2008/09/27
全中国ドラムクリニックツアーその8、浙江省「杭州」
そのまま朝いちのバスに乗って寧波を後にして杭州まで帰って来た。
杭州パール倶楽部の黄先生は少年のような人である。
先々日のパール工場でのワシのドラミングを少年のような瞳で見ていた。
そんな人がやっているドラム教室なんだから内容もハンパじゃない。
この娘が演奏している曲はGuns'n Rosesの曲。
しかもそれをニコニコ笑いながら叩いているのである。
ワシが初めて中国に来た時、
今ではビッグになってしまった中国ロッカー達は命がけでロックをやっていた。
常に何か大きなものを背負ってロックをやっていた。
当然ながら笑いながらドラムを叩くヤツなどいない。
ガンズの曲なんてもちろんご法度である。
それこそ政府の指定する精神汚染音楽のド真ん中である。
これをやるならドラマーはそれこそ命を捨てる覚悟で叩いてた。
それが今ではそれを少女がニコニコ笑いながら演奏している。
時代は変わったのである!!
今では少女が笑いながらロックを叩ける時代になったのである!!
そして本番ではこんなちっちゃな女の子がドリームシアターをぶっ叩く。
どうも課題曲がドリームシアターであるらしい・・・
時代は変わった。
いや時代は必ず変わる。
そんなもんである。
だから北朝鮮にもきっとこんな日が来る。
そんなもんなのである。
ビールが旨い!!
地ビールだけではない。
ここは紹興酒の原産地である紹興のすぐ近くである。
紹興酒に代表される老酒も有名である。
酔いつぶれてこの地を後にする。
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)