そして入り口でもらったのがこれ!!

まあ「引き出物」っつう感じかな、消毒用アルコール・・・ご時世やなぁ・・・(笑)

というわけで席に案内されたけど、その席はまだ私を含めて4人しかいない。
噂には聞いてたが、10人揃わないと料理が出て来ないのだ(笑)

他の席は美味しそうな料理をもう食べているが、こちらはひたすら人数が揃うまで待つ・・・

そしてやっと料理!!

これ何料理やろ・・・カンボジアの料理ではないような洋風な・・・
そして久しぶりに召すペッパーステーキ!!

このソースがカンボジアの生胡椒が入って美味い!!
このソースをフランスパンにつけて食うとまたこれが美味いのよ〜・・・
カンボジアはフランスの植民地だったのでその影響でフランス料理も多く、ここもフランス料理屋かも知れない・・・

ステージ上では新郎のお父さんが何やらスピーチ・・・
なんか今回は新婦が全くフィーチャリングされないのよね〜
有名プロデューサーだからなのかここのご家庭の事情なのか・・・

ひょっとして新婦の故郷とかに行ったら今度は逆に新婦中心のパーティーをやるのかも知れない・・・

新郎新婦が上がって来て一緒にスピーチをするが、
言っちゃ悪いがみんな食うのに一生懸命で誰もスピーチ聞いてないのよね〜(笑)


料理はシーフードとなり、スープとご飯〜
チャーハンと白飯が半分でハートマークになっているのが結婚式らしい・・・

その後ちょっとトイレに行ったのだが、そしたらBoomBaar君からメッセージが・・・

「どこにいるんだ?食事も終わったから帰るぞ」
・・・ってもう帰るん?!(◎_◎;)

ってもうみんな帰ってるがな・・・!(◎_◎;)

中国でも別に新郎新婦に挨拶するわけでもなく三々五々勝手に帰って行ったが、まあ全部が全部セレモニーになってる日本のやり方の方が特殊なのかもな・・・

心配で「ご祝儀はいつ渡すん?」と聞いたら「帰る時に」と言うので見てたら、本当に玄関にそのような場所があった。
ご祝儀袋が用意されているのが嬉しい(笑)

私が渡した100ドル札をそのご祝儀袋に入れて、BoomBar君が二人の名前を連名で書く・・・

おう・・・この料理で50ドルだったらまあ安いぞ・・・
ということは新郎新婦はこのパーティーにいくら金を使ったんだろう・・・

路上にテント建てて三日三晩飲み食いしてたら果たしてどんなことに・・・((((;゚Д゚)))))))

しかし昔ながらの路上にテントの結婚式ってもう今ではあまりやらんのか?
(路上は禁止されたという話だが・・・)
はたまた彼がたまたま有名プロデューサーで、若者たちの先陣を切って昔のスタイルを打破しようとしてるのか?・・・

色んなことを考えながらBoomBaar君の車で送ってもらって帰路に着く・・・

「カンボジアで結婚するって大変だな、お前結婚する時どうすんの?」
聞いてみたら、「I don't know」と言って肩をすくめる・・・

いや、どっちにしろ大変やと思うぞ・・・

車を降りてから気がついた・・・BoomBaar君、ワシがご払ったご祝儀100ドルの半分、君のぶんの50ドルまだもらってないぞ〜・・・(笑)

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