
2023年3月20日
全中国ドラムクリニックツアー2023年江蘇省徐州
いろいろあって布衣のスタッフを辞めてしまったヤオヤオ君、今では引き続き私のスタッフとして、ドラムクリニックとか、今作っているドラム教材とか色々なことをやってくれている・・・
そんな中で彼がブッキングして来たこの仕事、なんと「ドラム講師のためのクリニック」!(◎_◎;)
ドラム教育という点において日本と中国と一番違うのが、日本ではピアノとかバイオリンは「習い事」、ドラムは「遊び」であるのに対して、中国はそういう偏見が全くなく、ドラム教育も立派な「教育」である。
だいたい小さい子供に「楽器何を習いたい?」と聞いたら「バイオリン」とか選ぶだろうか・・・(バイオリン奏者の方すみませんm(_ _)m)
ギターやピアノは音を出してちゃんと音楽をやれるようになるまでのハードルが高いが、ドラムは叩けばすぐに音が出る。
それにステージ上で結構偉そうでかっこいいじゃないの(笑)
ということでドラムを選ぶ子供は多い!!
そもそも子供に習い事をさせようかという家庭は、ドラムセットを買おうとなったところで「iPhone買う値段でドラム買えるのね、ほな買いますか」となってハードルも低い。
そういうわけでこの広い中国で、Pearlというドラムメーカーが(代理店が)作ったPearl倶楽部というドラム教室だけで1000はあるのではないかと思われる。
私はPearlのモニターとして全国のPearl倶楽部をツアーで廻ったりもしている。
(その関連ブログ記事はこちら)
ところがこれを見てもらえばわかるが、最近はPearl以外のドラム教室の仕事も多い。
思うに、ドラムメーカーの垣根を取り払った全中国のドラム教室の数は5000は下らないと思う!!ヘタしたら1万ぐらいあるのでは?・・・
私が今まで行ったドラム教室の中で、生徒数が一番多かった教室は2000人!(◎_◎;)
その2000人を教える為にドラム講師は何人必要?!(◎_◎;)
というわけでこの国ではおそらく日本では考えられないぐらいの数のドラム講師が存在しているわけである。
そしてそのドラム教室の中には、全国各地にチェーン展開している教室もあって、今回この「ドラム講師のためのクリニック」を主催した教室は全国では4番目に大きな教室だとヤオヤオ君・・・
何と全国に300もの分校があると言うから驚きである!(◎_◎;)
ちなみに私はまだ一緒に仕事をしたことはないが、九拍という教室は全国一でその分校の数800!(◎_◎;)
中国にてこの「ドラム教育」というものの市場の大きさが日本と比べて桁違いであることがわかるだろう・・・
さて私は前日の山東省聊城というところでのライブを終えて、翌日朝に迎えに来た車に乗って徐州まで〜
4時間ほど車に揺られて会場着!!
そこには数多くのドラム講師が講義を聞いていた!(◎_◎;)
昼休みにセッティング〜
いざ本番!!ダイジェストでこんな感じ・・・
通常子供相手では、
1、デモ演奏
2、8ビート(一応グルーブの話もするがあまり理解されない)
3、16ビート(子供のレベルを見て)
4、ツーバス(子供のレベルを見て)
4、8分の6拍子(その後のSwing関係はカット)
5、ラテンだ7拍子だは説明してもわからんので叩いて終わり
ってな感じなのだが、先生相手だと色々高度なことも伝えられて楽しい〜
終わって打ち上げ〜
参加した先生たち全員招いて宴会しとるんか!(◎_◎;)
さすがにこの席で飲んでたら死ぬので(笑)主催者側は別室で宴会〜
「光盘行动(食べ切れるだけ注文しましょう運動)」の中国で、料理に覆い被さって料理置かれるん久しぶりに見たわ(笑)
こちらでも白酒を飲みます〜
イッキ!!
実はこの日は3日間あるこの活動の2日目だそうで、前日も夜中の3時まで飲んでたとか・・・!(◎_◎;)
この学校の、このような講師たちへのクリニックはまだまだ全国でいくつかあるようなので、来月また参加させてもらうことになっている・・・
白酒飲めるように鍛えておきます〜(笑)