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2019年5月14日

布衣2019年春のツアーを振り返って

今回のツアータイトルは「一甲子」。

これは十干(じっかん)という「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10個の並びと、
十二支(じゅうにし)の「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」のそれぞれの最初「甲」と「子」の組み合わせは60年に一回であるということから、「Funky60歳記念ツアー!!」という意味合いがある(らしい)・・・

オフィシャルサイトからの回顧レポートによると、


《一甲子》巡演首轮36站半程回顾记,
(ツアーの最初の半分、36箇所を振り返るよ)

24载布衣,60甲子鼓魂,
(結成24周年の布衣、60歳のドラムスピリッツ)

50/70/80/90后,
(50年代生まれ、70年代生まれ、80年代生まれ、90年代生まれ)

9人布队,4万公里摇滚取经路,走着
(9人のメンバーが4万キロのロックの道を行くよ)


・・・4万キロ!(◎_◎;)・・・って地球一周??・・・
・・・って実はこれは秋のツアーと合わせての走行距離で、春の36箇所ではだいたい半周だとか・・・それでも凄いのう・・・

布衣は現在では中国のバンドの中で一番多くツアーを廻っているバンドらしい。

動員数ではまだまだこれを上回るバンドはあるが、
そんなバンドはもうこんなに細かくツアーを回らない。
大きな会場ばかりをピックアップして、必然的に本数は減ってゆく・・・

LaoWuと最初に出会った頃から、飲めば
「バンドはなぁ、ライブやで!!ツアーやで!!」
と言ってた私の影響をモロに受けていると言えよう(笑)

今では大ロックスターとなっている、友人の謝天笑が、LaoWuにこうアドバイスしてたのを聞いたことがある。

「ライブハウスもなぁ、選ばなきゃダメだよ。
アンダーグラウンドなとこに出演してたらいつまで経ってもアンダーグラウンド。
バンドが大きくなったらそれにつれて大きなところでやって箔を付けなきゃ」

いわゆる自らを「ブランド」にしていって大きくなってゆく手法だが、
LaoWuはそれを一喝してそれからもアンダーグラウンドな小屋を回り続けている。

「あんな田舎街のライブハウスなんてちゃんと演奏出来るの?」
という街に行って演奏して、
「布衣がライブやったらしいぜ」
ということで他のバンドも「じゃあやってみるか」になる。

つまりは「先駆者」である。

想像だが、小さな街のオーナーからしてみたら、
メシ奢るから、ホテル代ぐらい出してやるからというわけかも知れない。

ブッキングはまことに巧妙で、
そういう小さな街は平日にブッキング、
週末は動員力が見込める大きな街をうまくブッキングしている。

3月15日(金)広東省珠海
3月16日(土)広東省広州
3月17日(日)広東省深圳
3月18-19日:移動日、現地オフ
3月20日(水)広東省东莞

(ブログ記「布衣2019年春のツアー広東省」)
エピソード:ここでライブ前に広東メシ満腹食って終演後に吐く(>_<)
それ以降ライブ前には食わない!!

ライブ終了後にそのまま空港へ三亜まで飛ぶのではなく海口まで飛んで列車移動

3月22日(金)海南省三亚(飛行機移動)
3月23日(土)海南省海口

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー海南省」)

3月24日(日)福建省福州(飛行機移動)
3月25-26日:移動日、現地オフ(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
3月27日(水)福建省厦门

(ブログ記事:「布衣2019年春のツアー福建省」)

3月28日:移動日
3月29日(金) 江西省赣州
3月30日(土)江西省南昌

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー江西省」)

3月31日(日)浙江省温州
4月1日:移動日
4月2日(火)安徽省黄山

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー浙江省と安徽省黄山」)

4月3日:移動日
4月4日(木)浙江省杭州(ブログ記事はこの中に)
4月5日(金)上海

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー上海」)

4月6日(土)江蘇省无锡
4月7日(日)江蘇省苏州

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー江蘇省」)

4月8日:移動日

4月9日(火)安徽省銅陵
4月10日(水)安徽省芜湖
4月11日:移動日(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
4月12日(金)安徽省安庆
4月13日(土)安徽省合肥
4月14日(日)安徽省六安
4月15-16日:移動日、現地オフ
4月17日 安徽省淮南

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー安徽省」)

4月18日:移動日
4月19日(金)河南省开封
4月20日(土)河南省新乡
4月21日(日)河南省安阳

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河南省」)

4月22-23日:移動日、現地オフ
4月24日(水)山东省临沂
4月25日:移動日(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
4月26日(金)山东省青岛
4月27日(土)山东省济南
4月28日(日)山东省淄博

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー山東省」)

4月29-5月2日:移動日、現地オフ
5月3日(金)黑龙江省哈尔滨

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー黒竜江省ハルビン」)

5月4日(土)辽宁省沈阳
5月5日 吉林 长春

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー遼寧省「瀋陽」と吉林省「長春」」)

5月6-7日:移動日、現地オフ
5月8日(水)河北省沧州

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河北省「沧州」」)

5月7日:移動日
5月10日(金)河南省郑州
5月11日(土)天津
5月12日(日)辽宁省大连

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河南省「鄭州」、天津、遼寧省「大連」」)


いや〜非常にうまく組まれている・・・
飛行機移動は海南島に渡る2本だけで、あとは全部列車移動!!

ちなみに海南島には橋とかトンネルで大陸と繋がってるわけではなく、
列車移動だとそのまま列車がフェリーに積み込まれて渡るらしい!(◎_◎;)

乗ってみたいのう・・・
(と言ったらアホかと言われた(笑)列車に缶詰で蒸し暑いらしい)


さてこのように上手いことツアーを組んでるので、9人の大所帯で廻っても何とか赤字にならずに廻れているのであろう。

中国のツアーと日本のツアーの相違点!!

中国の不利な部分、それはチケット代が圧倒的に安いこと(>_<)
日本だと5千円や6千円もザラだが、中国では200元(3千円ほど)もしたら学生にはもう手が出ないだろう・・・

布衣のチケット代は100元(1500円)前後。
この収入だけで全ての経費を賄い、
政府への楽曲の申請(なんと有料!(◎_◎;))や、Webでの宣伝費なども支払わねばならない・・・

でも中国のよいところは、交通費が圧倒的に安い!!

高速鉄道はだいたい1分乗ってる距離だと1元ぐらいの目処だと言われているが、
東京大阪が2時間だとすると中国だと120元(2000円)!(◎_◎;)

中国の高速鉄道は時速300km以上出るので厳密に正しくはないが、
1万円以上する日本の新幹線よりは格段と安いことに間違いはなかろう・・・

あとホテル代。
日本は「おひとり様おいくら」という世界でも珍しい料金設定で、
中国や諸外国のように「ひと部屋いくら」ではない。

私は「敬老精神」でひとり部屋を取ってもらってるが、
他のスタッフ、メンバーは全員ツイン部屋。
つまり9人いても部屋数は5部屋ですむ。

そしてホテル代が田舎に行けば絶対的に安い!!
ひと部屋2000円程度のもあった!(◎_◎;)


私的にはホテルが会場のすぐ近くにあるというのは非常に助かる!!

まず移動は、乗り打ちの場合、朝早く出発して昼ごろ着くように乗車券をブッキングしているようだ・・・

着いてメシ!!その後に昼寝!!(笑)

いやいや、この「シエスタ」っつうのが非常に助かるのだよ!!

その後、いつもだいたい3時頃からスタッフが会場入りするのだが、
私はドラムのチューニングがあるので一緒に入る。

4時頃メンバーがやって来て、
サウンドチェックはもう毎日やってる曲だから決まった2曲しかやらん。

5時にはホテルに戻ってまたごろごろ・・・これがいいのよ!!
中国のライブは(ってアメリカもそうで日本が早すぎる)だいたい8時半頃始まるので、
疲れている時とかはまたここで仮眠!!

長い列車移動も、iPadで映画を何本か見てればいいし、
飛行機と違って自由に立ち上がって車内をうろうろ出来る。

何より、飛行機は欠航という恐ろしい罠が待ち構えているので列車移動の方が確実である。

それもこれも中国の高速鉄道網が今ではこんなに網の目のように張り巡らされているから出来ることである。

中国高速鉄道網

春のツアーは南の方から東北の方まで廻ったわけだが、
秋のツアーでは今度は内陸部の西北を廻る・・・

移動距離がハンパないのよね〜地球半周以上するかも〜(笑)

今回の移動Map!!(直線距離で書いてるけど実際は色んな乗り換えで移動した)

BuYiTourMap2019Spring.jpg

日本の大きさと比べたらこんな感じ〜

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