
2019年10月28日
布衣2019年秋のツアー新疆ウィグル自治区「ウルムチ」
ウィグル問題に関しては専門家でも「日本では報じづらい」と言うだけあって、
さすがにSNSにちょっと書き込むと香ばしいのが数人現れて来る・・・(>_<)
新疆ウィグル自治区が中国の火種であったり火薬庫であったり、
そういうことを書くと噛み付いて来るのだ(>_<)
まあ私とてウィグル問題の専門家ではないが、
30年ほぼ中国で暮らして来て、ウィグル族のミュージシャンとバンドをやったりレコーディングをやったり、その他いろいろ付き合いが多い自分としては、この文中にある、
中国国家の少数民族政策・宗教政策やユーラシア史への理解
世界の民族問題への基本的なリテラシー、イスラム・トルコ文化への理解
中国語・英語・ウイグル語だけではなく、トルコ語やアラビア語などに精通している
とはとても思えない人から罵声を浴びせられるとカチンと来るのである(>_<)
もうね、フォロワーが数千人しかいない私のTwitterなんてそのぐらいのメディアなんだから、イヤならそちらがブロックして欲しい・・・
でもね、この書き込み(訂正済み)で私が言いたかったのは、
全中国色んなところにライブに行っている私が、
「たかだかライブハウスにこれだけのセキュリティーチェックがある街はここだけである」
ということである。
まあそれだけ「テロ」が多いということね・・・
訂正前の書き込みでは「漢民族に対するテロ」と書いたが、
「政府に対する」が正しいということでまるっぽ削って訂正した。
でも漢民族が政府やってるわかやからこの辺も書き方が難しいわのう・・・(>_<)
まあ色々書きづらい問題もあるが、ウィグル問題が中国の火薬庫のひとつであることは間違いなかろう・・・
特集:中国の火薬庫 ウイグル
中国の「火薬庫」は香港にあらず - ロイター
そんな中で「ロック」で平和を・・・などと思ってみても、いつも無力感に苛まれて落ち込んでしまう。
何せこの街で漢民族のバンド(メンバーには回族も日本人もいるが)を見に来るオーディエンスにはウィグル族はほとんどいないのだ(>_<)
内モンゴル自治区では明らかにモンゴル族というオーディエンスも多いのになぁ・・・
多民族国家マレーシアでは、Wingのコンサートなどでマレーシア行った時、マレー系の友人にそのコンサートのことを言っても、
「チャイニーズのコンサートの情報は全くわかんないからなぁ・・・」
と言われた。
中華系の人は中華系の音楽しか聞かないし、
マレー系の人はマレー系の音楽しか聞かないんだと・・・
まあおそらくここ新疆ウィグル自治区でも、ウィグル族はウィグル族の音楽しか聞かないのだろう・・・
その点、昔存在した「阿凡提(AFanTi)」というバンドは革新的だった。
北京のミュージシャンに連れられて彼らが演奏する新疆ウィグル料理屋に行ったのだが、
そのダンサブルなリズムと民族的なメロディー、そして心地よいウィグル語の響きが素晴らしくて何度もその店に通ったものだ。
特筆すべきは、漢民族である私の友人たちがみんなそのウィグル語の曲を覚えて歌っているのだ!(◎_◎;)
・・・ロックやなぁ・・・
沖縄の言葉で歌う喜納昌吉の歌を我々ヤマトンチュの人々が覚えて歌うみたいな・・・
(沖縄問題やアイヌ問題に触れるとまた香ばしいのが出て来るかもわからんが・・・もうあなた達私の書き込み見ないで!!(涙))
兎にも角にも、この私がどれだけ頑張ってドラムで世界平和を叫ぼうが、
そのウィグル族が見に来ないのだからどうやってもそこには届かない(>_<)
まあそれでも届け!!とばかりドラムを叩く!!
吐きぞうなのは出番前にこれを食ったから(笑)
「食い物は文化」と言うが、この辺の食い物もすこぶる美味い!!
ウィグル族の友人たちも私の知り合いだけのことだが非常にいいヤツばかりである。
まあそうではないテロ組織のウィグル人もいるのだろう・・・
実際に見たことはないけれども、中国政府もウィグル族相手に色んな無法なこともしているらしい・・・
こんなところでドラム叩いたってどうなるもんではないが、
まあ香港も含めて、火薬庫が爆発することなく平和になれることを心から祈りながら今日もドラムを叩くぞ・・・