
2011年6月12日
振込詐欺に名前を使われた(笑)
浙江省の永康というところに着いた。
ドラムのチューニングをしてたら担当者の沙が笑いをこらえてこう言う。
「平頂山の王老師、覚えてるか?」
覚えてる覚えてる。
温泉連れてってくれたり一緒に数日遊んだし、
何より音楽好きのドラム好きで印象深い人である。
「Funkyが金に困ってて2万元貸してくれって電話が来たんだけどって言うんだ・・・」
中国でも振込詐欺は流行している。
「久しぶりぃ、俺だよ」
と言って電話をした犯人に対してまた王老師は、
「Funky老師ですか?」
と言っちゃったらしい。
犯人もプロである。
そこから完璧に話を合わせてワシになりすます。
考えてみればワシの中国語は外国人の発音なんだからわかりそうなものだが、
王老師曰く声がクリソツだったのでまるっきり信じてしまったらしい。
一生懸命2万元を用立てようとしてる時、
偶然沙が別件で電話をした。
「Funky老師、金に困ってるらしいね・・・」
そこで沙はピンと来た。
「その振込ちょっと待ったー!!!」
そう言えば沙から一度国際電話がかかって来たことがあった。
「Funky、今北京か?日本か?」
日本だと言ったら「じゃあいい」と言って切ったことがあったが、
あれがこの時だったんだな・・・
すんでのところで振込詐欺は阻止されたようだが、
それにしてもこの広い中国に
「Funkyが金に困っている」
と言ったら金を用立てようとする人がこんなにいるのかと思ったら感激的な話である。
全中国ドラムクリニックツアーは今日も続く・・・