ひとりドラムの軌跡
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2014年8月 2日

美食@四川省成都

外国人であるためにチベットに入境出来ず、
布衣のチベットライブに参加出来なかったワシは考えた・・・

31日には湖北省武漢でひとりドラムが入っている。
それまでの2日間北京に帰るのか?・・・

中国の地図を広げるに、
ワシがいる青海省西寧から北京に行って(福岡ー札幌ぐらい)
また北京から武漢まで(札幌ー大阪ぐらい)戻って来るって何か悔しいではないか・・・

ChengDuChinaMap.jpg

もう武漢に入ってしまい、奥野竜太郎の家にでも転がり込んでてもいいのだが、
いかんせん武漢は中国で一番暑い街である。

前回で懲りた・・・あんまし美味いもんもないし・・・

・・・って美味いもん?・・・
あるやないの!!西寧と武漢の間にむっちゃ美味いもんがある街が・・・

というわけで四川省成都に降り立った。

成都には数度来たことがあるが、
パール倶楽部の人たちを訪ねてゆくと、
きっと上から下への接待となってしまうだろうからやめて、
その時に遊びに行った箱バンの入った店か、
もしくは布衣の時とPairの時に出演したライブハウスか・・・
と思ったがライブハウスの方を選んで近所に安宿を探して投宿した。


さて美食であるが、
中華料理には北京料理、上海料理、広東料理他いろいろあるが、
ワシが一番好きな料理はやはり四川料理である。

中国全土はとにかくこの四川料理が大流行りで、
チベットだろうがどこだろうがレストランがあればこの四川料理レストランだったりするのぢゃが、
やはり経験上本場で食べるものは必ず何かが違う!!

というわけで1食目!!

昼過ぎに着いたのでちゃんとした四川料理を食えるチャンスは
1日目の晩飯
2日目の昼飯
2日目の晩飯
の3度しかない。

外れを引いたら悔しいので初回の晩飯は火鍋にした。
何故ならリサーチのためにホテルの周りをいろいろ歩いてみたらどの火鍋屋さんも長蛇の列!!

ここの人は夜7時になれば必ず火鍋を食うんかい!!・・・というぐらいの勢いである。

これぐらいの競争率があればどの火鍋屋に入っても味のほどは間違いないのだが、
一応ホテルの受付のスタッフに何処か美味いかと聞いたら、
そのホテルの隣が美味いよということになった。

蜀九香というチェーン店である。

ChengDuShuJiuXiang.JPG

やはり高級店だけあって味のほども高級!!
この火鍋の素を買って帰ろうとしたのだが、
ひと袋200元(約3000円)とバカ高いのでやめた・・・


さて2食目の昼飯は麻婆豆腐の発祥店「陳麻婆豆腐」に賭ける。
どうせなら本店がいいだろうということでやって来た!!

ChengDuChenMaPoDouFu.JPG

ワシが以前来た時に来た店が本店だと思ったら、
実は本店ってこんな街中にあるんやなぁと驚いた。

看板メニューの麻婆豆腐も、以前食べた時にはもっと山椒味だったと思ったが、
まあ人の記憶はあてにならないので真っ白な気分で食べてみるとやはりかなり美味いぞ!!

ChengDuMaPoDouFu.JPG

そしてこれは押さえておきたいのが「宫保鸡丁」!!
日本語では「鶏肉とカシューナッツ炒め」というダサい名前で通っているが、
実際はカシューナッツなど入っておらずピーナッツである。

ChengDuGongBaoJiDing.JPG

恐らく日本のように一皿1000円以上で売ろうと思ったらピーナッツのような安い食材ではということからカシューナッツになったのだと思うけど、
味としてはやっぱピーナッツの方が美味いぞ!!

北京でこれを頼んでもピーナッツだが、
味付けとしては北京よりももちろん日本よりも「遠慮がない」と言うか、
甘さと辛さがもっと遠慮なく際立っている気がする・・・

そして日本と大きく違うのはこれ!!「回鍋肉」

ChengDuHuiGuoRou.JPG

日本では甜面酱(甘味噌)とキャベツで、料理名「豚肉とキャベツの甘味噌炒め」ってそれ全然違うぞ!!

回鍋肉というのは「回→戻って来る」「鍋→鍋に」「肉→肉が」という意味で、
もともとは保存食。

豚肉を辛く炒めておいて、お客さんが来たらそれを鍋に戻して炒め直せばすぐに出せるというもの。

この料理には実は思い出があって、
もう20年ほど前になろうか、欧くんという三兄弟の友達がいて、
お兄さん二人は日本に住んでて末っ子は北京でバンドをやっていた。

そこのお母さんが四川省出身で料理が美味い!!

ワシはよくここに来ては欧ママの料理を食べていた。
96年に出したワシのソロアルバム亜州鼓魂のジャケットの中にも欧ママが中華鍋持って笑っている写真が載っている。

その頃ワシはまだ中国語を覚えたてでコミュニケーションに少々問題があり、
(今も基本的にそうなのぢゃが・・・笑)
欧ママが大きな瓶にこれを入れてワシに持たせた。

ワシはてっきりワシに食えと言ってるのかと思って、
その莫大な量の回鍋肉を死ぬ気でホテルで食って、
翌日空瓶を欧ママに渡したら、
「あんたこれ全部食べちゃったの?これ日本にいる二人の息子に持って行ってあげてって作ったのよ」
と目を白黒させてそう言った。

その場でまた新たに回鍋肉を作ってまた瓶に入れてワシに持たせた。
陳麻婆豆腐の回鍋肉はその時の味と同じやったな・・・

欧ママ、あれから数年で亡くなったけど、
北京のロッカー達もワシが欧家に呼び集めて欧ママの四川料理食ってたから、
欧ママ死去のニュースはホンマ中国ロック界を電撃のように走り抜けたな・・・

中国ロック史の小さな1ページでした・・・


3度目の食事が成都での最後の食事なのだが、
地元の人間が、
「バカだなぁ・・・地元の人間は誰も陳麻婆豆腐なんか行かないぞ!!
日本人だってみんな○○(聞き取れず)に行ったりしないだろ(笑)」
と言うので、
「じゃあお前らだったら何を食う?」
というわけで連れて来てくれたところがココ「自贡好吃客」!!

「中辛にしとけよ!!大辛なんか頼んだら死ぬぞ!!」
と言われたので素直に「中辛」と頼んだのだが、
店員さんが「大丈夫ですか?相当辛いですよ!!」とたしなめる。

メニューは一種類しかなく、どうもカエルは必須らしい(笑)

その他のモノは鍋のようにメニューの中からいろいろ頼むのだが、
火鍋と違ってこれはテーブルに別に火があるわけではない。
作って出て来てそれをその鍋のまま食うだけなのである。

ChengDuZiGongHaoChiKe.JPG

一口食って「何じゃそんなに辛くないやん・・・」
と思ってたら数秒後・・・

火ぃ〜を〜吹くゼッ!!(子供のコーラス)お尻が痛〜い!!
カラムーチョZ〜秘密組織コイケヤのテーマ〜by水木一郎)

となって悶絶した!!

しかし隣のテーブルの地元の人を見ると、
辛さが足りないのか更に唐辛子を追加してタレに入れて食っている(驚)

お前は江川ほーじんかっ!!

ビールを飲んで相乗効果で相当ハイになり、
ライブハウスに戻って甘いカクテルを頼んで飲んだ。

デザート代わりに最高である・・・

さてこれで美食は終わりなのぢゃが、
ワシにはひとつだけ気になっているモノがある。

友人に頼まれて買って来た火鍋の素のこの写真・・・

ChengDuDaHuoGuo.JPG

こんなデカい火鍋が本当にあるの?・・・

このライブハウスのオーナーの言うことには
「あるよ!!これはねぇ、旧正月にだけ本当にこんなのを作るんだよ」
とのこと・・・(驚)

これは旧正月にはまた成都に来なければならんわいのう・・・

オーナー!!今回は色々お世話になりました!!
友達がいるところはいいところ!!

ChengDuXiaoJiuGuanLaoBan.JPG

ワシは全中国いろんなところに知り合いがいてしあわせぢゃよ!!

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