
2008年7月28日
全中国ドラムクリニックツアーその5、江蘇省「靖江」
二井原実ソロライブのリハも終わり、
そのまま朝一番の中央線に乗って成田まで行き、
北京に着いて4時間のトランジットの後、
靖江の最寄りの空港である無錫に降り立った。
4時間も待ち時間があるのだから、
最初は院子に帰って一休みしようと思っていたが、
「ファンキーさん、北京空港の税関大変ですよ。荷物全部調べられますよ」
と言われていたので空港から出なかった。
別にヤバい物を持ち込んでいるわけではないが、
あの税関の職員の態度を思い出しただけで胸が悪くなる。
国内線へのトランジットでのチェックは比較的簡単であったが、
スティックケースを必ず調べられる。
「オリンピックなのにこいつはたくさん木の棒を持ち込んで何をやるつもりだ」
とでも言いたげである。
サービスにドラムを叩くマネをしてやったが全然受けなかった。
無錫から車で1時間、靖江とは無錫の隣町だったのだ。
さっそくこの町の偉い人と一緒に食事。
オリンピック間際に全国でイベントが中止にされているのに、
このクリニックが中止にされなかったのはこれら偉い人のおかげである。
我らが沙泳江先生、イスラム教でありながらここでも飲む飲む。
ドラムクリニックより全国の地ビールを飲むというのが大きな目的であったが、
この町には残念ながら地ビールがないと言う。
仕方がないので白酒。
でも5分で空いてしまった・・・
ここの料理は上の写真のようなとうもろこしを中心とした田舎料理や、
ニラまんじゅう、
イモの煮っ転がし、
そして長江の魚、
などのさっぱりした料理であった。
飲んで食って、前の日寝てないので爆睡・・・
翌日の会場はテレビ局のスタジオであった。
どうも今回のクリニックは
市のイベントとしてテレビの収録も兼ねて行われるということで許可を取ったらしく、
テレビのインタビューも行われ、これが後に地元のテレビで放送されるらしい。
今回のツアーではワシはXYZのWings~Fire Birdの中国版を用意した。
10分を超えるロックメドレーである。
何故かと言うと、ワシはもっと子供たちに「ロック」というものをわかって欲しい、
今はわからなくてもその心の中に少しでも印象を刻んでおきたい、
大人になって何か困難なことにぶつかった時に思い出して欲しい。
各地方でたくさん天才子供たちを見て来た。
どの子もテクニックだけはある。
しかし魂というか歌心が全然ない。
当たり前だ、この子達にはまだ「歌うべき人生」がないのである。
Wings~Fire Birdの中国語歌詞にはこのような一節がある。
この子たちがまだ「世界は思い描いていた天国ではない」などと思えるわけがない。
でもこの子たちが大きくなっていつかそんなことを思った時、
この子たちは今日ワシが叩いたドラムを思い出すに違いない。
「あのオジサンが言いたかったことはきっとこのことなんだな」
と思ってくれるかも知れない。
ワシは毎回クリニックで使ったドラムマイナスの音源を置いていく。
それらの曲を今後教室で使ってもらえるように。
そして今回からその中にこのWings~Fire Birdの中国版が加わった。
子供たちよ、頑張ってコピーするのじゃ。
ドラムの叩き方だけではない、
「ロックとは何か」をこの音源からコピーするのじゃぞ!!
クリニック終って速攻で車に乗り、次の町、徐州へと向かった。
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)