
2015年7月12日
全中国ひとりドラムツアー2015年 山東省「東平」本番
いや〜前夜は長かった割に本番はあっという間に終わるなぁ・・・(笑)
昨夜は10時ぐらいには酔い潰れていたので5時起き!!
朝飯食ってパソコン仕事して昼飯を食って会場視察!!
ああ野外なんやな、とこの時初めて知る(笑)
野外ステージの雰囲気が無錫のこの日の夜の部、
小畑秀光が飛び入りでひとりメタルをやった会場と似てたのでひとりで思い出し笑いしてた・・・
最近は「敬老精神」が進んで来たので、
「ではセッティングが出来たら呼びに行きますんでホテルで休んでて下さい」
ということなので会場チラ見だけしてホテルに帰った。
毎回ドラムのチューニングだけは心配で、
必ず30分は時間をかけてチューニングするのだが、
今回はスタッフとして宣藝兵が来ているので安心である。
今やこの男、北京最大の楽器レンタル会社の社長となってしまったが、
その昔はバンドのドラマーを経て、小さな楽器屋をやっていた。
一度訪ねてサインをしに行った記憶があるが、
畳何畳もないぐらいの狭い店舗で、それでも何百という数のドラムセットを売ったらしい・・・
「Funky、俺はなぁ、チューニングをやらせたら北京で一番上手いぞ!!
何せドラムセットなんてなぁ、
ちゃんとチューニングしてなければ誰も買わないんだ。
それをちゃんとチューニングしてやったらみんな"いい音だ"って言って買ってゆく。
だから毎回"絶対売れる"ようなチューニングにして何百ものドラムセットを売ったんだからな」
チューニングには一家言あるワシではあるが、
この言葉を聞いてからは彼がいる現場はチューニングは一切彼に任せることにしている・・・
セッティングもしてくれてチューニングもしてくれるんだから、
ドラマーとしてのワシは準備としてはやることがない!!
ホテルに帰ってゴロゴロしてたら呼びに来た。
「Funky〜・・・セッティングはばっちしなんだけど小さな問題が・・・」
ちょっとニヤニヤしながらそう言うのでまた何かの冗談かと思ってたら、
「夜は雨が降るかも知れないってよ・・・」
そう言えば野外でも何度もこの活動をやって来たが、
野外で雨が降ったことは一度もない。
「小さな問題ちゃうやん!!」
とかなり心配したが、夜になっても結局雨は降らずにイベント開始!!
まずは司会者が出て来て開会宣言をするのだが、
相変わらずその後ろにはワシのデカい顔が・・・(笑)
時代は変わるもんで、昔は大きな垂れ幕を毎回用意してたのだが、
今は液晶画面で映し出される・・・(ちょっと寂しい・・・笑)
司会者の開会宣言の前に共産党の偉い人などが挨拶をし、
やっと子供達のドラム演奏が始まるのだが、
なんと1曲目はヨーロッパの「ファイナルカウントダウン」!!
このギャップがこの国の面白さなのよね〜・・・(笑)
そして子供達の演目が続き、やっとワシの出番!!
オーディエンスはこんなに増えてました!(◎_◎;)
叩きます!!
叩きます!!
演奏終わって飛び出しでホテルに帰るのだが、
その時に印象的だったのが、
前日一緒にメシを食った地元のお偉いさんがステージ袖で目を白黒しているのな・・・(笑)
別に音楽は「勝った負けた」じゃないけど、
ドラムが上手いということはそれはそれで立派な「力」なんだな、と思った・・・
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