
2020年9月22日
ファンキー末吉のクメール語教室その2(2行目チャ行と母音と足文字)
前回は1行目の子音「カ行」を一緒に勉強しました。
それでは畳み込むように今回もう1行進んでおきましょう。2行目「チャ行」です!!
ច ឆ ជ ឈ ញ
また最初の動画の2行目を見て欲しいのですが、「チョー、チョー、チョー、チョー、おんなじやん!!」という数多くのツッコミありがとう御座います!!(笑)
ច:チョー(無気音)とりあえずChoと表記します(A子音)
ឆ:チョー(有気音)とりあえずCHoと表記します(A子音)
ជ:チョー(無気音)とりあえずChoと表記します(O子音)
ឈ:チョー(有気音)とりあえずCHoと表記します(O子音)
ញ:ニョー(O子音)とりあえずNhoと表記します
もうね、文字がもうややこしい!!(>_<)
ឃ:コー(有気音)とりあえずKHoと表記します(O子音)
と
ឈ:チョー(有気音)とりあえずCHoと表記します(O子音)
なんてほとんど一緒やん!!
これに後ろの方ではយヨーっつうのが出て来るので、その頃には確実に一回気が狂います(笑)
いやそれまでにも数回気が狂うことがあるのですが、今回は更に母音を少々勉強したいと思います。
ា:A子音だと「アー(aa)」O子音だと「イア(ia)」
ុំ:A子音だと「オ(ム)om」O子音だと「ウ(ム)um」
(実際にはひとつの文字の上下に丸と棒がつきます)
ិះ:A子音だと「エッ(ヘ)eh」O子音だと「イッ(ヒ)ih」
(同様にひとつの文字の上と右につきます)
もうね、母音はともかく、その後に子音がついてそれで終わるっつうのん何とかして欲しい(涙)
英語にはあるけど、日本語にも中国語にもこの「末尾子音」っつうのがないのね。
しかもクメール語の場合(タイ語もそうらしいけど)、最後のこの子音を発音する直前に音をそこで止めるらしいのよね!(◎_◎;)
だから当然ながら長年のシンバルの連打で耳が終わっとる私なんかには全く聞こえへんのよね(涙)
ちゃんと発音して欲しいわぁ・・・と言うてもしゃーないので、とりあえず「オ(ム)」の場合は最後の「ム」の口のまま終わる。
つまり「ム」と音を出すとその後に唇が破裂してそれで音になるわけで「オンーーー(ンはムの口で、みたいな)」と口を閉じたまま終わる・・・らしい(涙)
同様に「イッ(ヒ)」も「ヒ」は「ヒ」の母音「イ」まで発音せずに息を出すまでに留めておくみたいな・・・(涙)
ちなみにិះですが、この母音は今から出て来る
ជិះ:「チッ(ヒ)Chih」(自転車とか車とかに)乗る
以外には(今のところ)見たことがないので、まあこの単語だけ覚えておけば〜・・・(知らんけど)
というわけで順序前後してまず
ជិះ:「チッ(ヒ)Chih」(自転車とか車とかに)乗る
母音ា:A子音だと「アー(aa)」O子音だと「イア(ia)」は
ឆា:これはA子音ឆについているので「アー(aa)」となって「チャー(CHaa)」炒める
ちなみに、ちなみに今まで母音のつかない子音だけで「チョー(有気音)CHo」と「オー(o)」という母音が自動的についていたわけで、ちゃんと別の子音がつく場合はこの「オー(o)」はつかずにその母音、この場合は「アー(aa)」となって「チャー(CHaa)」になるわけです。
同様に次にいきましょう。
ជាこれはO子音ជについているので「イア(ia)」となって「チア(Chia)」これはよく出て来る「This is a pen」の「is」ですな
そして前回のカ行に戻って
កコー(無気音)とりあえずKoと表記します(A子音)に
ុំ
がくっついたら、これはA子音なので「オ(ム)om」となり、
កុំ:「コ(ム)Kom」〜するな!!英語で言うDon'tですな
最後にひとついきましょう!!これが難しい(涙)
ខ្ញុំ
これねぇ〜前回のカ行の
ខコー(有気音)とりあえずKHoと表記します(A子音)らしいというのはわかる!
ុំ:A子音だと「オ(ム)om」O子音だと「ウ(ム)um」だろうというのもわかる!!
でもその間のニョロっとしたのは何やねん!!!
・・・っつうのが実はクメール語のまた面白い(難しいところ)の「足文字」!!!
実はクメール語って頭に子音が2つついたりするのね。
複合子音っつうかダブル子音っつうか・・・
それを表すのに左右に子音を並べるんじゃなく、「足文字」にして上下に並べるのね。
全ての子音(厳密にはひとつを除くなんだけど)にはそれぞれそれが変化した足文字っつうのがあり、今まで勉強した10個の子音の下にそれを足文字にしたものを並べると次のようになります。
ក្ក ខ្ខ គ្គ ឈ្ឈ ង្ង
ច្ច ឆ្ឆ ជ្ជ ឈ្ឈ ញ្ញ
ここまでだと10個の子音の足文字を更にもう10個覚えればいいのだけれども、
子音は全部で33個あり、ひとつを除いて全部の足文字を覚えるとなるとそこで一回気が狂うので、
ここでは足文字に変化した文字が出て来た時に、それが何の足文字かを覚えていくことにしましょう・・・
(私は全部覚えようとして気が狂って、今ではよく使う足文字しか覚えておらず、忘れてるのが出て来たらその都度覚え直している)
はい、というわけで初めて出て来たこの足文字は
ញ:ニョー(O子音)とりあえずNhoと表記します
の足文字なんですねぇ〜
学校の先生(英語で教わっていたので厳密に正しいかどうかわからんが)二つの子音がこうやって並んだ時には、上の子音は30%、足文字は70%ぐらいの力(割合?何じゃ?)で発音するらしく、この
ខコー(有気音)とりあえずKHoと表記します(A子音)
の下に
ញ:ニョー(O子音)とりあえずNhoと表記します
がついた場合、KHoよりもNhoの方を強く発音するわけですなぁ。
ちなみに前述の通り母音「オー(o)」はつきませんので、
ខは子音のみ「ク(のウの音まで出さない)KH」と
ញの「Nh」(ニュみたいな)に母音
それにុំがくっついて、さてこれは「オ(ム)om」なのか「ウ(ム)um」なのか・・・
原則として(ここに例外がいっぱいあるので言語っつうのは難しいわけですが)、これは上の方の文字に影響されるらしく、
ខ
がA子音なので「オ(ム)om」と発音するんですな!(◎_◎;)
つまり子音のみ「ク(のウの音まで出さない)KH」+「Nh」(ニョみたいな)+母音「オ(ム)om」で
ខ្ញុំ:「クニョム(KHnyom)」
・・・「私」っつう意味・・・っつうか一番使うだろうこの単語が一番難しいやん!!!(笑)
ところがここまで覚えると下記の単語はもう全部読めるはずなのよねぇ〜・・・これがこの教材の凄いところ!!
ជិះ:「チッ(ヒ)Chih」(自転車とか車とかに)乗る
ឆា:「チャー(CHaa)」炒める
កុំ:「コ(ム)(Kom)」〜するな!!英語で言うDon't
ចង:「チョーンg(Choong)」(紐などを)結ぶ(ジョーンに聞こえる)
Don'tចង់:「チョンg(Chong)」想う、英語で言うWant(ジョンに聞こえる)
ちょっと難しくなりますが、
ឆ្ងាញ់: 「チガン(CHnganh)」美味しい
そしてこんな例文ももう読めるようになるのよ〜
កង់ខ្ញុំ: 私の自転車
ខ្ញុំជាជាងកង់: 私は自転車メカニック
ខ្ញុំចង់ជិះកង់: 私は自転車に乗りたい
កុំជិះកង់ខ្ញុំ: 私の自転車に乗るな!!
はい、この頃まで私は「クメール語って面白いな」と思ってました。
ところが次の授業でダ行になった時、2行と3つの母音でこれだけの例文を作っている教科書、
更に5つの子音と3つの母音が増えたら順列組み合わせで幾つの新出単語や覚えなければならない例文が出て来るでしょう(涙)
さあ、ここまででちょっと「面白いなぁ」と思ったあなた!!地獄に片足突っ込んでます(笑)
共に地獄を味わいましょう〜・・・しゃーないなぁ〜・・・
学びの窓2日目〜 学ぶ情報量が多すぎて全くついていけないんですけど(涙)
昨日はK子音(1行目)と数字全部・・・今日はC子音(2行目)ともう母音までいってるし〜・・・
末吉覚さんの投稿 2020年4月27日月曜日
子音には有気音と無気音があり、それは中国語でもそうなので私には理解出来...
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