2008/10/19
全中国ドラムクリニックツアーその11、山東省「淄博」
「淄博」なんて街があることすら知らなかったどころか、
どう読むのかすら知らない。
どうやら「Zi(1)Bo(2)ズーボー」と読むらしい。
聞けば北京と青島との間に位置する山東省第三の街。
「田舎だよ」と言うけど、日本で言うと名古屋クラスである。
中国のひとつの省が日本ぐらいだと考えると、
「田舎だよ」と言われる名古屋クラスの都市が中国にはうじゃうじゃあるということである。
夜行で行くには近すぎるためか、
今回は朝の列車に乗って行くこととなった。
十数年前に青島に行った時は、
日本のローカル線のようなボックス席の列車にすし詰めだったが、
時代は変わるもので新幹線のような特急列車が出来ていた。
(とにかく朝が早いので眠いのじゃ・・・)
迎えに来たのがサングラスをかけたチンピラのような人だったので一瞬びびってしまったが、
紹介されてみると彼がここのパール倶楽部の校長先生。
非常に熱心に子供たちを指導していて、
人を見かけで判断してはいかんと反省した。
生徒も多い!!
クリニック終了後、
この人数が並ばすに一斉にサインを求めに来るんだからたまらない。
田舎の子は元気がいいと言うが、元気ありすぎ!!
サインをもらうポスターはもみくちゃで敗れてしまい、
その切れ端にサインをする始末。
思えばワシはこれまでどれだけの数のサインをしたことだろう・・・
各パール倶楽部には100枚ほどポスターを送りつけているらしいが、
サインをするのはポスターだけではないので、
各地でゆうに数百枚はサインをしている。
1000人を超えるホールでやった時って、
ワシ・・・一体何人にサインしたのだろう・・・
既に忘却の彼方である。
10本以上廻っているとよく
「どこが一番印象に残ってますか」
と聞かれるが、
やっぱ印象に残っている街と全然残ってない街がある。
ちょっとしか滞在してないと特にそうなのだが、
この街はどちらかと言うとそれに近い。
青島に近いということで食卓には青島ビールが出て来る。
違うのじゃ!
このツアーの目的は、全国の子供にロックを教えることでもなく、
パールとSABIANの製品を宣伝することでもなく、
「全国各地の地ビールを飲む」ということなのである!!
音楽よりも大事なことなんだから仕方がない。
無理を言って探してもらったら見つかった。
それにしても本当に各地に地ビールがあるんだから中国は凄い。
地ビールで舌鼓を打ちながら気持はもう既に次の青島である。
何せ他ではまず飲めない「青島生ビール」があるのじゃ!!
この日はそこそこで退散させて頂いた。
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)