
2013年2月27日
持ち込み成功!!
北朝鮮で買って来たものは税関で見つかると全て没収されてしまう。
北朝鮮のVISAは別のぺらぺらの紙で渡されてパスポート自体にはハンコを押されないのだが、中国に入国して出国、その後一週間空いてまた中国に入国して出国というハンコになり、
去年はワシはパスポートを盗まれてそのまま新しいパスポートだったのですぐに発覚してしまい、お土産も全て没収されてしまった(悲)
あれから1年、もうパスポートにはいろんな国のスタンプが押されまくっているので、今回はそのままノーチェックで日本に入国出来た。
まず、米田渡の3人は3人ともタバコを吸うので北朝鮮のタバコ!!
ワシ自身タバコは吸わんのでどんな味かようわからんが・・・(笑)
そして最近めっきり弱くなったおふくろのために朝鮮人参茶と朝鮮人参仁丹!!
そして何故かスケソウダラ!!!
何故に北朝鮮からスケソウダラ?
これには実は深いわけがあるのぢゃ・・・
あの国に1週間居ると、ちょうど折り返し地点の4日目ぐらいに非常にヘビーになる。
やはり毎日が物凄く緊張しているのだ・・・
そしてそれを過ぎると峠を越してやたらハイになる。
今回は荒巻の他に日本からふたりスタッフが来てたのだが、
毎日毎日このスケソウダラをつまみにホテルの地ビールを飲んでいて、
5日目に「これを買って帰ろう!!」ということになった。
三杯酢にワサビを入れてこれをちぎってしゃぶりしゃぶりしながらビールを飲むと絶品なのだ。
確かホテルの売店に置いてあった気がするのだが、
この連中の情報では
「なんか昨日より少なくなってましたよ」
ということで、5日目の夜に
「ほな売店に残っているの全部買って帰ろう!!」
ということになったのだ。
ところが案内人ももう寝てしまっているので言葉が通じない。
「全部くれ!!」
と言ったら何と売店のお姉ちゃん冷凍庫の中から全部出して来た(慌)
その数全部で70匹!!!(凄)
「いや・・・こんなに要らんし・・・」
と言おうと思うのだが言葉が通じない。
もうレジを打ってしまったということでキャンセル出来ないと言う(困)
また北朝鮮は支払いは外貨で、
ドルやら人民元やらユーロやら日本円やら、
お釣りが要らないようにいろいろ組み合わせて払う。
「私は日本円ありますよ」
「私はドルありますよ」
ってな感じでそれぞれが小銭を持ち寄るのだが、
みんな酔っ払ってハイになっているので、
その後この3人の間の通貨は「スケソウダラ」ということになってしまった(笑)
全部で「70スケソウダラ」、
あんたは31ドル出したから「15スケソウダラ半」、
とかそんな感じで貸し借りが成立する。
そしてそれぞれ分をそれぞれ自分が持って帰ったというわけだ。
今度その2人はワシがライブやってる時にスケソウダラを持って店に来るそうである。
支払いはもちろんスケソウダラ(笑)
ビールは「2スケソウダラ半」、つまみは「2スケソウダラ」とかいう支払い方である(それも困るが)
まあ、とか言いながら何じゃかんじゃで食ってしまうだろう。
持ち込み料は「1スケソウダラ」なので持ち込み分と合わせて「2スケソウダラ」払ってもらおう・・・(笑)
・・・てなアホなお土産だけではない!!
なんと極めつけは北朝鮮製のタブレット!!!!!!
ちょっと前にネットで北朝鮮初のタブレット端末のレポートをしてた人がいたが、
これは正真正銘の最新式である!!!
もちろん普通の旅行者は手に入れることは出来ないが、
コネというコネをフルに使って何とかGETした。
ちなみにまだ電源は入れていない。
週刊アスキーと共にゆっくり分析して後にレポートしたいと思う。
週刊アスキーは「分解したい」と言っているが、
考えてみたらこれって、人工衛星を軌道に乗せたあの国の誰も知らない科学力の実態を分析することにもなり、我が国の国防にも役に立つのでは・・・(スゲ〜)・・・
北朝鮮ロックプロジェクトまとめはこちら
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2013年2月19日
今日からまた北朝鮮・・・
「こんな御時世に!!」とまた怒られてしまいそうだが、
ワシが前々からスケジュールを入れているその出発直前にあの国は毎回なんかやり出しよるんだから本当に困ったもんである。
まあ毎回毎回土壇場になるまで本当に入れるかどうかわからないのでとりあえずスケジュールだけは入れておくのだが、
今回は本など出版したりしたので本国にそれが伝わってどのような影響が出るのかも読めなかったし、
まあ入れなかったら北京で飲もうぐらいのつもりでこっちに来てたら土壇場でビザが出たそうなのでやはり行って来ることにした。
昨日はいろいろ持って行くモノを買いに北京の街へと出て行った。
日本国は経済制裁をしてるのだから日本でモノを買って持って行くといろいろ問題が多かろうといつも北京で買い揃えるのだ。
まあ同じことかも知れないが、
どうせ日本国が知らないだけでこの国からは山ほどの物資や金があの国に流れているのだから、経済制裁だけやってほったらかしとけばいいなんて実は何の意味もないのだ。
中国という国は国際舞台では「核実験なんかけしからん!!」と口では言いながら、
裏ではこの手付かずの市場に湯水の如く投資しているのだ。
そりゃそうだ。
中国が開放された時に、いち早く投資した人間は大きく儲け、
遅れて投資した人間はそれでも儲け、
二の足を踏んでた人間は結局儲けることが出来なかったことを、
この国のほとんどの人間は身体でそれを知っている。
あの国が開放された時には今度は一番儲ける人間になりたいと、
全ての商売人はあの国にばんばん湯水の如く投資をしているのだ。
しかし中国人と来たら「儲かる」ことしかしないので、
これから世界じゅうが役に立たない経済制裁をもっと強化したとしたら、
結局は楽器だのドラムの部品だの、
生活に直結しない「儲からない」ものは全部後回しになってしまうのだ。
結局は庶民が、子供達が、弱い者だけが犠牲になるだけで、
上のモノ達はいつの世も甘い汁しか吸わないという図式がここにもある。
取りあえずワシは北京でドラムのヘッドを探した。
20年前、北京でもドラムヘッドなんかどこにも売ってなかった。
あの頃はドラムヘッドだギターの弦だは全部ワシが日本から運んで来てたのだ。
時代は変わって今はこんなドラムショップまで出来ている。
オーナーの宣芸兵だって昔は五道口で小さな楽器屋をやっていて、
そこにワシは呼ばれてサインをしに行ったりしてた。
今では北京有数の巨大な楽器レンタル会社となり、
外国のアーティストなどのリクエストに備えるために全てのドラムセットやパーツを揃えている。
「あんな国に何しに行くんだよ」
彼はドラムヘッドを袋に詰めながら笑いながらワシにそう言った。
「お前らの国だって同じようなもんだったじゃないか!!」
ワシはそう言って笑う。
そう、あの国の今はこの国の数十年前と同じなのである。
この国の「今」がそんなにいいのか?
そりゃ自分は金持ちになったからいいかも知れんが、
お前の子供がいつ大気汚染で病気になったとしてもこの国は何の保証もしてくれんぞ・・・
国の話はもういい。
ワシにはあの国にロックの生徒たちがいるのだ。
部長が卒業して、今は新部長の時代。
笑顔の素敵なハナちゃんや、後輩の一平や、
あとベースのやたら上手かったペコちゃんがいる。
ペコちゃんも来月には卒業なので、
何かチョッパーベースのテクニックを伝授してあげたい・・・
そう思って日本で教則DVDをポチってしまった。
まあ日本にもベースの教則ビデオは数あるが、
例えばワシが江川ほーじんのDVDで勉強してそれをペコちゃんに伝授するのもキモチワルイではないか・・・(笑)
どうせ勉強するならキャワイイ方がいいし、
何よりペコちゃんが江川ほーじんのようになっても困るけど、
KOGAちゃんのようになるなら大歓迎ではないか!!(笑)
というわけで一応このDVDも持ち込んでみるけど・・・持ち込めるかな・・・(不安)
北朝鮮ロックプロジェクトまとめはこちら
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2013年2月15日
本の即売飲み会アジアツアーを終えて
今回は上海、タイ、ミャンマー、ソウルと現地で暮らすいろんな人達と出会えて、その人達のいろんな話が聞けて非常に興味深かった。
ワシ自身2000年から北京で暮らしてたし、八王子に拠点を移したと言っても相変わらず仕事は北京が中心なのであるが、なにぶん中国の音楽界の中に身を投じているもんで日本人と出会うことはほぼない。
外国で暮らすワシ以外の日本人がどんなことを考えてどんな苦労をしながらどのように楽しく暮らしているかなどまるで想像も出来ないのだ。
輸送業の人やIT関係の人、建築業の人や自分で商売をしている人など職種は様々なのだが、
共通して言えるのはみんな「たくましい」ということだ。
ワシも時々「講演会」なるものに呼ばれて「倭僑のススメ」と称して持論を喋ることがある。
日本人は「島国根性」と言うか、「親方日の丸」と言うか、
「お上の言うことを聞いてればそれが一番間違いない」
と潜在的に考えているようだ。
ところが中国という国は日本のように長く平定されたことがないので、
戦乱などで「自国が住みにくい」と思ったら、
どんどんと外国に出て行ってそこを新天地にする。
「華僑」に対抗して我々も「倭僑」となってどんどん世界に出てゆこうではないか!!
そんな話をしてたのももう一昔前、
今ではこんなにたくさんの人達が外国に根を張って頑張っている。
「華僑通れば草木も生えぬ」と言われてたのはもう既に大昔。
倭僑通ればインフラが整備され、技術が向上し、マナーが上がって民度が上がる。
日本人とはなんと素晴らしい民族よ〜(絶賛!!)
まだ「倭僑」という言葉が今ほど定着してなかった頃から、
日本人ビジネスマンに関わるこんな都市伝説がまことしやかに伝えられている。
エスキモーに最初に冷蔵庫をセールスしたのはどこの国のビジネスマンか知ってるか?
中国人は「あんなところに冷蔵庫なんて必要ない」と誰も開拓しなかったのに、
ある日本人ビジネスマンはエスキモーのところに行ってこう言ってセールスしたんだ。
「この箱があれば今までみたいに肉がカチカチに凍ることはありません
ん」
すげー!!!
頑張れ日本人ビジネスマン!!
全ての国でその国民に愛されながら、
自国の世界一優秀なモノと技術を売って酒を飲むのぢゃ!!!
また何か理由つけてそっちに行くからまた面白い話を聞かせてや〜
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2013年2月13日
潜入!!ミャンマーの巨大売春系キャバレー
ミャンマーでの本の即売飲み会の時、
現地の日本人の若者と飲んで盛り上がった。
「ミャンマーの女の子は素朴で可愛いよね」
という話になった時、どういう流れか
「売春系のキャバレーもありますよ、行ってみますか?」
という話になった。
時は夜の8時半、ワシは9時半には店を出発してソウルに出発せねばならない。
「滞在時間15分でも行ってみるか!!」
というわけでその場でいる人全員(男ばかり)が席を立つ。
タクシーに乗り込んだワシらを心配そうに見送るオーナーのKさん。
「9時半までに戻って来れんで飛行機乗り遅れたらあんたたちに飛行機代出さすけんね!!」
と釘を刺した。
まあワシとて別に女遊びがしたいわけではない!!(キッパリ)
この純粋無垢な可愛い女性ばかりのこの国に、
売春婦というジャンルのミャンマー女性が存在するのか?
そしてちょっと前まで軍事体制だったこんな国にそんな売春キャバレーなんかが存在するのか?
それに対する興味が大きかっただけなのである。
タクシーに(文字通り)揺られること15分、
屋台なんかが立ち並ぶ素朴な街角とは打って変わって、
巨大なネオンサインが眩しい街角に着いた。
案内する地元の若者がタクシーを降りると、
彼と顔見知りのようなガードマン(警察の制服だった気も・・・)が声をかけて、
そのネオンサインのビルにワシ達を案内する・・・。
ビル自体は古い住居ビルのような感じで、
噂通りこの店は軍事政権の頃から何年もこうして営業されていたのだろう。
エレベーターも普通の住居ビルのようなエレベーターで、
階上に着いた途端に耳をつんざくようなディスコミュージックが飛び込んで来た。
建前としては「ディスコ」として営業しているということだが、
エレベーターを降りた途端に着飾った女の子達がわっとワシらを取り囲む。
店内は非常に広く、フロアでは何組もの着飾った女の子と客らしき男性とが踊っている。
店の人が女の子にもみくちゃにされているワシらをボックス席に案内するが、
すぐさま20〜30人ぐらいの女の子がそのボックスを取り囲んだ。
「私を指名して!!」ということなのだ。
日本語でアピールする女の子もいる。
中国でも何度かこのテのキャバレーに連れて行かれたことがあるが、
ワシはこの「選ぶ」という作業が非常に苦手だ。
ついつい「選ばれなかった女の子」の気持ちを考えてしまうのである。
ワシは中国で何人ものそんな女の子たちと友達になり、
彼女たちの生活をいろいろ聞いた。
ミャンマーではどうか知らないが、
中国では基本的に「選ばれてなんぼ」、
誰も指名してくれなければ収入はゼロなのだ。
当然ながら客は「ヤリに」来ているわけで、
そんな客はワシのように素朴でぽつんとたたずんでいる田舎もんの女の子などを指名したりはしない。
女の子たちは選ばれ易いように精一杯セクシーな服や派手なドレス着て来るのだが、
実はそのその洋服代や化粧品代も基本的に全て自腹なのである。
多くの女の子が同郷の先輩などを頼ってこの世界に入り、
その先輩に、もしくは店に、ミャンマーだったらひょっとしたらブローカーに借金をしてその服や化粧品を買う。
「売春は元手がいらない商売」などというのはそんな女の子たちの生活を知らない人達が言う言葉である。
この店にはざっと見て100人近くの女の子がいるが、
その中でちゃんと指名をもらってその日の稼ぎを得る子などほんの一握りなのだ。
そして運良く「お持ち帰り」をしてもらって生活費を稼げる子はそのうちの更に何分の一かである。
「お前が選べ!!」ワシは若い衆にそう命じた。
そもそも自分で選ぼうにも店内が暗過ぎて暗闇に弱い老眼のワシには選ぶに選べないのだ(笑)
若い衆はiPhoneをライト代わりにして女の子を照らす。
女の子はしまいにはそのiPhoneを奪い取って代わる代わる自分を照らす。
こうして最初に選ばれた女の子が隣に座った。
名前を聞いたがミャンマー語なのでよくわからない。
年は20歳と言ってたが、見た感じ16〜8歳ぐらいであろうか・・・
彼女は座るや否や「この子を選んであげて」と知り合いらしい女の子をアピールする。
きっと彼女が頼ってこの店に入った「先輩」なのであろう。
「あの女の子も選んだげて!!」
ワシは若い衆にそう指示した。
なんじゃかんじゃで女の子が人数分揃って椅子に腰掛けた頃にはもう9時を回っていた。
もうぼちぼち出発せねばならない。
「ここのシステムどうなってんの?チップは直接払うの?」
若い衆に聞いてみる。
どうやらチップは店の勘定に含まれているらしい。
しかし座って5分で帰ってしまったら、
逆に「お前のサービスが悪いから怒って帰ってしまった」と女の子たちが店から責められるかも知れない。
「店にも十分金落とすからじゃんじゃん酒頼んどいて!!」
女の子たちも飲むか聞いてみるが、どの子も首を横に振る。
思うにこの店は日本のキャバクラのように別に飲み物代で儲けているわけではなさそうだ。
運ばれて来た缶ビールを一口飲んでもう席を立とうとするのだが、
女の子たちのことを考えると、
せめてワシについた女の子ぐらいには直接チップを払ってあげたい・・・
そう思い立ってポケットに手を入れてミャンマー紙幣を取り出すのだが、
店が暗い上に、一番目につく紙幣の数字がミャンマー文字で書かれているのでとっさにいくらなのかよくわからない。
(言ってみれば漢数字で書かれているお札を見る欧米人の感覚)
まあ去年来た時の最高額紙幣は1000チャット、
今回は新しく5000チャット紙幣が登場してたが、
それでさえ日本円にしてみればたかだか500円、ワンコインなのである。
無造作に紙幣を一枚取り出して女の子に握らせた。
ところが偶然ながらその紙幣は最高額紙幣の5000チャットだった。
女の子が目を白黒させている。
「よし、帰るぞ!!店にも迷惑かけないように多めに金置いていけ!!」
若い衆にそう指示する。
若い衆は店には1万5千チャット(日本円で1500円)にイロをつけて支払って、
全ての女の子にチップとして1000チャット紙幣を握らせた。
この時点でワシの隣の女の子はチップを2重取り、
いや、店からも配当がもらえるとしたら3重取りである。
これでいいのだ!!
5分しか滞在しない客なのだ、
「お持ち帰り」をして彼女たちの生活を豊かにしてあげるようなこともない。
人よりも多くお金を落としてあげてしかりである。
ワシは残ったビールを全て一気に飲み干してすっくと立ち上がってエレベーターに向かった。
エレベーターの近くまで来たらワシの隣に座った女の子が追いかけて来た。
「Thank you very much」
彼女はちょっと背伸びをしてワシの頬にキスをした。
一緒に来た他の日本人客はまだ残っているようだが、
ワシと若い衆2人はすぐさまタクシーに乗り込んで帰途に着いた。
お会計はしめて3万チャット(日本円で3000円)。
更に「お持ち帰り」をするならば、
女の子に2万チャット(日本円で2000円)払えばそれでいいらしい。
売春が悪いことだというのは周知の事実だが、
世界中どこに行っても売春がない国はない。
戒律があれだけ厳しいイスラム国であるマレーシアにもいた。
黒髪を他人に見せることすら神への冒涜である国で、
セクシーな服を着て客を挑発するようにダンドゥットを踊る彼女たちは、
自分があの世で神にどのように罰せられても後悔しない「覚悟」があるのだろう。
お金があるのに売春をするのは日本ぐらいであって、
世界じゅうのそのほとんどの女の子たちは何か事情があってこの世界に足を踏み入れている。
ミャンマーの彼女たちの先輩たちも、軍事政権の厳しい国情の中で、
恐らく軍部が経営しているであろうこの店に、
何かしらの事情を抱えて飛び込んで来て、
その中でも彼女たちなりに頑張って明るく生きてゆく。
中国のLINEみたいなアプリでWeCHatというのがあるが、
ワシの携帯にはその中にひとつ、そんな中国の女の子からのメッセージが入っている。
「Funky、その節はいろいろありがとうね。
私、故郷に帰って結婚したの。
こっちに来ることがあったら連絡して!!ダーリンを紹介するわ」
ワシはそっとそのメッセージを開いて読み返して、また閉じた。
ミャンマーのこの店で働く全ての女の子たちも、
一生懸命頑張っていつか本当の幸せを手に入れて欲しい。
暗くて顔はよく見えなかったが、
年端も行かない女の子が精一杯セクシーな洋服を着て、
精一杯の厚化粧をして背伸びしてキスしてくれた、
右側のほっぺがいつまでも暖かかった。
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2013年2月10日
ひとりドラムinバンコク
現地のTAKARA HOMEさん、ドラムを提供してくれたShinichiさん、
いろんな人達のおかげでタイでもドラムを叩くことが出来ました!!
どうもありがとう御座いました。
(紙芝居画像ですまん!!音は結構よく聞こえる・・・)
今日たくさんの人が動画を撮ってたようですが、
UPしたら私に教えて下さい〜
ちゃんと見たいわ〜
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)
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2013年2月 9日
ライブとはドラムを調達するところから始まるのだ!!
タイはバンコクにやって来て発覚!!
誰もドラムセットを用意してなかった!!!
まあこんなことは中国ではよくある話である。
何も「どうしてもドラム叩けなかったら死ぬ」というほど大切なことではない。
叩けなければそのまま飲めばいいだけの話なのよ〜ん・・・
というわけで、着いた九州酒場「勝」でそんな話をしながら飲んでいたら、
たまたま飲みに来ていた現地の日本人の御一行が、
「それならば私が何とかしましょう」
とドラムを手配してくれることになった。
そして当日である今日の16時、
店に行ってみるとその時の田村さんという方が来てくれていた。
「ドラムセット来るんですか?」
不安そうに聞くワシに田村さんは自信ありげに答えた。
「来ますとも!!」
トラックが横付けされてドラムが運び込まれる!!
(その時の様子はこちら↓)
バスドラに書かれている名前を見るとNATSUKI SHINICHIさんという方のドラムセットらしい。
オケを再生するベースアンプもちゃんとあったし、
ツインペダルは新品のものを用意してくれていた。
ところがここで問題発生!!
どうもこのペダルはタイ製らしく、
ドラムセットのYAMAHAのバスドラにはうまくハマらないのだ。
ネジを外したりいろいろ工夫してやっとハマったので、
持って来てくれた現地の人には帰ってもらい、
あとは自分でセッティングをする。
まずはチューニング!!
タムのヘッドに貼られているミュートのガムテープなどをはがし、
上のタムからひとつひとつチューニングするのだが、
最後のフロアタムまで来てヘッドが破れていることが発覚!!
剥がしたガムテープをそこに貼って何とかチューニング。
しかしこの段階で店にお客さんが入って来た。
現地の若い女の子を連れている(羨)
これでは音を出すわけにはいかないので、
まあ「ドラムはある!!オケは出る!!」だけで十分である!!
問題は普通に酒を飲みに来たお客さんが、
「ウルサイやないかい!!」
と怒っても困るので、店の人にはくれぐれも
「8時から大きな音が出ますのでそれでもよければ」
と伝えてもらう。
あとは警察か近隣の人が怒鳴り込んで来るまで演奏出来る。
回線はそんなによくないが何とか配信出来そうなので、
本日2月9日(土)日本時間夜10時よりこちらで配信致します!!
警察や近隣の人が怒鳴り込んで来た瞬間に中止しますので、
おヒマな方は10時ちょうどにこちらをご覧下さい。
バンコク在住の方は20時までに九州酒場「勝」においで下さい〜!!
(写真はドラムの手配で疲れ果てているTAKARA HOMEの田村さん)
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2013年2月 7日
ひとりドラムin上海その2〜タイへ〜
上海での2本目のライブは日本でも有名なあのイシバシ楽器!!
上海にも進出してたや・・・(驚)
店の楽器展示スペースの一角がステージのようにちょっと高くなっていて、
その前に展示している楽器をどければもう立派なライブステージである。
シンバルは昨日はChangというメーカー、今日はPLANET、
どちらも中国産のシンバルである。
私はパールドラムの日本のモニターで、
中国ではSABIANのアジア地区代言人(モニターの意)である。
本来ならばSABIAN以外のシンバルを叩いてはいけないのだが、
SABIANの人は飲み会の誘いばっかでシンバルを提供してくれることはほとんどないので、
まあ現場にないのならということで昨日は国産を叩かせて頂いたが、
今日は楽器屋、当然ながらSABIANを売っているということで、
HH以外はSABIANに取り替えてもらった。
私が全中国ひとりドラムツアーで宣伝して廻っているのはAPXシリーズという廉価版のシンバルで、
「このシンバルは値段は安いのに音はとってもいいよ」
といつもMCで言ってたが、
今回のようにそれより断然高いAAシリーズやAAXシリーズは、
まあ当然のことなのだろうがやっぱもっといい音がしてたことはナイショである(笑)
ついでにドラムセットはパールではなくSONORだったのを、
店員さんみなさんで全てのロゴの部分をガムテープで隠してくれたこともナイショである(笑)
聞けばイシバシ楽器とパール楽器は、
日本では当然ながらリレーションは深いが、
中国では中音という代理店が仕切っているのでそこと関係(グアンシー)がないらしい。
ワシの出番やな・・・(笑)
今回の担当の土井さんには、
「北京にも出店しましょうよ!!そしたら私のドラム売り場も作りましょう」
と一生懸命口説いてみた。
イシバシ本社、もしくは海外事業部のどなたか〜
これを見てたらメール下さい〜(笑)
さてドラムセットの話よりもライブの話である。
昨日のライブには日本人のお客さんがたくさん来てくれて、
そのあと本の即売飲み会にも来てくれて
「明日も絶対行きますからね!!」
と言ってたので今日も日本語と中国語と両方でMCをしていたのだが、
ウケるのは中国語のMCばかりで日本語のMCでは何も反応がなかったのでおかしいと思ってたら、
昨日のお客さんは結局誰も来てなかった(笑)
酒の上〜酒の上の話なのよ〜〜〜〜
というわけで急遽ほぼ中国語のMCに切り替えて中国人オーディエンスを盛り上げた。
昨日のライブハウスのドラムセットよりもよっぽどしっかりしてるし、
シンバルもやっぱ高級品は全然違うのでなかなか気持ちよく演奏させて頂いた。
まあドラムセットが悪かったらドラムが叩けないようじゃ全中国廻ったり出来ないんですけどね・・・
というわけでライブも無事終了!!
本の即売飲み会でまた飲み、店が終わったら火鍋食って朝方まで飲み、
そのまま7時起きで空港へ出発する。
今回は安いチケットを買ったのでバンコクに行くのに広州でトランジットである。
しかも乗り換え時間が3時間もある(>_<)
そしてまたパンツを換えてなかったせいか飛行機が飛ばない(涙)
結局バンコクについたのは夜の9時だった・・・
即売飲み会の場所である九州酒場「勝」に行く。
「ドラムセットは?」・・・
一応聞いてみるが、
「それがいろいろ当たったんですが用意出来なかったんです・・・」
げげっ!!!・・・
いくら何でもドラムセットがなければドラムは叩けない!!(当たり前か)
店には現地で働く日本人が何人か飲んでて、
「じゃあ僕らが探しましょう」
といろんなところに電話をしてくれる。
ワシはその心意気に打たれて心を入れ換える。
ドラムセットではない、ライブなのだ!!
ドラムセットがなかったらドラムが叩けないぐらいじゃ全アジア廻れない!!
中国ではこのぐらいのトラブルは当たり前(涙)ではないか!!(キッパリ)
というわけでバンコク滞在の最終日、6月9日までにドラムセットが何とかなれば、
九州酒場「勝」でドラムを叩きます!!!
もともと大音量を出すような店ではないので、
警察、もしくは隣人が怒鳴り込んで来たらその場で中止!!そのまま本の即売飲み会となります!!
電話番号:02-662-5617~8
最寄駅:BTSトンロー駅 徒歩10分
住所:Ground Fl. Sachayan, 43/3, Soi 53, Sukhumvit
20時から怒鳴り込まれるまで叩きます!!
タイ在住の方はお早めにお越し下さい!!
注:ドラムセットがGET出来ない場合はそのまま即売飲み会となりますのであしからず(笑)
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)
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2013年2月 6日
ひとりドラムin上海その1
本の即売アジアツアーと称して、
やはりドラムも叩かねばということで小龍にブッキングしてもらったこのライブ、
さすが北京でロックバンドのマネージメントをしてただけあって、
上海に居ながら北京の「臭い」のあるライブハウスをブッキングしてくれた。
上海ってなんかオシャレなカフェバーみたいな小屋が多くて、
ワシみたいなのが何か「場違い」なのよね〜(笑)
その模様はツイキャス配信したのですが、
何故か半日経ってもアーカイブがずーっと「作成中」(不思議)
とりあえず動画が公開されたらこちらでその様子は見てもらうとして、
今回の「忘れ物」は実は「ステージ衣装」(>_<)
ワシは冬はドラムを叩く日にはパッチ(古いか?モモヒキ?)は履かずに、
でもズボンが1枚だけでは寒いのでジャージを2枚重ねて履く。
会場に着いてサウンドチェックとかの時に、
大掛かりに着替えなどせずとも上のジャージを脱げばそれでよいからである。
まあ別に「ひとりドラム」にサウンドチェックもへったくれもなく、
モニターもイヤホンで聞くので何も必要ない状態で、
「外に伴奏の音が出てればそれでいいから!!」
という感じであっという間に終わり、
何の因果やらオープニングアクトにブッキングされてしまってた宮脇詩音ちゃんをツイキャス撮影するというゆるーい本番前を経て、
「よっしゃーボチボチ着替えてやったるで〜!!」
と気合いを入れたら初めて気がついた。
「ステージ衣装忘れとるやん!!!」
しかもどうやら日本から持って来ること自体を忘れているようだ・・・
まあステージ衣装と言っても普段からTシャツと短パンなので、
「上」はいいとして問題は「下」である。
困り果ててふと自分の下半身を見ると、着ているのはジャージ・・・
これでええやん!!!
短パンからジャージになっただけでもむしろグレードアップしている!!(笑)
というわけでいつもよりいいステージ衣装でライブも終了!!
パンツもジャージもぐちょぐちょに濡れたまま本の即売飲み会に向かう・・・
そこで気がついた。
パンツはいいとしても、ジャージはこのまま乾いてまた次の日にライブをし・・・
どんどん臭くなるど〜・・・・(怖)
しかし実はワシは昼間はサウナに行ってアカスリをして、
いっぱいいっぱいアカを落として来た。
心なしか今までよりステージ衣装も臭くない気がするぞ・・・
というわけで当分は風呂も入らずにすみそうなので、
そのままこてんとねて早起きして今日は上海石橋楽器でのひとりドラム!!
今日は無料です〜上海在住の方〜集まれ〜!!!
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)
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2013年2月 5日
本の即売飲み会アジアツアー上海初日
7時起き、小畑秀光の運転で羽田へ。
今回は上海(中国)〜バンコク(タイ)〜ヤンゴン(ミャンマー)〜ソウル(韓国)といろんな国を廻るので、
それぞれの国のネット事情などを週刊ASCIIでレポートするべく、
担当のメタボ中山がデジカメを渡しに羽田まで来てくれると言う。
「羽田国際線には美味しい串カツの店があるんですよね〜」
と言うと、
「あ、それなら僕は車置いて電車で行きます!!」
と朝から飲む気まんまんである。
チェックインをしている間に小畑秀光に串カツ屋の営業時間をリサーチさせたら「もう開いてます」とのことで酒盛り開始!!
串カツ8本入セットでシメにぶぶ漬けが出た頃には「もう食えん〜もう飲めん〜」である・・・
小畑秀光とメタボ中山に見送られながらまずはソウル経由上海行きの旅である。
ところがソウルで大雪が降って、
乗るべき飛行機の到着が遅れ、出発が大きく遅れてしまった。
もともとのソウルでの乗り換え時間は1時間、
ソウルに着いたら上海行きの便はすでに離陸してしまっていたので、
韓国人の綺麗な女性スタッフが、それこそ中国ではあり得ないような素晴らしいサービスで便の変更をしてくれた。
ところが出発まで2時間の待ち時間、
酒でも飲んでたらあっという間だろうと思ってたら、
この金浦空港というのは免税店とカフェだけで、
酒を置いてあるレストランも売店も何もない!!(>_<)
結局何も飲まずに何もせずに2時間、
やっとのことで上海行きの飛行機に搭乗した。
韓国でのあのきめ細かいサービスと違い、
中国人スタッフの荒い(笑)サービスを味わいながら、
中国語のアナウンスには何故かほっとする自分がいる・・・
上海に着いてすぐにタクシーに飛び乗り即売飲み会へ!!
盛り上がりました!!
今日2日目からはドラムを叩きます!!
2月5日LiveHouse育音堂午後8時半から
2月6日イシバシ楽器午後1時半から(詳細は今晩またUPします)
上海在住の人は集まれ!!!
Posted by ファンキー末吉 at:11:08 | 固定リンク
2013年2月 4日
黒幕ついに立ち上がる!!
明日から上海ータイーミャンマーー韓国の旅なので、
羽田まで運転させる小畑秀光を呼び出していろいろ話してたら、
例の激鉄オムニバスの企画が進んでるようで進んでない!!
まあまあ、それもいた仕方あるまい!!
10近くあるバンドを全部まとめて、
スタジオのスケジュールを押さえてブッキングしてっつうのもなかなか大変じゃろう・・・
しかし何よりもちょっと参加バンドがワシに対して「遠慮」があるようにも見受けられたな・・・
まあ
「ネットからファンキースタジオのスケジュール見て勝手にブッキングして書き込んどけばいいよ」
なんて言われてもさすがに悪くてなかなか自分では書き込めないかも知れない・・・
しゃーないなぁ・・・じゃあこの場を借りて、
ワシが参加バンドに激を飛ばそう!!
2月16、17、24、25日
とりあえず早いもの勝ちで誰かとっととレコーディングしなさい!!
あと、3月はワシが後半は北京でいるので、
我こそはと思うバンドは北京に来なさい!!(超激)
往復の渡航費さえ自分で出せば、
最大半月分の飲み食いと宿泊先(貧民街となりますが)は全部ワシが出す!!
しかもバンド全員で来るならそのバンドのライブを北京でブッキングしてやろう!!
そりゃバイトとか生活も大変じゃろうが、
北京のあの生活を経験出来て、ライブも出来てレコーディングも出来て、
しかも滞在中は一切自分の金を使わずにファンキー末吉お薦めのあの最高の中華料理を毎日食えて飲めるという経験はなかなか出来んぞ!!
勇気のある人はバイトやめて生活リセットして一度来なさい!!(超超激)
こんな経験若いうちしか出来んぞ!!(キッパリ)
まあバンドが全員そんな状態とは限らんので、
別にバラ録りすればいいからドラムだけとかギターだけとか、
来れる人だけ来てもええよ〜
まあそうなると北京ライブは出来んがレコーディングは十分出来る・・・
生活が大変な人は2泊3日でもええけどね〜・・・
もともとこの企画は、
無事に発売されればバンドはそのCDを売って20万の現金が入るのぢゃ!!
それを先に全部渡航費で使って飲み食い奢ってもらうのもいい経験ぢゃぞ!!
あと、な・・・
黒幕立ち上がっても参加バンドが知り合いじゃなければいろいろ激も飛ばしにくい・・・
みんながみんなこんな無茶な申し出を受けられる状態でもあるまい・・・
ということで一度みんなが集まってライブをやろう!!
3.31
4.21
5.4
5.5
5.12.19.26
のうちどれかライブ可能なスケジュールを各バンドは全て小畑秀光にメールするのぢゃ!!
昼間っからマラソンライブやるぞ〜!!決起集会じゃ〜!!
店に迷惑はかけられないので飲物はみんなボランティアで手伝え〜!!
食い物は夕方にスタッフが出勤するまでワシが中華料理を作ろう・・・
チャージはもちろん無料!!
もちろん参加バンドには一銭の収入もありません!!
出演順は公開ジャンケンで決めます!!
出演バンドが出揃ったら一斉にグーかチョキかパーかをメールで送って、
あいこの場合は発表しますのでまたもう一度送って、
恨みっこなしで順番決定!!
これでどぢゃ!!
出来れば参加バンドの全てが集まれるイベントにしたし!!
返信は小畑秀光へ〜!!
ほな!!こてん!!!!