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2015年3月28日

深井克則 in SOMEDAY

JAZZ界には私の数多くの「師匠」がいるが、
深井さんは中でも「ラテン」というものを私に叩き込んでくれた師匠である。

自叙伝の中でも出てくるMemoriesという曲の共作者でもある。

深井さんがこのイントロとサビをつけてくれてこの曲が「JAZZ」になった。

キャンピングカーで一緒にツアーをやって、
まあ殴られまではしないが、怒鳴られたり叱られたりしながらワシを鍛えてくれた・・・

深井さんがいなかったら
今だに「ラテン」なんて叩くことなど出来なかっただろうし、
五星旗の「炎の靴」なんて曲も生まれることはなかっただろうし、
中国では「红舞鞋」なんて曲も生まれることもなく、
ワシがタダでMTVに引っ張り出されることもなく、
このアイドルが海南島に家を買うこともなかっただろう(笑)

そしてSOMEDAY!!

このJAZZクラブのマスターもワシをしごいてくれた。
この店がなかったらワシはJAZZなんぞ今だに叩くことはなかっただろうし、
和佐田が今のようにセッション狂いになることもなかっただろう・・・

嫌がる和佐田を誘って始めたブレッカーセッション。
それを見に来た当時日本で活動していたBEYONDの連中。

ボーカルの黄家駒は
「凄いよ、本当に凄い!!毎月やってるのか?次も必ず聞きに来るからな」
と言って帰らぬ人となった。

黄家駒が真っ白な世界で見てると思うからこそ、
今の今までこうしてドラムを叩き続けて来れたのかも知れない・・・

思えば中国のいろんなミュージシャンもここに連れて来た。
中国ロックの創始者「崔健(Cui Jian)」をはじめとして、
そのバンドのパーカッションの刘效松(Liu XiaoSong)や、
今では中国のJAZZマスターになってしまったサックスの刘元(Liu Yuan)
マダガスカル人のエディーのギターにはマスターも
「何やこいつ、むっちゃファンキーやなぁ」
と喜んでいた。

今では中国最高峰のJAZZピアニストとなった金佛(Jin Fo)は当時はまだそんなにJAZZが弾けなかったのを無理やりステージに上げて、
偉そうに人を引っ張り上げてるワシの方が全然叩けなくて恥をかいたりした・・・

そんな中国ロックにも縁が深いSOMEDAYで深井さんがライブをやる、
しかもこの日は中国からマグロ漁船のプロデューサー馬上又が来日する・・・

「バスにでも乗って八王子まで自力で来てや〜」
という段取りだったのだが、
彼もピアニストだし、深井さんのピアノを見て欲しいのもあり、
ワシ的には深井さんとドラムの岩瀬立飛さんというのを見たいというのもあり、
羽田まで迎えに行ってそのままSOMEDAYに連れて来た。

ブログなので勝手に偉そうに言わせてもらうと、
ここまでキャリアを積んだら別にロックでもJAZZでも「これは叩けんな」というものはない!!(キッパリ)

ところがこの岩瀬立飛さんという人はワシにとって「別格」なのだ。

音楽的に深いというか、
ワシやこーぞーさんなんかがどれだけしゃかりきに叩いたところで、
この師匠の足元というか手のひらにも乗ってない気がするような何かがあるのだ。

JAZZは(というより「音楽は」なのだが)一生勉強だというが、
この歳になってもやはり日々勉強である。

そんな中で数年前立飛さんのとあるコメントを見た。

国府弘子さんというピアニスト(これまたワシの師匠なのだが)の書き込みに対するコメントで、
JAZZにおけるインプロビゼーションの極意を書き込んでいてなるほどなと思った。

あまりに古いコメントなので探しきれなかったが、
確か国府さんが「たっぴーとやると自分が上手くなったように感じる」という発言に対して、
「インプロビゼーションというのは単にフレーズを受けてそれに答えるというだけではなく、
どのようなインプロビゼーションをさせるかということを考えて叩くからだよ」
と、上手く言えんがそのようなことを書かれていて目からウロコだったのを覚えている。

三好三吉さんと納浩一さんとのセッションの時
納さんが、
「ひとつのフレーズを入れる時には何らかのアクションがある」
というのを聞いて、
JAZZにおける「反射神経」というのは「運動能力」ではなく「経験値と知識」だと知った。

もちろんこの段階でワシはまたひとつ階段を上って上手くなっている。

そして立飛さんのコメントでまた新しいことを知り、そのプレイを三科かをりさんの結婚式の時に初めて聞いた。

いや〜・・・ワシには叩けんわ・・・(>_<)

たいがい「人間が叩いてるもんやから叩けんものはない!!」をポリシーにして来たが、
これは「プレイ」とかいう次元のものじゃなく、
「空間をどう切り取るか」みたいなある種の「芸術」で、
ロックが「生き様」で、ワシなんかが、
「ほらワシの生き様見てみぃ!!お前らにはまだまだ叩けんな!!」
と言ってるのとまた全然違う世界のものなのである。

この日の3拍子のドラムソロ・・・
縦横無尽に3拍子と4拍子を行ったり来たりしながら、
ああこの人にはもう「何拍子」というのは関係ないんやな・・・
と感じたりした。

立飛師匠・・・さすがですわ・・・

そして深井師匠、またええもん見せて頂きました!!
馬上又もむっちゃ感激して、
是非上海のジャスフェスに出て欲しいということなので、今度是非中国に来て下さい!!

FukaiKatsunoriIwaseTappi.jpg

さてええもん見せて頂いて、私は今日から2週間マグロ漁船のリハです〜
「ロック」頑張ります!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:31 | 固定リンク