
2014年6月 6日
ひとりドラム亜洲巡演6本目バンコク
もともとこのバンコク一連のライブは八王子のRちゃんの伝手で決まっていった。
老後はタイに移住をもくろむRちゃんは現地でバンドやってる友人も多く、
マーシーやマッド大内などを連れて行って、現地のミュージシャンとライブやったりしている。
そんな中で明日6月7日のライブ(Fujiyama Rock)が先に決まったのだが、
そこに一緒に出演する地元のインド系タイ人Guruが、
日本人系ではないタイ人相手のライブを組んでくれたのがこのライブである。
いきなりラウドネスのTシャツを着ているのでびっくりしたが、
彼はラウドネスがタイでライブをやった時にインタビューもしたことがあるらしい。
かなりの日本メタル通!!
アースシェイカーやX.Y.Z.→Aのことも知ってたぞ!!
彼の友人で非常に音楽好きのオーナーがやっているカフェ、
そこでライブをブッキングしてくれた。
細長い店なのだが、ドアを入って右側すぐにドラムセットがセッティングされている。
対バンは3つで、最初は日本人シンガーEicoさんの弾き語り!!
いや〜異国の地でこうやって活動してるのって凄いなぁ・・・
次は何やら欧米人のバンド・・・
続いてのユーゴスラビアのバンドが暴れまくってて凄かった(>_<)
でもねぇ、これぐらい大音量で暴れ回ってくれてた方が助かるのよ・・・
ワシのドラムの音って彼らのバンド全体の音よりまだデカいし・・・
というわけでひとりドラム開始!!
いや〜ウケたなぁ・・・
日本はまあ「芸能人」としての名声がある程度あって、
それに釣られて見た人がドラムを聞いて「すっげー」と感激してくれる。
中国は既に「ドラマー」としての名声があり、
「やっぱすっげー」と感激して動画撮ってどんどんUPしてくれる。
でも何の名声もない言葉も通じない外国で、
音だけでこれだけ湧かせられるっつうのは、
これがもう国際的な「芸」に昇華しているという証明ではないか!!
ワシはずーっと外国で活動したかったのぢゃ。
昔から何でかわからんアイデンティティーへのこだわりが強く、
例えば爆風銃(Bop Gun)でコンテストで優勝した時にも、
「ワシらはまぐれで優勝したんじゃない!!絶対的な実力があるから優勝したんだ!!」
という自負があった。
だから翌年にバンド名を変えて出場しても絶対に優勝するのだ、と・・・
爆風スランプで小さなコンテストに出て優勝した時にもそうは思っていたが、
ことレコードデビューしてその戦いが「セールス」というものになった時に違って来た。
売れる売れないというのは絶対的なことではなく相対的なことで、
これが売れたから次も絶対的に売れるというものではない。
しかし上手い下手というのは絶対的なもので、
ワシはその絶対的なものを求めて世界を彷徨っていたのではないかと思う。
だから爆風スランプなど誰も知らない中国でゼロからやり直したかったし、
そこで名声を得たらそれもない外国で自分の実力を試したい。
ここでの反応はワシのアイデンティティーの再確認としては申し分のないものであった。
ありがとうGuru!!こんなチャンスを与えてくれて!!
というわけでセッション!!
ちなみにベースは現地の女性ベーシストJypsyさん。
しょっぱなの「ジョニーBグッド」はいいとして、
「ブラックナイト」や「パラノイド」は王様とツアー廻ってたからこそ叩けた曲である。
いろんなことやっとくもんやなぁ・・・
翌日は現地の日本人相手にトークライブ、
そして翌々日はGuruのバンドと日本人バンドと一緒にライブ!!
タイは素敵だ〜・・・移住しタイ