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2013年3月 3日

iPadによる新しい同期システム

またもや機械ネタで失礼!!

今日は新宿で「AJ-米田渡-」のツアーファイナルなのだが、
同期(コンピュータ等で音楽を流しながらそれに合わせて演奏するシステム)を使う曲が何曲かあり、そのシステムをどうしようかとここ最近悩んでいた。

今までのシステムは、全中国ひとりドラムツアーでProtoolsシステムが燃えてしまったために、苦肉の策でこの日から使い始めたiPadを使ったシステム。

iPadはいつも持ち歩いているので、
このシステムだとケーブルだけを持ち歩けばいいのでこんな楽なことはない。

しかし欠点は出力がモノラルであること・・・

まあ小さな会場ではモノもステレオもそんなに関係あるまいと割り切っていて、
都内やトランポが出るライブでは今度はdigi003というバカでかいインターフェイスを持ち込んで、それをMacBook Proで動かしてステレオで音を出していた。

先日の爆風トリビュートでもこのシステムを使ったのであるが、
リハーサルの時にエラーが出て止まってしまった。

本番では問題なく動いていたのでよかったのだが、
一度でも止まっことがあるというのは信頼性に欠ける。

ワシは「トラブルというのは人災である」という考え方を持っていて、
あらゆるトラブルに対処する道を出来るだけたくさん用意しておくことこそが、
この「同期システム」を使う人間の「仕事」なのだと思っている。

Protoolsというシステムはレコーディングではもう標準のツールとなっているが、
ライブとなるとやはり信頼性に欠けるという評判ではあったのだが、
過去に他のシステムは止まったことはあったがこのシステムでは止まったことがなかったので使い続けていただけである。

ちょっとでも止まる可能性があるのだったらもう使えない。
今度はLogicとDigi003を使ったシステムをしばらく使っていた。

ところが先日の「AJ-米田渡-」の京都ライブでそれが止まってしまったのだ。

この日のライブを見てたお客さんはラッキーだと思うが、
ワシは止まった瞬間にドラムを叩きながらスタッフを呼んで田口くんに伝令を飛ばした。
それを受けた田口くんは「よっしゃー」とばかり最後のシーケンスの部分を手弾きで弾いて事なきを得たのだ(感動)

ライブはこういうアクシデントが起こるところがまた「見逃せない」部分なのであるが、そうなると今後はこの「Logic+digi003」のシステムもどうも信用がおけない・・・

だいたいワシのMacBook Proはソフトを入れ過ぎてしまったのか、
何か日増しに処理速度が落ちているような気もする・・・。

そこでいろいろ試行錯誤をしたのだが、
この度、島村楽器京王八王子K8店のDTMチームの強力によりiPadによる新システムが出来上がった。

iPadNewSystem.JPG

まずは4800円もするのだが「Auria」というDTMソフトをiPadにインストールした。

「Garageband」をはじめとしていろんなDTMソフトは数あるのだが、
このソフトだけはマルチ出力に対応しているのだ。

そしてここからが「博打」なのだが、
本当は今まで使っていた「iRiffPort」を使って、
ソフトがこれを2chの出力、そして本体イヤホンを別の2chと認識してくれれば申し分なかったのだが、こればかりは買ってみなければわからない。

結局4800円払って買ってみたが、
iPadのコネクター部分にオーディオ系の何かを接続すると、
iPadは自動的にオーディオをそちらに切り替えてしまって本体のイヤホンへの出力を切ってしまうのだ。

負けた・・・

仕方ないので本体イヤホンジャックのことは忘れて、
コネクター部分につないでマルチ出力できるインターフェイスを探す。

iPadに対応しているオーディオインターフェイスはいくつか発売されているが、
その全てはステレオアウトのみで、マルチ出力には対応していないのだ。

そこで島村楽器京王八王子K8店のDTMチームが頑張ってくれた!!

店にあるほとんどのインターフェイスをiPadにつないで動作確認する。

問題は電力なのである。
iPadからの電力供給ではそれが動作するには足りないので認識する以前の問題なのだ。

そこでUSBハブを使って、
そのハブから電源供給をするように考えてみるのだが、
これがiPadが認識するハブと認識しないハブがある。

長い時間かけて彼らはiPadが認識するハブとオーディオインターフェイスを探してくれたのだ!!(感涙)

ところがリハーサルで発覚した問題点。
iPadは自身がスリープした瞬間にコネクター部分への電源供給をストップしてしまうらしく、その瞬間にアウトプットから「ブチッ」っとノイズが出てしまうのだ。

スリープしないように設定すればよいのだが、
このハブは今度はiPadには電源供給してくれないらしく、
サウンドチェックから本番までずーっとつけっ放しだと今度は電池の問題がおきて来る。

「PAの方でミュートしといてもらって使う直前にONにしてもらえばいいじゃん」
と人は言うが、
実際過去にも本番になるとPAがそれを忘れて音が出なかったこともあるし、
そもそも同期モノを扱う人間は「リスク」を人に委ねてはならない。

全てを自分の責任の下に行うのが「プロ」たる仕事なのである。

アウトプットにボリュームペダルをかまして、
自分でボリュームを最小にしてもよいのだが、
このシステムの中で一番大きなものがボリュームペダルになるのも悔しい・・・

スイッチャーというのがあって、
インプットの信号をAチャンネルからBチャンネルに切り替えてくれるボックスもあるのだが、ステレオのものを手に入れてみたらこれが結構重かった。

いつぞや全中国ひとりドラムツアーで使ったMDシステムのミキサーがあったなと引っ張り出してみたら、これが以外と軽くてよかったのでそれを使うことにした。

このインターフェイスをiPadではなくMacBook Proにつなぐのだったらスリープしないのでこんなミキサーは要らないのだが、
パソコンというのは宿命的に裏でいろんなソフトが動いているが、
iPadは機内モードにすればとりあえずそれが一番安定しているのではないか・・・

というわけで現在のところまだトラブルはなし!!
後は本番を待つのみである。

もしトラブった場合は田口くんまた頼む!!

新システムいざ出陣!!!

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