
2016年10月29日
スケジューリング崩壊の男
全くもってどうしてこんなことが起こるのかわからない!!(>_<)
今日10月28日と29日はカレンダーに「爽子上海」と書かれているではないか・・・
日にちが近づいて来たら
「ぼちぼちリハをやりましょうか」
と連絡が回るだろうと思ってたらそれがさっぱり回って来ないので当の爽子に問い合わせてみた・・・
「え?月末にはライブはありませんよ・・・」
え?!(◎_◎;)・・・
月の間違いかとも思ったが、
月が変わればこんなにすぽっと週末になるのも難しいしまさか月違いではないと思うのだが・・・
中国ではWeChatというLINEのようなアプリでスケジュールのやり取りからギャラの振込から全てが成されるので、
過去の爽子とのやり取りを調べてみるがこれに関するやり取りが全然見つからない・・・
ワシのこのスケジュール入れたの誰〜?・・・
いや、書き入れたのは紛れもなくワシ自身ぢゃが、
問題は誰からこのスケジュールをブッキングされたのかということである・・・
爽子と言えばバンドのキーボードはあのデブだし、
まあ他の仕事もあいつと一緒な場合が多いのでとりあえずヤツに聞いてみる・・・
「あ、それ僕です・・・張墙という歌手だったんですが、別の人に決まりました」
(>_<)・・・なぜ早くそれを言わん・・・
・・・ってか週末にスケジュールをこんだけ長く押さえてたら、
毎週末に何十本もの音楽イベントが行われているこの国でこのスケジュールのために何本仕事を失ったかわからんぞ・・・(涙)
っていうかこいつ・・・
仕事詰め込み過ぎてスケジュール管理ぐちゃぐちゃ過ぎ!!(>_<)
先日もFunky末吉Trioのライブ、
「え?今日ライブなんですか?僕聞いてませんよ」
と抜かすのでWeChatでのやり取りをスクショして送りつけてやった!!
そうそう、今後はスケジュールに書き入れる時にその時のやり取りまで書き入れるのぢゃ、そうすればその仕事の発注元をすぐに検索出来るようになる・・・
しかし問題はこのぽこんと空いたスケジュールをどうするかである・・・
止まったら死ぬでぇ〜動いてなかったら死んでしまう・・・
ところで冬になるといろんな動物は基本的に活動量が落ちるらしい・・・
いやぁ・・・それにしても北京は近頃まためっきり寒い・・・
ワシには珍しく「休みたい」とか思うというのは、
歳のせいだというよりはひょっとして基本的に活動量が落ちて来ているのかも知れない・・・
月で暦を作ってた旧暦というのは実は本当にうまく出来ているらしく、
旧暦で春節を過ぎると暖かくなるし、
中秋の名月を過ぎた頃からほんといきなり寒くなる。
冬はマイナス15度、夏は40度、春は黄砂が吹き荒れ、秋だけが良い季節なのに1週間ぐらいですぐ冬になってしまうのだ・・・
全くもって夏生まれの南国育ちが何を好き好んで北京だの八王子だの・・・(>_<)
寒いと肉体の動きが鈍くなるだけでなく、
どうやら脳の働きや精神状態にも大きな影響が出るようだ。
一番よくないのが寒いと「悲観的」になること・・・
その昔、借金で首が回らなくなった時にタイに行って、
足裏マッサージなどしながら
「ま、何とかなるか・・・(笑)」
となって本当に何とかなったことがある。
そうよ、暖かいところにいるときっと人間は「楽観的」になるのよ・・・
・・・ということでちょちょいとチケットを検索してみる・・・
安い!!!(◎_◎;)
2万円ちょいで往復出来るのな・・・
ちょいと夜行バスで高知まで行って来るわ〜みたいなもんではないか・・・
このアレンジ
https://www.funkyblog.jp/2016/10/post_1153.html
の仕事が終わったら自分へのご褒美にポチっとしようかな・・・
などと思いながら、気がついたらまだ終わってないのにポチッ!!(笑)
いや〜アレンジ料だけもらって歌入れやミックスダウンまで付き合ってらんないでしょう・・・
後は任せるから〜というわけで「一泊一日」の弾丸ツアー!!
そして出発の前日、デブと一緒に唐朝老五(TangChaoLaoWu)のリハーサル!!
11月19日上海中国ロック30年の歴史コンサート唐朝老五のリハーサル!! 超高速のツーバスがあるのでX.Y.Z.→Aモードで上半身裸で叩いてます!! - Spherical Image - RICOH THETA
もうね、リハの初日だったけど汗だくでドラム叩いた甲斐があって、
「リハーサルそんなにたくさん要らないよね、どれかキャンセルして休みにしよう」
ということになった\(^o^)/
そうするとすかさずデブ・・・
「あ、僕30日は地方でコンサートがあってリハに参加出来ないのでこの日をキャンセルにしましょう」
・・・ってあーた!!またダブルブッキングしとるやないかい!!(>_<)
姑息なこいつのこと、言い出すに言い出せなかったと見えて、
このチャンスにここぞとばかりダブルブッキングを解消する(笑)
そしてふとWeChatに目をやると・・・
とある別仕事のWeChatのグループ・・・
ミーティングのスケジュールのについてヤツのこんな発言・・・
「11月31日のミーティングなんですけど・・・
僕はその日外地でコンサートがあるので参加出来ません」
またかい!!!(◎_◎;)
前回のミーティングの時に「31日なら空いてます」と言ってたではないか!!
なんで参加出来んのを「出来る」と言ってスケジュールを入れる?!!(>_<)
・・・ということは・・・
30日と31日の仕事がなくなったということは・・・
ワシ別にこんな弾丸で帰らんでもええやん・・・
というわけでタイ!!
11月1日にはリハが3つとミーティングがひとつ入っているが・・・
まあギリギリまでゆっくりするとしよう・・・
Posted by ファンキー末吉 at:01:39 | 固定リンク
2016年10月24日
全中国ひとりドラムツアー2016年 山東省「淄博」
淄博(ZiBo)は2度目、最初はどう読むのかもわからなかったがもう読める!!(笑)
前回「サングラスをかけたチンピラのような人」などと書いてしまった沈老師が今回も迎えに来てくれた。
今回びっくりしたのは人相ではなくファッション!!(笑)
いや、この写真はこの日の打ち上げの時の写真だが、
これにブレーザーを羽織って駅に迎えに来た時にはつい
「なんでスーパーマン?」
と首を傾げてしまった・・・
実はわけがあるのよ・・・後ほど書きましょう・・・
さて今回は初日がドラム教室、翌日はコンサートということで、
とりあえず会場に行ったらこんな感じ・・・
前回からひとりドラム演奏とドラム教室がパックになっているのだが、まあ
「大先生にドラム教わることが出来るよ、凄いよ」
ってな感じだろうが、子供がほとんどでそれにちょっと叩ける若者も混じってて、
レベルはまちまちだわ人数はいっぱいだわでどこをターゲットにしていいやらわからん(>_<)
初心者用に教えてると叩ける人は飽きちゃうし、
高度なことを教えると初心者が飽きちゃう。
それなのにこの沈老師、半分ぐらい初級者用の講義をしてたらいきなり
「Funkyさん、さっき叩いた7拍子を教えて下さい」
ってあーた・・・初級者には無理よ(>_<)
まあ最高責任者がそう言うんだから仕方がない!!
いきなり初級者を置いてけぼりにして高度なクリニック!!(笑)
いやね、でもどうせ初心者は飽きるのよ・・・
次から初級は初級でやるとして、
まずは初級から高度なのまで全部教えるだけ教えて各人ひとりずつ叩かせる時に自分のレベルに合わせて選ばせたらどうかなぁ・・・
などと考えながら2時間の講義終了!!
お決まりの写真だのサインだの・・・
今日はドラム教室なのですが、始まる前から写真大会でチューニングとセッティングが進みません!!(笑) #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
ちなみに「360度カメラ」たるのもをゲットしたので、この写真はクリックしたらぐるり360度見れる(はず)・・・
でもまあサインなんてたかだかこの日は数十人なんでよいが、
多い時は1000人以上が押しかけて来るんでどうしようもない(>_<)
しかも並ばないし(笑)
さてこの日は仕事はこれで終わり!!
手ぐすね引いて用意されてた打ち上げへ〜
(これはその360度が動画で見れる・・・はず)
見れない方はこちらへ〜
いや〜このブログは自分が過去に行った土地を記録するためのものでもあるんだけど、
その土地土地の美食も記録するものでもあるということで、
この日の料理を少々UPしてみようと思う。
まず山東省と言えば蝉の唐揚げがインパクトがあったが、
思い起こせばザリガニもよく出されてた記憶がある・・・
この店はザリガニの名店で、いや〜ここのザリガニも美味かった!!
もともとザリガニにはそんなに味が豊かなわけではない。
それを強引に調味料で味付けして美味しく食うわけぢゃが、
そのタレに麺をつけて食べたら美味いに決まってるだろうというわけで「龍蝦麺(LongXiaMian)というのがあるのだが、この店のはこれがまた美味かった!!
まあ難を言わせてもらうと、
ザリガニなんか苦労して殻むいて、
苦労して苦労して食べるところなんかほんのこれっぽっちなんだから、
何の苦労もせずにそれと同じ味を麺で食えるのだから「これでええんちゃうん!!」ってなもんである(笑)
ところが時間軸は前後するが、次の打ち上げで
「じゃあ龍蝦麺だけいきまひょか」
というわけで、そのタレに麺を入れたのだけが出て来た。
まあ物理的に味は全く同じなんだけど何か違うのよね・・・
やっぱ苦労して苦労して殻むいて、
その時に殻にこびりついたタレも食するわけだし、
そのパフォーマンス全部をひっくるめてザリガニなのな・・・(深い)
そしてこの店の新製品!!揚げザリガニ!!
これは特別に殻の薄い種類のザリガニを料理するもので、
この日もこれで売り切れ!!珍しい料理です・・・
味はまあ言うならばサワガニを食ってるようなものなのだが、
フライドポテトとケチャップが今までない味わいで美味かった!!
さて次の日はご家族と一緒に昼から鍋なのだが、
中国人の接待にかける意気込みと、
大事な客人は家族ぐるみだという心意気を感じた昼食であった・・・
(昼からこれは少しヘビー・・・笑)
夜飲んで〜 朝起きてすぐ〜 火鍋なう〜 大事な友人には家族ぐるみでお付き合いするのが中国的・・・って8年前に一回会ったっきりの老師なのですが・・・(笑) - Spherical Image - RICOH THETA
さてそれから会場に行ってセッティング!!
着いたら子供達がゲネプロをやっていた・・・
360度動画〜見れない方はこちらへ〜
(注:音量注意!!360度カメラはマイクの感度が高すぎてドラムの音など爆音になってしまう・・・)
ステージ後方のスクリーンにはデカデカとロゴが・・・
いやぁ・・・スーパーマンは今回のイベントのロゴだったんですね・・・(苦笑)
今回出演した400人の出演者は色とりどりのこのTシャツを着ている・・・
いや〜・・・ドラム一生懸命に頑張って超人(スーパーマン)になって人間を超えるんだと・・・
あかんやろ(>_<)
スーパーマンのロゴに天使の羽がついとるし・・・
そもそもスーパーマンって他の人間が作ったロゴやし・・・(笑)
まあ何じゃかんじゃで本番!!
まあこの日のトラブルとしては、
そもそもこの舞台は昇降式になっていて、
ワシの演奏が始まったら下からせり出して登場ということになっていたのだが、
それだと電源ケーブルを這わせると危険なので全部をワイヤレスにしたい、と・・・
まあワシのシステムは現在はマーシャルスマホだけなので電源は要らんが、
それをミキサー卓につなぐのにはケーブルが必要である。
「昨日のようにサブミキサーがあればいいのね」
ということになるがサブミキサーには電源が必要である。
すったもんだして昇降はやめてもらって電源を引いたが、
今度はドラムのマイクと伴奏の音も全部そのミキサーに突っ込もうとする(>_<)
前回の永康(YongKang)でもそうだったが、
これをやられるとPA卓の方で一切バランスが取れないので一生懸命説得してやめてもらい、結局はワイヤレスマイク3本でドラムを集音、ミキサーには伴奏の音源だけを突っ込むことに相成った。
まあ毎度こんなことになる原因には、
ドラムからの多数のマイクをそれぞれ会場のPA卓につなぐための長いケーブルがそんなにたくさんないことなのよね・・・
ドラムのイベントは音楽イベントではあるけれども、
コンサートとは思ってないので発注するPA屋さんにその意識がないのよね・・・(>_<)
まあこれも経験値が上がってゆけばどんどん改善されるでしょう・・・
2度目の淄博(ZiBo)、沈老師との友好も深めたし、
なかなか神がかりなドラムが叩けたと思う・・・(笑)
Posted by ファンキー末吉 at:19:16 | 固定リンク
2016年10月19日
キャンピングカー
放浪癖のあるワシのこと、
「キャンピングカー」などと言われたら食指が動くのは仕方のないことである・・・
元々はと言えばFacebookでこの記事を読んでから何となくムラムラとは来てたのだが、
いかんせん今の経済状態では200万円とかはワシにとっては天文学的な数字である・・・(>_<)
そんな中、高知の親戚がキャンピングカーを持ってて使ってなかったことを思い出した!!
「もし乗るんやったらお金はいくらでもえぃけんど、その代わり車検取らないかんけんど〜」
ということは「車検代だけでキャンピングカーが手に入る」ということではないか!!(笑)
しかし問題は高知からこのキャンピングカーを東京まで持って来ることである・・・
そこでまた思い出した!!
高知のライブハウス「X-pt.」が今年20周年で、
オーナーの西岡さんから
「末吉さん、何かやりませんか」
と言われていたではないか!!!
ワシはこのイベント
があるので12月3日には東京にいる。
「その前に高知で何かやらせてもらえませんか〜」
と言ったら
「11月29日でよかったら何かセッション組みましょうか〜」
となったので、それ幸いと共に高知から東京に上ってゆくツアーを組めないかとSNSで声をかけてみる・・・
すると何とありがたいことに
11月30日:岡山「ファンキー末吉と遊ぼう!!飲もう」
12月1日:神戸「西野やすしセッション」
12月2日:大阪ひとりドラム
と組んでくれた!!
そして12月4日のTOセッション終了後には更に
12月5日には新宿ディスクユニオンにてこれ!!
12月6日には新横浜New Side Beach、
12月7日には高円寺Rootsにてイベントを組んでくれた!!
(現在のところ詳細未定・・・わかり次第UPします)
ありがたやありがたや・・・
ところでそうなって来ると北京からの渡航チケットを押さえねばならない・・・
初日に高知に行くとすると関空往復か・・・
すると帰りも当然関空発になるなぁ・・・
というわけで12月8日に東京から関空までの間で何かブッキング出来んか・・・
と思ったら名古屋のBreath
が手を上げてくれた!!
(詳細は発表され次第更新します)
というわけで12月8日に名古屋やって12月9日に関空から北京に戻ればよい・・・
うーむ・・・そうすると乗って行ったキャンピングカーはどうする?
そもそもは東京は八王子に家があるわけで、
関空近辺か名古屋空港近辺に安い駐車場でも借りておけば、
将来はどの空港に降り立っても家があるようなもんじゃぞ!!
・・・というわけでまず関空近辺に駐車場を探す・・・
関空に勤めているX.Y.Z.→Aのファンがいたことを思い出して、
「お前んちの近所に駐車場借りて、普段はそこに置いといてワシが来日する時に職場まで乗って来てや〜」
とか言ってたがさすがに負担が大きいのか「無理〜」(笑)
関空から加古川までリムジンが出ていることを思い出して三井はんに駐車場借りてもらって管理してもらおうかと思ったら・・・
「アホか!!」(笑)
ほな関空は諦めて名古屋空港かな・・・
というわけで豊橋の小手先晃さんに連絡してみると、
「じゃあタダで預かってくれる人探します」
とのこと\(^o^)/
いや〜持つべきものは友達ですなぁ・・・
要は最終日の名古屋終わったら取りあえずキャンピングカーを豊橋に預けて関空まで行けばよい。
次の来日を名古屋空港からにすればまたそれ乗って東京までライブやりながらのんびり帰ればいいではないか!!
いや〜夢膨らむなぁ・・・
というわけで渡航チケットも押さえた!!
物販も車で運べるわけだから多めに高知に送った!!
あとは名義変更とか車庫証明とかいろんな手続きを今回の来日の間に全部終わらせてなければ、高知に着いた途端にそれを乗ってツアーに出ることが出来ない・・・
「僕の友達が車屋さんやりゆうからそいつが全部やってくれるきぃ」
と言うので、
「じゃあそいつから連絡させてや」
ということで車庫証明も住民票も取り寄せて連絡を待つがなかなか連絡が来ない・・・
最終的に親戚の方から連絡があって、
「いつ壊れるかわからんき、やめといたがマシ!!」
え?!!(◎_◎;)
「車屋さんもメンテや維持費にいくらかかるかわからんき絶対やめといたがマシ言いゆうきぃ」
え?!!(◎_◎;)
プロの車屋さんが「やめといたがマシ」と言う車って・・・
まあ安く手に入れるんだから少々維持費がかかっても仕方ないとは思えるが、
ツアーの途中にぶっ壊れてツアー中止になる可能性が高いんだったらそりゃ困るわのう・・・
「今では軽の安いキャンピングカーがなんぼでもあるきぃ、そっち買うた方がなんぼか安う上がるわね」
降り出しに戻る・・・(>_<)
というわけでこれらを購入出来るか丸いち日かけて検討するが・・・
男の300回払いが通用する歳でもないし・・・無理!!(>_<)
というわけで泣く泣く・・・ほんと泣いて泣いてキャンピングカーは断念(涙)
山ほどの物販を持って高知から陸路でライブやりながら東京に戻ります(号泣)
皆さん、お近くの人はライブ来て物販買って少しでも軽くしてや〜(涙)(涙)
11月29日:高知X-pt.
11月30日:岡山CRAZYMAMA KINGDOM
12月1日:神戸Blues Land James
12月2日:大阪日本ぶどう館
12月3、4日:渋谷 DESEO
12月5日:新宿ディスクユニオン
12月6日:新横浜New Side Beach
12月7日:高円寺Roots
12月8日:名古屋Breath
こんなにキレイに組めたのに〜こんなにキレイに組めたのに〜(涙)
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2016年10月12日
またもや中国ロック界を騒がすインタビュー記事
目が覚めたらまた微信(WeChat)でこんな記事がいっぱいいっぱいリツイートされている。
这个日本人亲身经历了黄家驹的离世,见证了中国摇滚26年,如今却待在中国不愿离开
(この日本人は黄家駒の死を経て中国ロックの26年を見届け、今も中国にいて離れたくないと思っている)
自分の記事がネットを騒がすことはよくあったが、これはちょっと大きいな・・・
ちょいとここに残しておこうと思う・・・
不得不说,日本的大仙儿太多了。但要科普的话,滚君最先想到的不是什么大牌乐队,而是常年混迹在中国的"怪蜀黍"Funky末吉。
(言うまでもなく、日本には大仙人はたくさんいるけれども、一番伝えるべきだと私が思うのはどんなビッグなバンドよりも、この長年中国にいる「変なおじさん」Funky末吉であろう)
最近のネット言葉「怪蜀黍(変なおじさん)」で始まるこの長い長い文章は、
その膨大な取材力と筆者の思い入れと共に、
読み進むにつれて、本当にこの変なおじさんが中国ロックと共に長く生き、尻尾が8つに分かれた妖怪となってこの世に存在しているかの印象を受けるようになって来る(笑)
很多朋友都见识过他的鼓技
(たくさんの友人たちは彼のドラムの技術は目にしたことがあるだろう)
ということで紹介されているのが許魏(Xu Wei)の楽曲と伝説のコンサートでの鼓三儿とのドラムバトルの映像(ワシ・・・ほとんど写ってないがな・・・笑)
その後鼓三儿も死んでしまったのでこの映像も伝説化してしまってるなぁ・・・
そしてどこから拾って来たのかX.Y.Z.→Aのアー写を爆風スランプとして紹介してるのはご愛嬌として、Funky末吉が90年から黒豹やBEYONDと出会った話が始まってゆく・・・
そしてこのインタビュー映像となるのだが・・・
愛ちゃんの結婚インタビューの中国語に比べたらワシの中国語・・・ヘタやな(>_<)
ある日香港からインタビューさせてくれと言われて、
微信(WeChat)の無料音声通話で寝っ転がって話していた記憶があるが・・・
こんな風に使われていたのね(笑)
この写真なんかどこから探して来たんやろ・・・
WINGおらんし・・・喜多郎さんおるし・・・(笑)
そしてここからが不思議なのだが、
他曾家日本的高知新闻上连载过几期他与Beyond的故事,其中就详细描述了家驹去世时的场景
(彼は日本の高知新聞での連載においてBEYONDの話や、その中には家駒がこの世を去る時の場景について書かれてある)
高知新聞の連載を香港で入手したのか?!!!(◎_◎;)
そしてその文章を中国語に訳している・・・
新聞の写真まであるし・・・(驚)
まあその内容は私の自叙伝に書いたのと同じなのでここでは割愛するが、
日本人に向けて日本語で書かれた本がこうして中国語で紹介されるのは初めてのことで、
それがやはり中国人にとってはインパクトがかなり大きかったのだろうと思う・・・
世界中の中華圏では知らない人はいない日本では全く無名なロッカーがその日本で死んでゆく・・・
その無念さ、無力感、絶望感・・・
それを胸に抱いて亜州鼓魂というアルバムを作り、
そしてその中の家駒への追悼曲「Memories」の音源が紹介される・・・
なんかねぇ・・・この中国語の文章を読んでるうちにいろんなことが思い出されて来て胸が熱くなった。
ワシが絶望したのは「人が死ぬ」ということではない。
この高知新聞のタイトルでも書かれているように、
「無名は価値がないのか?」
ということなのである。
まあいわゆる「芸能界」というところの価値観とこの日に「決別」したのであろう・・・
そして中国に渡って、この新しい「仲間たち」と新しい価値観を求めて戦って来た。
Funky和中国一代最朝气、最热血的年轻人一起变老,也见证了中国摇滚乐的兴衰和发展
(Funkyは中国のあの輝ける世代、最もエネルギッシュな若者と一緒に年を取り、そして中国ロックの繁栄と衰退を見届けて来た)
そして最後には当時のステージ衣装であった毛沢東のTシャツ、
つまり「毛沢東を背負って」ドラムを叩く写真が紹介されている。
まさしく「怪蜀黍(変なおじさん)」(笑)
この記事は黄家駒を中心に綴られていてあまりにも「伝説」っぽ過ぎて、
「何や俺・・・もうすぐ死ぬんちゃうん?」
などと思ってしまうが、
このまま生き続けてドラムを叩き続ければきっと尻尾が8つに分かれて「怪蜀黍(変なおじさん)」が更にもっと怪物化してゆくことだろう・・・
人間を超えるぞ(笑)
日本では自分のインタビュー記事なんか破って捨ててしまいたいものばっかりだったが、
大きな情熱でこの記事をまとめて下さった著者に敬意と感謝を捧げます。
どうもありがとう・・・
Posted by ファンキー末吉 at:06:59 | 固定リンク
2016年10月11日
Funky末吉Trio初の中国ツアー
まあ「Funky末吉和他的朋友们」と銘打ってはよくツアーを廻ってはいた・・・
ファンキー末吉定例ライブin天津
日本人の来ないライブ
北京定例ライブwith D-Drive
9連チャンの中国ツアー後半は江南地区5本
VoThM天津北京ライブ
寧夏回族自治区銀川ツアー3本
ところがその中でのひとつの「演目」でしかなかった「Funky末吉Trio」としてツアーを廻るのは初めてである。
そもそもはと言えば元布衣(BuYi)のマネージャーだった黄晨(Huang Chen)という女性がいつの間にやら雲南省の大理(DaLi)というところに引っ越していたということから話が始まる・・・
ワシも雲南省の麗江(LiJiang)というところには行ったことがあり、
そこも初めて行くワシにとってはそれこそ桃源郷のようなところで、
大理(DaLi)というところは更に皆が口を揃えて「もっと素晴らしいところだ」と言う・・・
そんな素晴らしい街に引っ越した彼女の友人がライブハウスを開き、
そこのオーナーがワシの事が大好きらしく
「是非来てライブをやってくれませんか」
というところから始まった。
さすがは元敏腕マネージャー、
「どうせだったらいろいろ1週間ぐらいツアー組んであげるから」
と言うのだが、
デブのキーボード張張(Zhang Zhang)が忙しくて4日間が限界だったので、
せめて大理(DaLi)では1日ぐらいゆっくりして下さいな・・・というわけで4日間3本のツアーを組んでくれたというわけだ。
結論から言うと飛行機移動でライブ3本では金銭的には赤字が出たのだが、
まあ「バンド」としては身のあるツアーだった。
何せリハーサルなどしないのだからツアーでもないとなかなか新曲とか仕上げるのは難しいし、連日ライブをやることになるのだから、北京定例ライブみたいに先月やった曲を思い出すので精一杯ということもなく、「バンドサウンド」というものが練られてよい。
結局、3連符の5つ取りと8つ取り(4つ取りに比べて数段難しい)を駆使したシャッフルの難曲と、昔モンモンという歌手に書いた曲を渋谷有希子に歌ってもらってレパートリーに加えることも出来た。
そして言わなければパッと聞いて誰もわからないことなのだろうが、
実は今までやっていたラテンの曲は、
「全てのリズムは2−3と3−2に分類出来る」
というラテンの偉い人の教えに従って、
今まで3−2で叩いていた曲もメロディー自体が2−3だったので叩き方を真逆に変えた!!
長年叩き慣れたものを根本から変更するって結構大変なのよね・・・
まあ新曲も含めて、メンバーの皆さんも北京に帰ってしばらく身体で熟成させれば、おそらく月末の北京でのライブの時にはもうばっちし身体に入っていることだろう・・・
まあツアーの赤字補填はそういう意味でも私がさせて頂いて、
本当に小額ですが些少のギャラを出させて頂いた・・・
もちろん毎日のご馳走はワシが奢る!!
まあそれは北京でもそうなので地方に出ても同じである(笑)
さてツアー初日は重慶!!
場所はなんとこのライブハウスだった・・・
看板も出さずに取り締まりといたちごっこで運営してた頃の話
引っ越してちゃんとしたライブハウスになっていた頃の話
そして今回もまた場所を引っ越していたこんなに素敵な店になっていた・・・
オーナーとまた記念撮影!!
いや〜一生懸命宣伝してくれたんやろうなぁ・・・
お客さんが70人も入っていてびっくりした!(◎_◎;)
自分名義で70人って日本でも集められへんでぇ・・・(驚)
ワシの中国での名声って日本より大きいんやなぁ・・・
こりゃひょっとしたらツアーもトントンで黒字が出るやも知れんぞ・・・
と思いながら打ち上げ!!
重慶火鍋は2度辛い!!(>_<)
・・・というわけで翌日はこんな感じ(笑)
大理(DaLi)のライブハウスがまた素敵な店だった・・・
きっと地元のロック好きの若者で運営してるんやろうなぁ・・・
とか想像しながら名物の「雲南コーヒー」を頂く!!
メンバーはみんな仮眠を取ると言うが、
ワシはこの大理(DaLi)の古城(GuCheng)と呼ばれる旧市街がとてもいい街並みだったので探索に出かけた。
「大理石」というのは実はこの街の名前から付けられたもので、
なるほど大理石関係の店や芸術品なども多い・・・
次の日はオフなのでまた探索しようと思ったら、
なんと偶然LuanShuも
大理(DaLi)に来ているということで合流!!
なるほど、西は雲南の山々、東は湖に挟まれた風光明媚な街並みを堪能させてもらいました・・・
ところで夜は古城(GuCheng)で飲もうということになり、
街をぶらぶらしながらお洒落な店に飛び込んで飲んだりしてたのだが、
生バンドが入っている店も多く、街を案内してくれた若い衆が言うには、
「凄いですよ、バンドやってる奴らみんなファンキーさんのこと知ってて、
見かけたらみんなびっくりして憧れの眼差しで見てるんですよ・・・」
「だったらライブに来い!!」
とまあ中指立てるわけでもなく、とりあえず大理(DaLi)は小さな街なのでその程度の動員で赤字(笑)
次の街、昆明(KunMing)へ向かう・・・
黄晨(Huang Chen)がブッキングしてくれた乗り合いタクシーに乗って行くのだが、
これがたっぷり5時間ほどかかってもうへとへと・・・
入り時間にも遅れて直接小屋に着いたら、
なんと懐かしい人がライブハウスの入り口でワシらを待っていた・・・
5年前、ここ昆明で一緒にコンサートをやった少数民族の歌手、高洪章(Gao HongZhang)である!!
不思議な人間である。
一緒に仕事をしたことのある歌手というのは数多いが、
この男だけは何故だか「懐かしい」というか、
「本当に時空を越えてやっとまた再会した」という気持ちになるから不思議である。
さっそくリハ後に夕飯をご馳走になった・・・
もちろんライブ前なので酒は飲めん・・・
何やら彼は電話でライブ後にワシが飲みたいと言っていた米酒を持って来いと誰かに指示していたようだ・・・
そして打ち上げ!!
自家製の米酒!!
これを持って来てくれたのは、
前回のコンサートの時に神鼓(ShenGu)という太鼓を叩いて神々と交信するというこの方!!
ブログの内容から少々引用してみよう・・・
---------------------------------------------
その後に出て来たこの民族パーカッション!!
名を「神鼓(Shen Gu)」と言う。
タイコに鈴が付いていて、
右手でそれを揺らして鈴を鳴らし、
左手でバチでタイコを叩く。
普段はこのように地べたに座って演奏するのだが、
最後のサビの繰り返しになると突然立ち上がって、
狂ったように踊りながら演奏するのだ!!
リハの時にそれを見た瞬間にワシは号泣!!
本番の時はワシの位置からは見えなかったが、
よく見える位置の張張が号泣!!
「ファンキーさん、あれはねぇ、神様と交信してるんだよ。
誰にもじゃま出来ない神との会話なんだよ!!」
それもそのはず、彼の職業はもう音楽というレベルを越えている!!
病気の人がいればそこに行って「神鼓(Shen Gu)」を叩き、
運気が悪い人がいればそこに行って「神鼓(Shen Gu)」を叩く。
神鼓奏者というのはもう音楽を越えて呪術師のレベルにいっているのだ。
宗教は人を救うために生まれ、
そして時には戦争を起こし、人を殺す。
ヘタな宗教をやるぐらいだったら、
楽器をつきつめて神と交信した方がよっぽど平和である!!
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もうね、この人たち、凄すぎるの!!(涙)
とりあえずこの高洪章(Gao HongZhang)のアルバムを全曲ここにUPするね!!
ところどころで聞こえるサックスのような楽器は実は「声」なのよ(驚)
もうね、次の雲南ツアーの時には彼らゲストで呼ぶことにするわ!!
途中のお歌のコーナーんとこで思う存分神々と交信して下さい!!(感涙)
というわけでアルコール度数10度で危険なほど酔っぱらう少数民族自家製の米酒でしこたま酔っ払ってツアーは終わった・・・
「大理(DaLi)に来るんだったらどうして予め連絡しない!!俺の故郷なのに!!」
と彼は言うが、張張(Zhang Zhang)は、
「そんなことしたら大変ですよ。もう昆明だけでこの歓待ぶりなんですよ。
彼は全ての仕事を休んでずーっと私たちを歓待し続けますから!!」
・・・そしてワシは次の日の朝一番で北京に帰ったが、
張張(Zhang Zhang)はチケットを変更してもう1日滞在して歓待を受けている(笑)
でもね、実は助かったのよ・・・
実はね、実はね・・・小屋にシンバル忘れたの(涙)
北京着いてから気付いてすぐに張張(Zhang Zhang)に連絡して取って来てもらった・・・
すまんのうすまんのう・・・次からはもうシンバル持って行かんし!!(そこかい)