
2008年11月26日
全中国ドラムクリニックツアーその13、山西省「太原」
山西省太原は一度、
テレビ局のカラオケコンテストの審査員として行ったことがある。
(いろんなことやっとるなあ・・・)
北京から寝台車に乗って、
酔っ払って寝て、着いたら朝だったので楽だったのじゃが、
(素人さんのヘタな歌を一日聞くのは苦痛だったが)
今回は悪い予感が当たってバス移動である。
寝台ではなく椅子席。
しかも何やらすーすー風が入って来てえらい寒い!!
買ったばかりのiPhoneにコピーした映画を見ながら、
2本ほど見てちょうど電池が切れた頃着いた。
だいたい6時間ぐらいの旅だっただろうか、かなり疲れた。
このツアー・・・移動と酒が疲れるのよ・・・
まあお決まりの酒と料理の話は次の街でまとめてするとして、
今回は何と2ステージ、ジャニーズのように2回まわしである。
これはワシの人気がどうのこうのではなく、
単にこのパール倶楽部の生徒の人数が全国で一番多いからである。
ほとんどが子供で600人を超えている。
するとその父兄も合わせて1000人以上のオーディエンスが来るというのだから数百人クラスの小屋では足りないというわけである。
その日の夜セッティングとチューニングをやって、
翌日は朝9時と昼3時の2回ステージである。
ちなみに中国の会場の席番号というのは連番で買うと隣にならないのをご存じか。
舞台下手側は奇数ナンバー、上手側は偶数ナンバーである。
なんでじゃろ・・・
ともあれ2回まわしだと当然テンションが上がる。
いや、テンション上げないと乗り切れないと言えよう。
まだ午前中だというのに汗だく、
そしてここのパール倶楽部のシュエ先生とドラムバトルまでやって、
中国式お決まりの花束贈呈で幕を閉じる。
(共同通信京極さん提供写真)
ちなみにこの時点でまだ午前である。
先はまだ長い・・・
ホテルに帰って小休止して更にもう1ステージ。
ここでシュエ先生からリクエストが来た。
「午前中にやったヘビーメタルの速い曲を最後にやってくれ」
XYZの新曲、「Spreading of Fire」のことである。
XYZの曲ってウケるんか?・・・
まあ生徒たちはみんな課題曲にヘビーメタルやっとるしなあ・・・
遠慮なくフルパワーでぶっ叩く。
隣でシュエ先生がマイクを持って客を煽る。
先生・・・これやりたかったのね・・・
そして客(子供たちじゃが)は興奮のるつぼ・・・
(共同通信京極さん提供写真)
ええんかなあ・・・
ワシが初めて中国に来た頃にはコンサートで立ち上がっただけで逮捕されていたが・・・
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)