ひとりドラムの軌跡
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2014年8月 5日

ひとりドラムin湖北省恩施土家族苗族自治州

今回の仕事はちょっと特殊な仕事である。

通常はパール楽器の代理店である中音公司のShaが私をブッキングするのであるが、
今回は「Shaの関連ではないのだけど」と註釈して宣芸兵という男が取って来た仕事である。

彼はもともと楽器屋をやってて、大昔に一度訪ねて行ったことがあったが、
今は北京の3大楽器レンタルの会社の社長として大成功したと共に、
元々ドラマーなので自ら工場でFierceというメーカーのシンバルを作っている。

そのシンバルの卸先なのであろうこの恩施という今まで聞いたこともない街の袁老師という人を訪ねてゆくことになった。

まあ面識のない人を訪ねてゆくのは2008年からこの仕事をやり始めてしょっちゅうのことなので、
ワシもまあ何年来の友人のごとくWeChatというこちらではLINEをしのぐアプリによって連絡を取り合う。

空港に着いてまず彼の「教室」に案内され、
ここで初めてShaが咬んでないだけでこれはいつもと同じくドラム教室の発表会の部類なんだなと知る。

教室内に巨大なポスター・・・

EnShiPoster.JPG

その日も接待漬けにあい、とりあえず次の日本番!!
夜がライブだというのにギリギリまで接待漬けにあう(>_<)

まあこれも中国ではよくあること。
客入れ1時間前には会場に入ってたら何とかなるので
「ドラムも全部セッティングしとくから本番直前に入ればいいから」
という袁老師を説得し、会場に入ってみると何とこんな野外ステージ!(◎_◎;)

EnShiStage.JPG

恐らくこれがこの教室初めてのこんなイベントなのだろう、
素人仕切りで絶対にうまくゆくはずがない!!

ドラムの音をまとめるサブミキサーがドラムの横にある!!(>_<)

EnshiDrumMixer.JPG

これはいかん!!これはいかんよ〜袁老師〜
ドラムの音作る時誰がどこで聞いて誰かこのミキサーを調整すんの〜(>_<)

というわけで仕方ないのでワシがイヤホンをミキサーに挿して、
バスドラやスネアやタムの音をいろいろいじる・・・

外にどんな音で出てるかわからんし、
ワシのイヤホンってクリック聞くためももんで音質なんてようわからんし、
何よりワシの耳はチャイナシンバルでやられてしまってるのでもともとこんなこと出来るほど耳よくないのよ〜

あと問題は伴奏の音を出すためにつなぐD.I.(ダイレクトボックス)がない!!
っつうかあるかないかエンジニアに聞こうとしたらそのエンジニアがあんまり暑いんで風呂入りに帰ったとかいうておらへんがな!!!

しゃーないのでエンジニアの風呂上がりを待ってまたあーだこーだとセッティングが始まる・・・

既に中国でいろんなトラブルに対応してるワシのシステムは、
例えD.I.がなくても長いギターケーブルがあればそのままミキサーにぶっ込めるようにしてあるが、
そのギターケーブルもなく、結局長いケーブルがないのでドラムのマイクをミキサーにつなぐためにはミキサーの位置はここでないとダメだ、と(>_<)

ということはワシの伴奏もPAまで届かないからこのミキサーにつなぐしかない、と(>_<)

「じゃあ卓で再生してやるからこっち持って来いよ」
とエンジニアが言うが、貴方みたいなお方を信用出来ないから全部自分とこで出来るシステムにしとるのよ〜(笑)

というわけで前代未聞!!自分の横にドラムのサブミキサー置いて、
自分でバランス操作しながらやるライブ!!!!(◎_◎;)

いや〜中国は面白い。
これでは絶対に時間通りに始まらんじゃろと思ってても、
それが例え開演前にはどんなにぐちゃぐちゃであろうがちゃんと(でもないが)始まるところが凄い!!

EnShiAudience.JPG

イベントは無事に(でもないが)終わって、そこから袁老師の命がけの接待を浴びることとなるのだ・・・

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