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2019年5月14日

布衣2019年春のツアーを振り返って

今回のツアータイトルは「一甲子」。

これは十干(じっかん)という「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10個の並びと、
十二支(じゅうにし)の「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」のそれぞれの最初「甲」と「子」の組み合わせは60年に一回であるということから、「Funky60歳記念ツアー!!」という意味合いがある(らしい)・・・

オフィシャルサイトからの回顧レポートによると、


《一甲子》巡演首轮36站半程回顾记,
(ツアーの最初の半分、36箇所を振り返るよ)

24载布衣,60甲子鼓魂,
(結成24周年の布衣、60歳のドラムスピリッツ)

50/70/80/90后,
(50年代生まれ、70年代生まれ、80年代生まれ、90年代生まれ)

9人布队,4万公里摇滚取经路,走着
(9人のメンバーが4万キロのロックの道を行くよ)


・・・4万キロ!(◎_◎;)・・・って地球一周??・・・
・・・って実はこれは秋のツアーと合わせての走行距離で、春の36箇所ではだいたい半周だとか・・・それでも凄いのう・・・

布衣は現在では中国のバンドの中で一番多くツアーを廻っているバンドらしい。

動員数ではまだまだこれを上回るバンドはあるが、
そんなバンドはもうこんなに細かくツアーを回らない。
大きな会場ばかりをピックアップして、必然的に本数は減ってゆく・・・

LaoWuと最初に出会った頃から、飲めば
「バンドはなぁ、ライブやで!!ツアーやで!!」
と言ってた私の影響をモロに受けていると言えよう(笑)

今では大ロックスターとなっている、友人の謝天笑が、LaoWuにこうアドバイスしてたのを聞いたことがある。

「ライブハウスもなぁ、選ばなきゃダメだよ。
アンダーグラウンドなとこに出演してたらいつまで経ってもアンダーグラウンド。
バンドが大きくなったらそれにつれて大きなところでやって箔を付けなきゃ」

いわゆる自らを「ブランド」にしていって大きくなってゆく手法だが、
LaoWuはそれを一喝してそれからもアンダーグラウンドな小屋を回り続けている。

「あんな田舎街のライブハウスなんてちゃんと演奏出来るの?」
という街に行って演奏して、
「布衣がライブやったらしいぜ」
ということで他のバンドも「じゃあやってみるか」になる。

つまりは「先駆者」である。

想像だが、小さな街のオーナーからしてみたら、
メシ奢るから、ホテル代ぐらい出してやるからというわけかも知れない。

ブッキングはまことに巧妙で、
そういう小さな街は平日にブッキング、
週末は動員力が見込める大きな街をうまくブッキングしている。

3月15日(金)広東省珠海
3月16日(土)広東省広州
3月17日(日)広東省深圳
3月18-19日:移動日、現地オフ
3月20日(水)広東省东莞

(ブログ記「布衣2019年春のツアー広東省」)
エピソード:ここでライブ前に広東メシ満腹食って終演後に吐く(>_<)
それ以降ライブ前には食わない!!

ライブ終了後にそのまま空港へ三亜まで飛ぶのではなく海口まで飛んで列車移動

3月22日(金)海南省三亚(飛行機移動)
3月23日(土)海南省海口

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー海南省」)

3月24日(日)福建省福州(飛行機移動)
3月25-26日:移動日、現地オフ(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
3月27日(水)福建省厦门

(ブログ記事:「布衣2019年春のツアー福建省」)

3月28日:移動日
3月29日(金) 江西省赣州
3月30日(土)江西省南昌

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー江西省」)

3月31日(日)浙江省温州
4月1日:移動日
4月2日(火)安徽省黄山

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー浙江省と安徽省黄山」)

4月3日:移動日
4月4日(木)浙江省杭州(ブログ記事はこの中に)
4月5日(金)上海

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー上海」)

4月6日(土)江蘇省无锡
4月7日(日)江蘇省苏州

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー江蘇省」)

4月8日:移動日

4月9日(火)安徽省銅陵
4月10日(水)安徽省芜湖
4月11日:移動日(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
4月12日(金)安徽省安庆
4月13日(土)安徽省合肥
4月14日(日)安徽省六安
4月15-16日:移動日、現地オフ
4月17日 安徽省淮南

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー安徽省」)

4月18日:移動日
4月19日(金)河南省开封
4月20日(土)河南省新乡
4月21日(日)河南省安阳

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河南省」)

4月22-23日:移動日、現地オフ
4月24日(水)山东省临沂
4月25日:移動日(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
4月26日(金)山东省青岛
4月27日(土)山东省济南
4月28日(日)山东省淄博

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー山東省」)

4月29-5月2日:移動日、現地オフ
5月3日(金)黑龙江省哈尔滨

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー黒竜江省ハルビン」)

5月4日(土)辽宁省沈阳
5月5日 吉林 长春

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー遼寧省「瀋陽」と吉林省「長春」」)

5月6-7日:移動日、現地オフ
5月8日(水)河北省沧州

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河北省「沧州」」)

5月7日:移動日
5月10日(金)河南省郑州
5月11日(土)天津
5月12日(日)辽宁省大连

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河南省「鄭州」、天津、遼寧省「大連」」)


いや〜非常にうまく組まれている・・・
飛行機移動は海南島に渡る2本だけで、あとは全部列車移動!!

ちなみに海南島には橋とかトンネルで大陸と繋がってるわけではなく、
列車移動だとそのまま列車がフェリーに積み込まれて渡るらしい!(◎_◎;)

乗ってみたいのう・・・
(と言ったらアホかと言われた(笑)列車に缶詰で蒸し暑いらしい)


さてこのように上手いことツアーを組んでるので、9人の大所帯で廻っても何とか赤字にならずに廻れているのであろう。

中国のツアーと日本のツアーの相違点!!

中国の不利な部分、それはチケット代が圧倒的に安いこと(>_<)
日本だと5千円や6千円もザラだが、中国では200元(3千円ほど)もしたら学生にはもう手が出ないだろう・・・

布衣のチケット代は100元(1500円)前後。
この収入だけで全ての経費を賄い、
政府への楽曲の申請(なんと有料!(◎_◎;))や、Webでの宣伝費なども支払わねばならない・・・

でも中国のよいところは、交通費が圧倒的に安い!!

高速鉄道はだいたい1分乗ってる距離だと1元ぐらいの目処だと言われているが、
東京大阪が2時間だとすると中国だと120元(2000円)!(◎_◎;)

中国の高速鉄道は時速300km以上出るので厳密に正しくはないが、
1万円以上する日本の新幹線よりは格段と安いことに間違いはなかろう・・・

あとホテル代。
日本は「おひとり様おいくら」という世界でも珍しい料金設定で、
中国や諸外国のように「ひと部屋いくら」ではない。

私は「敬老精神」でひとり部屋を取ってもらってるが、
他のスタッフ、メンバーは全員ツイン部屋。
つまり9人いても部屋数は5部屋ですむ。

そしてホテル代が田舎に行けば絶対的に安い!!
ひと部屋2000円程度のもあった!(◎_◎;)


私的にはホテルが会場のすぐ近くにあるというのは非常に助かる!!

まず移動は、乗り打ちの場合、朝早く出発して昼ごろ着くように乗車券をブッキングしているようだ・・・

着いてメシ!!その後に昼寝!!(笑)

いやいや、この「シエスタ」っつうのが非常に助かるのだよ!!

その後、いつもだいたい3時頃からスタッフが会場入りするのだが、
私はドラムのチューニングがあるので一緒に入る。

4時頃メンバーがやって来て、
サウンドチェックはもう毎日やってる曲だから決まった2曲しかやらん。

5時にはホテルに戻ってまたごろごろ・・・これがいいのよ!!
中国のライブは(ってアメリカもそうで日本が早すぎる)だいたい8時半頃始まるので、
疲れている時とかはまたここで仮眠!!

長い列車移動も、iPadで映画を何本か見てればいいし、
飛行機と違って自由に立ち上がって車内をうろうろ出来る。

何より、飛行機は欠航という恐ろしい罠が待ち構えているので列車移動の方が確実である。

それもこれも中国の高速鉄道網が今ではこんなに網の目のように張り巡らされているから出来ることである。

中国高速鉄道網

春のツアーは南の方から東北の方まで廻ったわけだが、
秋のツアーでは今度は内陸部の西北を廻る・・・

移動距離がハンパないのよね〜地球半周以上するかも〜(笑)

今回の移動Map!!(直線距離で書いてるけど実際は色んな乗り換えで移動した)

BuYiTourMap2019Spring.jpg

日本の大きさと比べたらこんな感じ〜

Posted by ファンキー末吉 at:06:28 | 固定リンク

2019年5月13日

布衣2019年春のツアー河南省「鄭州」、天津、遼寧省「大連」

最後のこの3連チャン、移動が大変やったぁ・・・(>_<)

まあ前の日が移動日やったんでよかったけど、
河北省「沧州」から河南省「鄭州」までって高速鉄道で5時間(>_<)

5時間いうたら東京から博多か・・・まあ慣れたな(笑)


鄭州の小屋は歴代一番暑い小屋で、
こんなに広くて天井も高いのに何故か暑い(>_<)

まあ客がこんだけ入ってこんだけ盛り上がってるからやと思うけど、
もう朦朧としてドラムソロ!!

もうね、最近では汗だくでステージ降りてビール飲んだりしないのよ。
ほんま脱水状態で死ぬかも知れんからな(笑)

まずは水とか飲んだり、
飛び出しでホテル帰ってゆっくりお茶飲んだり(笑)

ついでにUSB洗濯機で洗濯しつつメシ食いに行ってからビールを飲む!!

ところがこの日は思わず冷えたビールもらって速攻で飲んだもんな・・・
身体に悪いことは気持ちがいい!!(笑)


さて次の日は天津までの乗り打ち!!
これも4時間(>_<)

5時間いうたら東京から広島か・・・まあ慣れたな(笑)

ここの小屋はライブハウスというにはデカすぎる会場・・・
酸素もたっぷりあるしこりゃ冷静なドラムソロが叩けるなと思ったら・・・


そして次の日はまた遼寧省大連まで5時間かけて移動して乗り打ち(>_<)

5時間いうたら東京から・・・もうええわ!!(笑)

さてこの日はツアー最終日ということで気合十分ではありますが、
いかんせんやっぱ暑い(>_<)

というわけで毎回毎回ドラムソロ2回!!
多い時にはギターの弦が切れて張り替えてる時に叩いて3回!!

いや〜ようやった!!

友人がFacebookに
「毎日飲んで食って移動して、楽しく叩ける心と身体が凄すぎる」
と書き込んでいたが、ホンマやなぁと思う・・・

特に「心」っつうのが大切やな!!
邪心なく素直に「楽しめる」ように心を持ってゆくのはやっぱ「精神力」やと思う・・・

単に楽しいけど(笑)

ドラムソロも、もっと色んなフレーズも持ってるんやけど、
やっぱこの状況で一番盛り上がるフレーズって必然的に決まってしまうのよね・・・

例えばポリリズムを入れたら客が手拍子出来なくなる。
ピアニシモ入れたら客に緊張感が生まれる。

等々・・・

でも「どうしようかな」とか悩まずに、
別のフレーズが出て来たらそれも叩いたりするけど、
とりあえずドラムソロも「曲」と同じ!!

ギタリストの「決めフレーズのギターソロ」と同じですな・・・


面白かったのが、LaoWuがライブ終わった瞬間にいきなり元気になったこと。
辛かったのか?!辛かったのだな!!(笑)

みんなで打ち上げ!!

この後スタッフのヤオヤオ君が私の部屋に来て悩み相談・・・
ツアーあるある!!(笑)

結局3時まで悩み聞いてあげて5時起きで帰国!!

長いようであっという間だったようなツアーでした〜

Posted by ファンキー末吉 at:20:17 | 固定リンク

2019年5月10日

今や中国の著作権ビジネスは日本より進んでいる?!

中国の音楽界の仕組みを知っている日本人は少ないだろうと思うが、
私は30年のこちらでの仕事や付き合いの中で、日本人としては一番よく知っている日本人ミュージシャンであると自負している。

その私が先日はちょっと目からウロコのような状態だったのでその話をブログに書きたいと思う。

中国の進歩の速度は目覚しい。
ちょっと時間が空くとすぐに「浦島太郎」になってしまったりするが、
先日の私がちょっとそんな感じだったのだ・・・


まず基本をおさらいしておこう。

私の本にも書いたが、日本の音楽ビジネスが、
「コンサートツアーを赤字で廻っても、それでアルバムを売って権利商売で利益を得る」
というビジネスモデルで例えられるとすると、中国は全くその「真反対」である!!(あった?)

中国では「音楽は名刺と同じ」、歌手は自分で金を出しても立派な「名刺」を作り、
それが立派であればあるほど自分の「営業ギャラ」が上がるという、
「レコードはプロモーション、コンサートで儲ける」という「真逆」のビジネスモデルである。
(いやこれこそ「あった」というべきか・・・)


ちなみに有名歌手になると一本のギャラが日本円で1千万円を超えると言われていて、
私の知り合いの歌手はそれを年に300本以上こなしていると聞く。

まあそれぐらいの歌手になると、事務所と歌手の取り分は2:8。
日本のように、「アーティストは権利を全部事務所に譲り渡して給料をもらう」というシステムと比べて、歌手がどれだけ金持ちであるかがわかるだろう。

ちなみにその歌手は数年前に東京のベイエリアに高級マンションを買った。
支払いはもちろん「即金」である。


ではどこからそんな高いギャラが捻出出来るのかと言うことを説明しとこう。

まず彼らが出演しているイベントの多くは放送局主催(もしくは協賛等)の歌謡オムニバスイベント。
そこにコンサートの目玉として出演して2曲ほどヒット曲を歌う。

今は禁止になったが、昔は口パクだったりして、
ということは、彼らは自分のレコードに合わせて口パクで10分間笑顔を振りまいているだけで一千万単位のギャラをもらってたわけである。


ではそのギャラはどこから捻出する?

日本と違って、中国には放送局が400以上あって、
放送局主催とかだと、その放映権を当然その放送局が所有する。

全国のテレビ局はいつもソフト不足で、再放送などを繰り返したり・・・
そう、よそのテレビ局から番組を買って流したりしている。

つまり、大金をはたいてイベントをやるという目的のひとつには、
その主催番組を400以上ある他の放送局に売るというのは大きな目的である。

売るためには看板歌手が必要なので、視聴率を取れる有名歌手は必然的に一番高いギャラを貰えるというわけだ。


それだけではない。
イベントなのだから客を集めなければならない。
そのために何万人も集められる動員力の歌手が必要であるというのもある。

何万人も集まって、その映像が400の放送局全部で流れるとすると、
必然的にステージの後ろや至る所にあるところに企業の名前を入れたり、
いわゆる「広告収入」は桁違いに高くなる。

聞くところによると、サッカーというスポーツは中国は弱いのに、
自国が出場していない世界大会とかの「広告」は、今では中国企業ばかりであると言う(笑)。

そういう話を聞くにつれ、この「広告」のシステムが、現在では世界的に機能しているのだと実感する。

当然ながらそのチームが世界大会に出場したとすると、そのチームの広告収入はとてつもなく莫大になる。
これに例えると看板歌手のギャラがどうして高いのかが理解しやすくなるだろう・・・

だから歌手にとって「レコード」など「名刺」と同じ、
その「営業ギャラ」こそが一番大きな収入なので、
「名刺」なんかいくらでもタダで配ってもいいよ・・・

・・・というのが今までの私の認識であった。
(注:その現実は今もなくなったわけではない)


さてここまでは「今は昔」の話・・・
それが今はその「名刺」がお金になるよ、
つまり、中国にはもうちゃんと「著作権ビジネス」があるよというお話・・・

先日、中国の業界人の重鎮で古い友人であるLaoLuanと飲みながら、
前々から感じてた素朴な疑問をぶつけてみたところから話は始まる。

先日私がレコーディングした歌手は、彼の会社の「所属」なのであるが、
「じゃあどこで儲けてんの?」
という話をしたのである。

新人なんだから当然有名歌手のように高いギャラでイベントに呼ばれることもない。
「営業ギャラ」自体がないような存在なのであるから、前述のように「音楽は名刺、コンサートで儲ける」はあり得ない。

それなのに、先日のレコーディングように事務所がお金を出して、私やその他スタジオミュージシャンをブッキング、
またその高級なレコーディングスタジオの料金までを事務所が払っている・・・

「そんなにお金使ってどこで元取ってんの?」
ということである。

「投資だよ。今はまだまだ回収出来ないけど、1曲当たれば全部回収出来る」

!(◎_◎;)・・・それって楽曲の権利?・・・って一体どこから回収すんの?

何せ、往年のカセットテープの時代、
「一応印税はあるんだけどねぇ・・・工場で何本以上製造したら、最初のお金の他に一本いくら支払いますって契約なんだけど・・・その海賊版がその工場自体でプレスされてたりするからどうしようもないんだよ(笑)」
などと言われたりしていた・・・

そしてCDの時代、
「発売日になるとねぇ・・・やっぱ海賊版が気になるんだよ。ひどい時にはどっかからデータが横流しされて正規版より先に海賊版が発売されてたりする(笑)・・・でもねぇ、海賊版が作られてないって状態だったらそれはそれでこのCDは売れないってことでそれも困る(笑)」
などと言われてたりした・・・

そして今はネットの時代!!

ちなみに日本は映像メディアがDVDの時代になっても、VHSだベータ(懐かしい)だのの「ビデオテープ」がそれはそれは長く長く流通していた。
(今もされてる?)

ひょっとしたらそれは国や日本国民がビデオ屋さんとかを守ろうとしているブレーキをかけているのかも知れないが、
中国なんてDVDが出て来た瞬間にビデオテープなんか一瞬にして消え去った。

そしてネットの時代になり、レコード屋(昔は中国では本屋でカセットが売られてたなぁ・・・)とか何軒潰れようが誰も全く気にしない。

国の体制は社会主義、だけど経済は資本主義、それが「中国特色の社会主義」。
その経済のシステムである「資本主義」は、新しいものに対応出来ないヤツらは没落していって当たり前!!それが「生き馬の目を抜く」資本主義なのである。


さてネットの時代・・・と言ってもまだまだ配信だけではなくCDも生き残っているが、
カセットテープの時代と一番大きく違うのは「デジタル刻印」である。
(これはネット配信もCD販売も同じ)

ちなみに私は自己のJazzバンド「おすし」のアルバム「いただきます」の中国での発売を申請している。
その時に色んな「刻印」を要求される。

楽曲ごとのISRCは日本にもあるのだが、「IFPI証書」って何?・・・
みたいなどったんばったんで学習してゆく・・・

まあISRCは楽曲にデジタル刻印されている楽曲ごとの番号だが、
CDに物理刻印されているIFPIというものも含めて、その他色々申請せねばならない。

まあそれがなくてもCDは出せる。
しかし、ライブ会場で手売りすることは出来るけど、正式に発売したり配信でダウンロード販売したりは出来ないよ、と・・・

つまり、ライブ会場で細々と手売りするならいいけど、
発売量の大きなちゃんとした売り方をしている全てのCDや楽曲には「全てこの刻印がされている」ということである。

そう、だから今の時代、使われた曲やCDはデジタル追跡して調べられるのだと・・・!(◎_◎;)


ではそれを誰が調べて誰が徴収してどのようにして回収してくれるのか・・・

・・・と、このように考えてしまうところがまず「日本的」(笑)、
古き良き(?)時代から長くJASRACさんとかの恩恵に預かっていてぬるま湯にずーっと浸かっていたからこのような発想しか出来なくなる・・・

「著作者の皆さんが、ご自身で使用者を調べて徴収するのは手間でしょ?だからJASRACがそれを代わって徴収してあげましょう」
その代わり
「権利は完全に譲渡して下さい。自分の曲でも勝手に使ったら告訴しますよ」
・・・とこれが日本のシステム。

流通するものほぼ全てにデジタル刻印がされてて、ネットさえあればそれを誰でも追跡出来る時代に何それ?・・・(笑)

ちなみに飲みながら私が一億円損した話とかの話をしてたら、
「昔はね、でも今ではあり得ないね。もしあったら連絡して。うちの弁護士紹介するから」

・・・そう、JASRACの代わりをするのは「弁護士」!!
「著作権侵害されてるな」という事件があったら、弁護士が「仕事」としてその金を回収して来る。

・・・と言っても別に告訴するとかではなかろう。
「代理人」として内容証明を送りつければ事足りる。
悪あがきして告訴でもされたらもっと払わなければならなくなるのだ。

・・・ってか将来そんなめんどくさいことになるなら最初に払っときましょうよ!!
・・・そう考える方が当たり前。

「著作権料払わんかい!!」とエグい裁判ばっかやり続けている日本なんかより、よっぽど「民度が高い」と言えはしないか?(笑)
(但し、そのシステムを支えているのは、例えて言うと「人民ひとりひとりにもデジタル刻印されている」みたいなこの国の監視システムがあるからであろうことは想像に難くない)


また、日本にはアメリカなんかと違ってフェアユースという物の考え方がない。

例えば布衣の楽曲を誰かがカバーして演奏したとする。
でも布衣自身が「こりゃ宣伝のためにもやって欲しいよねぇ」と思えばそれでいいが、
日本では著作者がどう考えようがJASRACが否応なしに徴収しに行く。

ちょっと前に日本の有名バンドが
「結婚式でうちの楽曲は無償で使用していいよ」
と発表して波紋を呼んだが、
ファンがそれを見て「著作権料払わなくていいんだ」と思って実際に結婚式で使ったとすると、それがJASRAC管理楽曲だったらJASRACはそれを容赦なく徴収しに行く。

そして私との裁判で主張したのと同じように胸を張ってこう言うだろう。

「これはお前らの曲じゃない!!うちに譲渡してるんだからうちの曲だ!!」

なんて「野蛮」な国だと思わざるを得ない。
中国では作者がそうして欲しいと言えばそれで通る!!
弁護士に回収しに行かせなければそれでいいのだから・・・


ちなみにアメリカのバンドは弁護士をマネージャーにしたりすると聞く。
イベント出演における金銭トラブルがないように契約書を作成したり、
また万が一トラブルがあったら決して取りっぱぐれないように取りに行くということらしい。
プロモーションはプロモーションで別のプロモーション会社に発注するらしい。

日本のように、アーティストが全ての権利を所属事務所に譲渡して、その代償として給料を貰って「サラリーマン」になるのとは根本的に違う。

著作権においても、
「日本:全ての権利をJASRAC等に譲渡して、そこから手数料引いて分配をもらう」
のと、
「中国:お金取って欲しい時に弁護士雇って取って貰って手数料を弁護士に払う」
のとの違いである。


さて、前述のLaoLuanの事務所は、この「取りっぱぐれがない」という現実を見て、こうして多額の投資(しかも莫大な額やと思う)をしているのである。
取りっぱぐれる可能性が高いなら、当然そんなビジネスはやらない・・・

まあ想像だが、こうしてこの新人女性歌手に投資してどんどん曲を作ってEP(シングル)としてタダでネット配信して、ちょっとでも名声が上がって来て、ここぞという時に弟のLuanShuが手がける映画音楽(それが必ず大きな映画である)のテーマソングなどが決まって、まあそれが新しく書き下ろしでもいい、その曲がヒットして金を生むだけでなく、今までこうして投資して作って来た全ての楽曲がその瞬間から全部金を生むようになる。
こんな感じ

つまりは「権利商売」!(◎_◎;)

「一曲ヒットしたら全部元が取れる」
というのはあながち誇張ではないと私は感じる・・・


ちなみに、中国ではどうやら「著作権」と「原盤権」が一緒になっているというニュアンスを感じる。

楽曲を作った彼女と事務所の取り分は現状では半々であると言う。
日本の音楽出版社が最初は作家と半々で契約するのと同じであるが、
それは「楽曲はお前のもの、原盤は金を出したうちのもの」みたいなものではないかと想像する。

しかし日本では一番最初に金を徴収するJASRACの手数料が引かれる。
CMの場合は何もせずに25%、つまり1千万のCM料が許諾を受けて出版社に流すだけで750万に減るのだ。
Runnnerの出版社がCMの印税だけはJASRACを外すというのも頷ける。

しかし中国ではその1千万が丸々入る。
もし万が一ばっくれられて入らなかったとしたら、弁護士に250万払ってそれを回収して貰ったとしたとしても、それでも日本と同じ収入である。

ちなみに日本でのJASRACのように権利を全部弁護士に譲渡してる訳ではないので、
自分で使うのももちろん自由、チャリティーで使うのも自由、要は「取って来て欲しいものだけを依頼」すればそれでいい。

でもまあこれほどシステマライズされた時代に無許可でCMに使うアホはおらんわのう・・・(笑)
使いたかったら、後々大きなトラブルになって莫大な額を取られるより最初に払っておいた方がよい(そりゃそうだ・・・)。


ではどうやって最初に払う?・・・

これは今度は布衣LaoWuから聞いた話だが、
「もしこれがお前が作った曲だとするだろ?」
から始まって、
「それだったらこれはお前の曲だと注册(ZhuCe)されてるから」

!(◎_◎;)

注册(ZhuCe)・・・つまり「登録」

デジタル刻印には当然ながら作詞作曲家の情報も紐付けされているから、調べようと思ったらすぐに調べられる。
つまり国家のデータベースに全て情報があるから、JASRACみたいな組織は必要ないのである!(◎_◎;)

ちなみに「おすし」の「いただきます」の申請の時にも作曲者名を申請しているので、
進藤くんの曲は調べたら(どうやって調べるかわからんが)ちゃんと「進藤陽悟」と出る(はず)。

ではその曲を使いたい場合はどうやって進藤くんに辿り着く?
・・・それは申請とまるで逆のルートを辿ればよい。

レコード会社(どこになるか知らんが)→発売元(布衣の会社)→布衣のマネージャー→ワシ(申請者)→進藤くん

まあこれは日本でも同じ、国家のデータベースがJASRACのデータベースとなるだけで、バカ高い手数料を取られて同じようなルート(日本の場合は出版社経由)で私をすっ飛ばして進藤くんに行く。


さて最後にあとひとつ、ダウンロード配信に関しても日本と全く違うシステムが存在するのでそれについて書きたいと思う。

まず最初に、YouTubeとかも同じだが、無料で音楽や映像を配信する会社の「収入」というのはやはり「広告料」であろう。

YouTubeとかにも広告が流れたりするが、中国ではヒドいところになると1分以上広告を見させられるのだからたまらない(>_<)

「広告イヤでしたら会員になって下さい。そしたら広告消しますので」
まあ日本でもよく見るシステムだろうが、中国のこの長ったらしい広告を見たらみんな会員になって消すだろう・・・(笑)

この会員料というのは一見非常に安く見えるが、ひとりひとりは安くても何億人も集まれば相当な収益になる。
そして企業にとって助かるのは「毎月必ず安定した収入を生む」・・・

例えひと月に100円の会員料であっても1億人が登録すれば月間100億円の定期収入なのだ!(◎_◎;)
(参考資料:中国のネット人口7億人

まずはこの莫大な「収益」というのを頭に置いて読んで頂きたい。


いつぞやネットで「中国の音楽ダウンロードのほとんどは正規版である」みたいな記事が出て物議を醸していたが、私はそれは本当だと思う。

現実、中国ではQQ、网易云など多くの音楽配信を行う会社があるが、
どれも中国の大手企業であり、ここが違法ダウンロードなど扱えるはずがない。

昔とは違う。
昔は「大手=国とがっつり=違法し放題」みたいな流れがあったが、
それも習近平政権になっての「汚職追放キャンペーン(という名の粛清?)」の流れでどんどん難しくなっている。

人民もわざわざウィルス満載のそんなアブナいサイトに行って違法ダウンロードしなくても、今では合法にいくらでも無料ダウンロード出来る。
その合法ダウンロードを経済的に支えているのが「広告料」であることは容易に想像出来るだろう。

「ほらやっぱダウンロードは無料だから商売にはならないじゃん」
などと言ってるとまた中国人からバカにされますぞ!!
次のビジネスモデル・・・


これは布衣から聞いた話・・・

まるっきりのド新人だとまず曲を無料で配信する。
前述の新人女性歌手などもそうであるが、
売りたくても誰もド新人の名前も曲も知らないんだから、
まずは無料だろうが何だろうが聞いてもらわなければ始まらない。

ところが布衣のように、アンダーグラウンドとは言え、どの地方都市に行っても数百、大都市だとヘタしたら1000人近く動員するバンドになったらわけが違う。
現在どの大手サイトに行っても必ず布衣の楽曲は全部ある。

次のステップは「専属契約」・・・!(◎_◎;)

大手のうちひとつ選んで、
「次のアルバムはあんたんとこからだけ配信しますんでお金下さい」

!(◎_◎;)・・・そんなシステムがあるのか?!!

これはもう「著作権」というよりは「モノを売り買いして儲ける商売」と同じ理論である。
「この音楽をうちが独占したらどのぐらいうちの得になるか」
というところで「値段」が決まる。

超有名歌手の作品を独占して、「うちでしか聞けない」となると、必然的に他のサイトよりも人気サイトになるわけだし、そうすれば広告料もねずみ算的に跳ね上がる。

当然ながら有名歌手の方が布衣なんかよりも金は高い。
日本のように「売れてる人も売れてない人も同じ著作権料」というのとは違う、
「金持ちはより金持ちになる」という純粋な「資本主義」のシステムがここにもある。

それぐらいの有名歌手になると、更に「会員限定配信」とかにするらしい。
そうすれば会員数が劇的に増えて、毎月サイトに落ちる金が莫大になる。

次には更に「無料」ではなく「有料配信」!!
会員様はその値段が安くなります!(◎_◎;)

日本人には想像出来ないビジネスモデルがここにある・・・


昔からこちらでバックバンドの仕事をする時に、
「演奏曲目はこれですんで」
で音源など送られて来ない。
「ネットにいくらでもあるだろ、自分でDLして聞いとけ」
である。

その先にこんな「ビジネス」があったなど私なんかも想像だにしてなかった(>_<)

私も日本に自分の音楽の音楽をDL配信しているサイトを持っている。
ファンキー末吉楽曲配信サイト

サイトを開いてみて頂ければわかるが、
アメリカの会社AppleのiTunesを始めとして色んなダウンロードサイトがひしめいているけれども、そのほとんどが外国の会社である。

中国は違うのだ!!
ほぼ全部国内の会社でそのシェアを競い合っている!(◎_◎;)

日本で「レコチョク」と「AWA」がシェアのほとんどで、Appleも含め後のシェアはほとんどありません・・・なんてことが起こり得るか?

だからアーティストも「レコチョク」が「次のアルバムはうちで独占で配信させて下さいよ〜お金払いますから」と言ったって契約するはずがない。
シェアがないんだからアーティストにとってそれでは「損」になる。

だからこのビジネスモデルは現状の日本ではあり得ない。

でも中国では最大手のQQがそれを言うと、どんなバンドも喜んで契約する。
他のシェアを全部潰したって残るシェアが大きいから・・・


ちなみに「じゃあiTunesとかはどうなの?」と質問してみたら、
「ああいう外国のサイトは別」
と言うので、試しに布衣の一番新しいアルバムをうちのサイトから販売してみることにした。

こちら

これが中国のダウンロードビジネスにどのように影響するかちょっと実験してみようと思う・・・

こんな国で活躍しているアンダーグラウンド(と言ってももうかなりのビッグバンドになって来ているが)の音楽を日本の方々もぜひ聞いてみて頂きたい。
(全曲私のアレンジ、私もドラムとプロデューサーとして参加してます)


最後に「あとがき」として・・・

中国から見たらむっちゃ古い時代遅れのシステムに今だに縛られ続けている日本の方々にはちょっとびっくりするレポートだったかも知れないが、
「・・・だと思う」とかレポートだったら無責任だろ!!とか言わないで欲しい。

私はレポーターでもジャーナリストでも何でもない。
このレポートを配信してお金を儲けている「プロ」でもない。

私はこの国で何十年も音楽をやって糧を得ている「音楽家」である。

同じく日本でも何十年もやって来たから日本の音楽システムもかなり理解している。
でも中国で何十年も音楽をやって生きて来た日本人は私だけである。

その私が「経験」してわかったこと、それはまだまだこの国の音楽ビジネスの氷山の一角かも知れないが、それでも日本とは「全然違う」ことに間違いはない!!

出来れば日本のジャーナリスト達も、私の中国語レベルではないちゃんとした通訳を雇って、ちゃんとこのビジネスモデルを「しっかりと」取材することをお勧めしたい。

また、頭の固い日本の音楽業界の方々も、是非「心を開いて」このビジネスモデルを研究してもらいたい。

新しいものを取り入れられない、古い体制から変われない、そんな輩は淘汰されて没落してゆくのが「生き馬の目を抜く資本主義」なのだから・・・

日本が没落しないために・・・

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2019年5月 9日

布衣2019年春のツアー河北省「沧州」

遼寧省「瀋陽」から高速鉄道で8時間かけて河北省「沧州(CangZhou)」に継いたら・・・

また同行取材が始まるのね・・・(>_<)

「監督は今日はとことんFunkyさんと飲むつもりで来てますから」
とスタッフのヤオヤオ君・・・

(>_<)

いいでしょ!!なんぼでも喋ってあげましょう!!
・・・というわけでライブハウスの片隅に陣取ってカメラの前で大いに語り始めた!!

あんたね、飲ませて中国ロック語らせたら長いでぇ〜(笑)

3時間かけて、高校の頃から爆風デビュー前、Jazzへの想いから中国ロックとの出会い、BEYONDとの出会いから黄家駒との別れ、WINGの婚約者の死まで語ってたら、
語ってる私がというより聞いてるみんなが疲れ果てて終了!!(>_<)

「もう帰りますか・・・」になった頃、監督が、
「許魏(XuWei)」のことを聞いて来るので、またひとしきり語る(笑)

いやね、語らせてくれると言うからこのドキュメンタリー受けたのよ。
覚悟しときや〜まだ布衣も出て来てないし北朝鮮にも行ってないからまだまだ半分も終わってないよ〜(笑)

次の日起きたら喋り過ぎでむっちゃ腹が減ってたので河北省なのに蘭州ラーメン!!


さてライブ!!
今までは遠慮がちに遠くからカメラを回していたのだけれども、
もう今回から遠慮なくかぶり付きで回される(>_<)

苦手なのよねぇ・・・気が散って仕方がない(涙)

昔Runnerの物語の特番かなんかでドラムの横に密着されてた時があるんだけど、カメラマンに、
「ずーっとカメラ意識してましたよね」
と言われた(>_<)

意識してるっつうか気になるのよ〜(涙)

しかしドラムソロになると修羅場なのでそれどころではない!!


ライブ終わって打ち上げでもずーっとカメラが回る(>_<)

カメラ回してないで食えよ〜!!
沧州(CangZhou)名物「麻辣火锅鸡」!!

いやー鶏肉のぶつ切りをラー油と山椒たっぷりで煮込んだ劇から鍋!!
黒酢とニンニクのタレをつけて食べると絶品!!

肉が足りなくなると鍋で持って来てそのまま追加!!

野菜とかジャガイモとかも入れたりしますが、

やっぱり汁が絡むもちもちとした「宽粉(KuanFen)」が相性ばっちし!!

「饼(Bing)」と言われるふわふわしてないパンみたいのも定番だが・・・

これ食うと腹の中で膨れてすぐに満腹になるのよ〜(>_<)

締めにインスタントラーメンを入れて店を後にした・・・

明日は最後の移動日!!5時間かけて高速鉄道で河南省鄭州へ移動して、
あと3本でツアーも終わり!!

長いようで短かったなぁ・・・

最終日の大連終わったら次の日の朝イチで日本に帰ります〜
カメラ3台引き連れて(涙)

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2019年5月 8日

「ある愛の唄」中国語版

ブログ記事「ある愛の歌」中国語版でも書いた「李慧珍(Li HuiZhen)」からやっと返事が来た・・・

彼女にアルバムを聞かせてから、このせっかちな私が全く彼女に連絡せずにひたすらずーっと返事を待っていた。

元々がそんなに頻繁に連絡を取るような間柄ではない。
いつもWeChatのモーメンツとかで相手のアップした情報を見て、
「うんうん、元気そうだな」
と「生存確認(笑)」をするだけでいい。
そんな「間柄」である。

布衣のツアーのアモイの日にメッセージが来た。

「Funky〜あの歌詞カードのデータある?私にくれたのPDFじゃない?文字データのが欲しいの」

事務所の人に聞かせてミーティングするらしい・・・

それからまたぷつっと音沙汰がなくなったが、
このせっかちな私がひたすら待った。

アルバムの感想なども一言も聞いてない。
「聞いたわよ。とても良かった」とかの一言もない。

「催促」とかしちゃったら、大切にしている「何か」が壊れてしまいそうな気がして、逸る心を抑えてひたすら待ったのよね・・・

でも「ミーティングにかける」ということ自体が「良かった」ということではないか・・・

まあ万が一「これはちょっと・・・」と言われる可能性も頭に入れていたのだが、
この「ミーティングにかける」ということ自体で「最初の本人の段階で蹴られる」という懸念は全て吹っ飛んだことになる。


しかしここからが問題。
彼女も、まあ今は第一線は退いているとしても「有名歌手」のひとりである。
ちゃんとした事務所に所属もしているし、彼女自身が「商品」として色んな会社や人々の生活を支えている存在であることも十分想像出来る。

「これいいわねぇ、遊びでいいから出したいわ」
が通じる立場ではない。
「出すならちゃんと商売にする」
という人達の中で生きているのが「スター」なのである。


そのまま布衣のツアーをしながらひたすら待った・・・
そしてようやく先日、長春の山奥にて返事を受け取った。

「Funky、事務所のOKが出たわよ!!
このアルバムは通常の商業的なアルバムじゃなくコンセプトを売るアルバムなので、普通の売り方じゃなくそれ用の宣伝チームを組まなきゃなんない。
だから別の会社も探して来たから、その会社も投資してうちの会社と一緒にやることになりそう」

!(◎_◎;)・・・山が動いた・・・しかも巨大な山となって・・・

「だからね、まず権利関係をクリアにして契約書を結ばなくちゃなんないの」

権利関係ったってワシが作ったもんで別にどこにも権利はおまへんがな・・・

というわけで、現在事務所のマネージャも出て来て難しい契約書のやり取り・・・
・・・ですが皆さん、ここでひとつ声を大きくして言いたいのは、
「今では中国ではヘタしたら日本より著作権がしっかりしている」のだよ!!

発展の速度がハンパじゃないこの国は、気がつかないうちに昔書いた「権利商売」はその先にある!!よりももっと先に進んでいる・・・!(◎_◎;)

まあその辺は次のブログ「今や中国の著作権ビジネスは日本より進んでいる?!」で詳しく説明するとして、とにかくこの中国語版によって私にはお金が入るのですぞ!!

つまり中国で権利商売が出来る時代になった!!(◎_◎;)

全てはこのクラウドファンディングでパトロンになってくれた方々のおかげ!!
感謝感謝!!・・・もう立派にJASRACなど必要のないシステムがこの国では出来上がっているということです・・・

思い通り以上に上手く動いているこのプロジェクトですが、
そもそも私は別に「儲けよう」と思ってこのアルバムを出したのではない!!(キッパリ)

日本の音楽ビジネスの狭間で捨てられていたこの子たち(このアルバムの曲たち)を、世界中の色んな人たちにもらってもらいたい、歌い継いでもらいたい・・・

DEMOを歌って大事に保管してくれてたキョンマ自身が歌ってくれた世界で最初のこのバージョンに続き、キョンマ自身によるベトナム語バージョン、カンボジアのくっくま孤児院の子供達に夜クメール語バージョンも制作を開始している。


そしてここに来て、日本の歌手「山下直子」さん(通称ナッキー)による新しいバージョンが出来上がりました!!

そうそう、これをやりたかったのよね〜・・・
色んな人に歌い継いでもらいたい!!

ナッキーが「この曲を歌いたい!!アルバム全部歌いたい!!」と言ってくれてとっても嬉しかった。

レコ発ライブもあるというので是非足を運んでやって下さい!!

また、クラウドファンディングでカラオケをゲットして自分バージョンのアルバムを作りたいと思ってる人、まだ躊躇してたり、色んな困難にぶち当たってたりしてたら是非私にご一報下さい。

金はないけど出来ることはお手伝い致します!!

クラウドファンディングには参加してないけど、「私も歌いたい」という方も遠慮なく相談して下さいね〜こちら


ご本家キョンマのレコ発ライブはこちら〜!!

第一部は売り切れです。
19:30からの第二部をご予約下さい〜こちら

世界初のバージョンとなるキョンマバージョンはこちら〜

「ある愛の唄プロジェクト」・・・想像以上に動いてます〜

Posted by ファンキー末吉 at:17:54 | 固定リンク

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布衣2019年春のツアー遼寧省「瀋陽」と吉林省「長春」