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2012/05/20

ミャンマーでドラムをぶっ叩く!!

全世界どこに行っても初めての国ではまずドラムを叩く。
これファンキー末吉流「世界平和」である。

アメリカ、イギリス、東ドイツから始まって、
アジアは中国、韓国、北朝鮮、タイ、マレーシア、シンガポール、そして今回ミャンマーと、
ドラムを叩かなかった国を挙げる方が難しい。

音楽は国境を越えるとはよく言ったもんで、
ボーカルだと言葉の壁があるし、
楽器だとそれがないので容易に国境を越えることが出来る。

但し相手がどんなジャンルのミュージシャンかどうかは定かではないので、
とりあえずは全てのジャンルの音楽を叩けるようになっておかねばならない。

ロックにはロックの様式美があり、
JazzにはJazzの複雑な「規則」がある。
でもそれさえ熟知していればどんなところに行ってもスティックひとつ(厳密にはふたつ)さえあれば交流出来るのだ!!

というわけでさっそく
「どっかドラム叩けるとこない?」
と美冬嬢のダンナ様に言ってみる。

彼が連れて行ってくれたところはバンドの入ったホテルのバー。
バンドメンバーとは皆友達のようだ。

懐かしい・・・
北京に最初に行ってドラムを叩いたところがこんなところだった。
フィリピンバンドが演奏しているそのバンドに入って何曲かドラムを叩いた。

その時のドラマーのドミニクはまだ北京にいて、
相変わらずいろんなバーでドラムを叩いてフィリピンにいる家族に仕送りをしている。
10数年も北京にいてまだ中国語も喋れんけどね(笑)

「どんな曲を叩きたいの?」
と言われるので
「Any music OK!!」
と答えておく。

こちらのジャンルに相手を合わせてもらうようじゃなかなかこんなセッションは実現しないのだ。

どんな曲が始まるかわからんが、
とりあえず彼が
「ワン・トゥー・スリー」
とカウントを出せばそのテンポでドラムを叩けばよい。

あとは音が出た瞬間にどんなジャンルかを見極め、
「そんな感じ」で合わせてゆけばよい。

キメとかあってみんなが一斉に止まっても、
ワシだけがそれを知らないもんだから止まれなくたってくじけちゃいけない。
ハミ出したらハミ出したで逆にオカズなどで埋めてしまうのだ!!

セッションなどとどのつまり萎縮したらおしまいなのだ。
萎縮しないためにどんなジャンルにも対応する知識とテクニック、
そして「場数」が必要になるということだ。

特にアジア諸国でのセッションなんて恵まれた状況なんてアテにしてはダメである。
とにかく叩く!!そしてちゃんと終わる!!
そしたら一緒にやってるメンバーには何かが伝わるものなのだ。

それを「ミュージシャンシップ」と言う。

ワシが全世界あらゆる国で築いて来たのはその「ミュージシャンシップ」に他ならないのだ。

今までハコバンちっくに演奏していたプレイヤーの「音」が変わる。
終わった後のミュージシャン達の態度が変わる。
踊りに来てただけのミャンマー人おばちゃんの反応が変わる。

それだけでワシは満足なのよ~

映像UP出来たらUPしてみるけどネット環境悪いから無理ならまた出国してからね~

1曲目:知らない曲

2曲目:カムトゥギャザー(ビートルズ)


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