ファンキー末吉プロフィール

あの爆風スランプのドラマーがどうして中国に?
いろんな人がそう聞いて来る。
2000年に正式に北京に引っ越して来て、こちらでスタジオミュージシャンとして暮らしているうちに、どうしてなのかその理由がはっきりと見えて来た。

自分の育った四国の片田舎では、当時レコード店にもRockやJazzなどほとんど置いてなかった。
苦労して手に入れたレコードを聞いた時のあの感激はいまだに忘れもしない。
「このスピーカーの向こうの人たちは人間ではない、神様なんだ!」
そう思った。
そして「自分もそんな神様になりたい!」
それがいわゆる「夢」と言うものだと当時は知らなかった。

NYに行ってJazzをやるか、東京に行ってRockをやるか、人生の最も大きい選択の時、結局は東京に行って成功して今がある。
しかし自分は決して「街を歩けば振り返られる有名人」になりたかったわけではない。
自分は何になりたかったのか?・・・

それがここ、北京に来てからはっきりわかった。
日本では「爆風の人」、しかしこちらでは「ドラムのうまい人」なのである。
数々の名盤のドラムを叩き、それを聞いたいろんな若者があの時の俺と同じように目を光らせて言う。
「この人は人間じゃない!」
神様にはまだほど遠いが、この生活は自分が昔「夢」みたそのものであることを自覚した。

だから死ぬ時は出来れば・・・ここ北京で死にたいなぁ・・・

著者・・・「変人」である。

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2010年02月02日

唐辛子爆弾

試しにで出してみた揚げた唐辛子のスナックが人気で、
「帰りに持てるだけ買って来てくれ」
というのでトランクに入るだけ買って持って来た。

トランクは当然預けるのでいいが、
リュックにもぱんぱんに入っているのは手荷物である。
何か言われるかなと思ったが、
「何じゃこりゃ?」
と検査官が言っているのをすかさず
「唐辛子です」
と言ってことなきを得た。

ところがその後、搭乗口に向かおうとすると、
「あなたはダメです」
と手荷物検査場から出してもらえない。

どうしてかと聞くと、
「税関のハンコがないからだ」
と言うのだ。

「税関がハンコ押し忘れたのと俺が何の関係がある!!
すぐに通せ!!飛行機に乗り遅れるじゃろ!!」

中国語を喋ると性格が中国人になってしまうのでついキツく言ってしまう。
責任を全部相手に押し付けるのが「コツ」である。

しかし今回は聞く耳を持ってくれない。
有無を言わさず別室に連れて行かれてしまった。

見ればワシのトランクが転がっている。
考えるに、チェックイン手続きをして、
すぐにレントゲン検査をして、
問題がある場合にはすぐに番号を登録、
その荷物は別室に運ばれ、
それに連動した人間のボーディングパスには税関のハンコが押されないのだ。

前回飛行機に乗り遅れた時に、
どうしてワシの荷物が取り出されたのかもこのシステムによるのだろう。

「荷物を開けろ!」
と言うので
「カギなんかかけてないがな!
チェックしたかったら勝手に開けてチェックしてそんなことでワシを呼ぶな!!」
と更に高圧的に出る。

中国人相手に弱気に出た者が「負け」なのだ。

荷物を開けた途端、そこにいる人は絶句!!

TougarashiBakudan.JPG

そうかぁ・・・こりゃレントゲンで見たら
「砲弾状のケースの中に金属ではないうにうにしたものがたくさん詰まっている」
としか見えないか・・・

さしずめプラスチック爆弾を満載したトランク・・・

雰囲気を察したワシはいきなり態度を変えて満面の笑顔で
「唐辛子でーす!!」
しかし検査官は全員「?」という顔で呆然としている。
どうしてこんなにたくさん唐辛子を持ち出す必要があるのか・・・

「唐辛子大好きなんですぅ!!じゃっ!!」

逃げるように飛行機に搭乗して日本に帰った。
日本の税関で調べられなかっただけラッキーである。

Posted by ファンキー末吉 at:11:24