
2015年10月 4日
フェスティバルのハシゴ〜重慶大足のB級グルメ
10月1日は中国の国慶節で、
ここから中国は黄金周(ゴールデンウィーク)という大型連休に入る。
当然ながら全国でロックフェスティバル等の音楽イベントがとても多い・・・
ワシが一番多くこれらイベントに出演してた頃はイベントばかり多くて出演バンドはどのイベントも同じだった(笑)
まあ今ではバンドも比べ物にならないほど多くなって来たのでそれなりに調和を保ってやっているようだが、
まあこんなものは順列組み合わせでしかないのだからぶつかる時は当然ぶつかる。
もともと決まっていた10月2日の「The Push 推乐队」の重慶でのイベント出演、
その前日の10月1日に元同じ院子に住んでいた李夏(Li Xia)の上海でのイベントが飛び込んで来た。
何でもドラマーが他のフェスティバルに出演のためドラムを叩いてくれというのだから、
まあミュージシャンはミュージシャンで相変わらずいろんなところ行ったり来たりしてるのね・・・という感じである。
李夏(Li Xia)とはこのイベントでも一緒に演奏してたので曲はお手の物なのだが、
あいにく体調が絶不調に悪い・・・
風邪を押して映画音楽(テレビドラマなのだがワシは敢えてこう言う)を作り続けているので完全にこじらせてしまっているのだ・・・
飛ぶやら飛ばないやらわからない飛行機にイベントの運命を委ねるのは誰でもイヤなもんだから、主催者は当然ながら全ての出演者を前乗りさせようとするが、
ワシは前日が北京でライブだったので仕方ない。
4時半に起きて朝一番に上海へ飛ぶ・・・(涙)
もうねぇ、風邪は寝てないと絶対に治らないの!!
なのにライブから帰って4時半までほとんど寝れなかったの!!(号泣)
「末吉がパンツを替えずに飛行機に乗ると必ず時間通りに飛ばない」
とまことしやかに都市伝説で言われている中、
ライブ後に風呂にも入らず着替えもせずにそのまま飛行機は時間通り飛んだ!!(驚)
いや、乗ったワシの方が驚いたんだから本当にびっくりである。
想像だにしなかったが時間通りに上海空港に着いて、
迎えに来た初対面の男の車に乗せられて指定されたホテルに向かう。
部屋はベースの亀仙と同じ部屋だというので行ってみたら・・・
呼び鈴を鳴らせど出んし、電話にも出ん(>_<)
掃除のおばちゃんに無理言ってやっと開けてもろたら・・・
あのねぇ・・・せっかく早く着いてちょっとでも休めると思ったら、
君って何もないのに昨日から入って酒飲んで酔いつぶれてるわけね・・・(>_<)
というわけで1時間も休めないうちに会場入り!!
この日は実は中国好声音のイベントで、
李夏(LiXia)はここに出演して有名になったのでこうして呼ばれたわけね・・・
・・・というわけでとっととドラム叩いて空港へ向かう・・・
しかし空港に着いた頃、もう風邪が悪化してしんどい・・・(>_<)
この日は重慶に移動さえすればいいのでいつもなら酒でも飲むところが、
しんどくて酒も飲む機にならなかったので軽く飯食ってフルーツジュース・・・
風邪薬も飲んだけどもうふらふらでやっと搭乗しました・・・
でもこの日ってもう既に3000kmぐらい移動してるのね・・・
重慶に着いたらまた迎えに来ている知らない人の車に乗せられて、
なんと会場は空港から120kmのところだというところで1時間以上車に揺られ、
これでホテル着いてゆっくり眠れると思ったら真夜中のリハだそうで・・・
結局終わったのは朝の4時半・・・
もう寒いし寝てないしで風邪は最悪・・・
そのまま本番までホテルで寝るだけ寝たおしました・・・
重慶のロックフェスティバルは前日は黒豹、
この日の推乐队の次は唐朝と馴染みの顔も多かったが、
もう体力がないのでイベント見る気にもならず早々に会場から立ち去りました。
それでもドラム叩いたので「メシ食いに行こう」という誘いに乗って街へ繰り出す。
でもまあこれが結構な田舎町で繁華街というものにはまるで無縁!!(笑)
やっと探し当てた屋台街でみんなが食べていたこの鍋!!重慶から来た運転手も見たことないと言う・・・
聞けば地元にしかない「鉄板焼」という食物らしい・・・
頼んでみると「焼き」というよりは盛り盛りに食用油を入れて煮立ったら既に辛く炒めた食材を放り込んで、ジュッという瞬間に白酒か何かをぶっかけて火を点ける!!!(◎_◎;)
「もうちょっと待て」と言われたがどうせ火が通っているのだからと味見!!メインは牛肉だがあまり辛くない!!イカの下足がなかなか美味・・・と思ったら時間が経つにつれて辛さが増して来る(>_<)そりゃそうだ、食材をラー油で煮詰めているのだ
続いて出て来たのが「霸王螺丝鸡」
まあ覇王の「ネジ鶏」・・・
「ネジ鶏」って何?・・・というのは食ってみればわかる!!
鶏のクズ肉、つまりネジのように小さい鶏肉をこの唐辛子で炒めるのだから味が染みて辛くないわけがない!!
癒しが必要ぢゃ〜
ふとよく食べている麻辣烫でうずらの卵が癒しになってたので追加食材としてオーダーしたが「うずらはないけど鶏の卵だったらあるよ」とのこと。
癒しを求めて頼んでみると生卵をそのまま放り込んだ!!(◎_◎;)
ラー油で生卵を煮ることなど今までの人生では一度もなかったのだが、白身がスパイスにまみれて膨らむのを辛さで飛んだ頭でぼーっと見ていた。
卵は半熟が美味いと思っているのだが中国は卵を生で食べる習慣がないのでじっくり煮る・・・つまり辛さも ・・・
風邪を引いててずるずるいってたのだが脳内麻薬で飛んでいるのでビール3本と唯一の癒しで白飯2杯行きました!!
風邪もこれでぶっ飛んだ!!・・・ことを願う