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2010年9月 3日

愛の力は凄いなあ・・・

5時に叩き起こされて寧夏省に向かう。

チケットを取ったのも、
ちゃんと時間通りにワシを起こしたのも、
空港まで向かう車を手配したのも全部こいつである。

FangYan.JPG

当然ながらこいつは寝ていない。
恋い焦がれた相手に会えるのだ、
寝ようにも眠れない。
一晩中彼女のことを考えてずーっと起きている。

スタジオからは先日彼がレコーディングした音源が一晩中ずーっと流れていた。
北京に着いた途端にワシに聞かせたBeiBeiの曲である。

「ファンキーさん、聞いて下さい。
僕の愛のテーマです」
などと言って聞かされるワシも災難だったが、
当のBeiBeiはもっと災難だったと言う。

何せレコーディングの途中に思考が一切途絶え、
「あ、ごめん・・・恋の病で・・・」
とかはまだしも、
ついには作業を全面中断して星を見ながら涙ぐんだり、
再開したと思ったら今度は
「BeiBei、今のプレイは愛が足りない」
とかディレクションを始める始末。

それを「僕の愛のテーマです」とか言って聞かされるワシよりも、
金を払ってスタジオを使いに来て、
朝までこいつの愛のテーマを作らされるBeiBeiこそが災難である。

ロックイベントは中止になったが、
明日はドラムクリニック、
明後日は大学でライブがブッキングされていると言うが、
じゃあ移動日である今日、
何でこんなに早く出発せねばならんですか?!!

聞くまい言うまい!!
ともかくワシらは今から寧夏省に向かうのぢゃ!!

Posted by ファンキー末吉 at:06:04 | 固定リンク

2010年9月 1日

方言(Fang Yan)の恋

北京である。
着いてさっそくアホのアシスタントの方言(Fang Yan)に捕まった。

恋をしているそうである・・・
お相手は前回布衣のツアーで寧夏省に行った時に出会った女性であるらしい。

アホであるだけに思い込みも激しいらしく、
メールで仕事のやり取りをしてるのに内容はほとんどそのことばかりである。

您也去银川么?我也很想去......
我刚回来就想再去,银川真是好地方!
而且我还遇到一个特别好的姑娘!
她很漂亮,人品正直,心地善良,我现在满脑子都在想她......

また銀川に行きたい!
行きたくって仕方がない!!
寝ても覚めても彼女のことばかりなんだ!!!
みたいなことである。

アホなことこの上ないが、
面白いので若い衆連れて飲みに行って酒の肴にした。

「お前なあ!!
そんな若くて美人で金持ちで、
性格もよくってオシャレで高級車乗り回してるような娘が、
何を間違えてお前なんかになびくと思う?
無理無理!!逆立ちしたって無理!!」

そんなワシのいたぶりを聞いて彼はこう答えた。

「Funkyさん、僕にとって結果がどうであるかは問題じゃないんです。
今彼女のことを想うだけで僕は幸せなんです。
今僕が幸せだということの方が結果より大切なことなんです」

アホのくせになかなかいいことを言う・・・

「明後日の寧夏省のロックイベントにはお前は呼ばれてないの?」
そもそもワシが今回北京に来たのもその仕事のためであるが、
明後日出発というのに誰からも連絡が来ない。
噂ではでっかい野外イベントなのに会場がまだ出来てないらしい・・・

「呼ばれてませんけど僕は自腹ででも行きます!!」

さっそく恋のお相手にショートメールを送る。
彼女も何かこのイベント主催の一角を担っているらしい。
さっそく明後日のチケットまでブッキングし始める始末。

「ファンキーさん、朝7時の飛行機ですけどいいですか?」

イベント中止やったらワシ行ってどうせいと言うの?
でも羊肉旨いし、おもろそうやから行ってくるかな・・・

頑張れ方言(Fang Yan)!
お前の玉砕はワシが見届けてやるぞ!!

FangYan.JPG

Posted by ファンキー末吉 at:16:21 | 固定リンク

2010年8月31日

蜂の巣

2階の和室に何故かハチが出る。
どこから入って来るかわからんが出没する。

窓も締め切ってドアも締め切って、
それでも出没して和室で死んでいる。

隣の仮谷くんにアヤシイ穴を塞いでもらったが、
それでもどこから入って来るのかまた死んでいる。

業者を呼んだ。
「定点観測してどっから入ってか見つけて下さい」
とか、
「この部屋の押し入れからは屋根裏部屋に行けませんねえ」
など理由をつけては何もせずに帰ってしまう。

別の業者に電話をした。
「蜂の巣があるんだったら駆除しに行きますが・・・」

現にこうしてハチが現れとるんやから探すのもお前の仕事じゃろ!!

ぶち切れて他の業者に電話する。
「八王子の末吉さん?・・・
一度伺ったことありますか?・・・
データにお名前が載ってるんですが・・・」

すかさず怒気を露にしてこう答える。

「家まで来て何じゃかんじゃ文句付けて
何もせずに帰る悪徳業者なら来たことありますが!!」

うちはそんなことありません、とばかり業者到着。
いろいろ調べたら「かもい」のところに壁のひびわれを発見!!
きっとハチはここから無理して入って来て、
出れなくなって死んでいったのだろう。

問題は外から入って来るのか屋根裏に巣があるのかである。
「屋根裏入って調べて下さい!!」
胸を張ってそう言う!!

「まず定点観測してハチがどこから入って来るか調べて・・・」
などと言おうものなら
「その何たらもアンタ調べて下さい!!仕事でしょ!!」
とばっさり切り捨てる。

隣の寝室の押し入れから懐中電灯を持って天井裏を調べてた業者、
「ありました、ありました!!」
と蜂の巣発見!!

「駆除して下さい!!」
とワシ。

宇宙服のような完全防備をして天井裏に入る業者。
ツイキャスで配信しようと金魚のうんこのようについてゆこうとするワシ。

「危険ですから部屋から出て下さい!!」
とたしなめられて渋々部屋を出る。

「絶対開けないで下さいよ。危険ですから」
と念を押す業者。
おかげで写真は一枚も撮れてない。

かくあって蜂の巣は駆除出来た。
大きなスズメバチの巣である。

「屋根裏部屋に光が差し込んでるんです。
きっと瓦のスキマとかで、そこから出入りしてたみたいなんですが・・・」

「ほなそこも塞いで下さい!!」
とワシ。
「それには屋根に登らないと・・・」
と業者。

「屋根にでも何にでも登って下さい!!」
とワシ。

かくして業者は一日がかりで屋根のスキマを塞いでくれたが、
その時にそのスキマの近くに小さなアシナガバチの巣を発見!!
「アシナガバチの幼虫はスズメバチのエサになったりするので、
きっとこれを見つけたスズメバチがこのスキマから入って巣を作ったのでしょう」
ということである。

めでたしめでたし!!
今日から北京なので、いないうちに子供がスズメバチに挿されたりしたら大変である。

お値段は・・・
「はい、和室の壁のスキマも全部埋めて、しめて7万5千円になります」

ひえぇー!!

ま、命がけの仕事である、仕方あるまい・・・と金を払った後、
隣人の二井原氏と遭遇。

「なんや、うちなんか市役所で宇宙服みたいな防護服借りて来て自分でやったでぇ」

聞けば家の外側にある蜂の巣である。
二井原さん、その外側の巣の近くにスキマがあってみぃ。
そこからスズメバチが屋根裏に入って来て巣を作ってみぃ。

二井原が防護服着て屋根裏部屋に入る節には是非ツイキャスで配信させてもらおうと思う。

Posted by ファンキー末吉 at:08:31 | 固定リンク

2010年8月28日

続・九龍城砦のお話

香港在住の日本人の方から更なる情報を送って頂いた。
無断転載したいと思う。

まず全景!!

80klnwcity_figure12_large.jpg

凄いですねえ・・・
ここに全盛期は5万人住んでたというんだからもの凄いです。

嫁はこの写真見ただけでもう吐きそうでした・・・

違法建築のビルが密集していて、
もう崩れそうになってるのに隣のビルにもたれかかってかろうじて建っている様子がよくわかります。

真ん中のくぼみには老人ホームと幼稚園があったという話です。

80klnwcity_Centure.jpg

屋根の上は周囲の住居から投げ捨てられたゴミでいっぱいですが、
それでも本当に「無法地帯」であるはずのここが、
それなりに住民達により治安が保たれていたということを感じさせます。

城壁の中の映像ですが、
昼間でも光は当たらず、天井には電気や電話や水道、
そして汚水のパイプなどが網の目のように張り巡らされているのが見えます。

そして次の映像で嫁は本当に吐きそうになった。

考えても見て下さい。下水がないのです!!
ここで魚などをさばいたその水はどこに流れてゆくのでしょう・・・

カメラが歩くその道路がじゅくじゅく濡れているのは全て「汚水」です。
悪臭も凄まじかったらしいが、
食品衛生法が適用しないこの地区で、
香港のホテルなどで出すほとんどの点心が作られていたというのは驚きです。

医師法も適用されないのであらゆる闇医者がここに集まっていたらしい。

それにしても人間のたくましさよ!!
映像で映っているここで生まれ育った少女が大きくなって
またここで子供を産んでまたその子供が大きくなってゆくのだ。

下記にいろんな情報がまだまだあります。
興味のある方はご覧下さい。

http://www.ourradio.hk/forum/viewthread.php?tid=13676

Posted by ファンキー末吉 at:10:41 | 固定リンク

2010年8月26日

九龍城砦のお話

先日のWingのライブが行われたのは取り壊された九龍城砦のすぐ近くだった。
地元の日本人から話を聞いて感激したのでちょっとここでご紹介しておきたい。

流れだけ大雑把に説明するが、
うろ覚えのところもあるし、もっと詳しく知りたい方はいろいろ調べてみて下さい。


まず、アヘン戦争で負けて清が香港を植民地として明け渡す時に、
ちゃんと返還されるかどうか心配だった清がこの地区を飛び地として中国領土にしたところからその歴史が始まる。

香港の中にぽつんと城壁で囲まれた中国領土があり、
桟橋から船で中国と行き来が出来てた頃は、
この地には中国の役人も駐在して完全に中国領土だったが、
ある日中国の役人が祝い事で爆竹を鳴らしたことを口実に、
イギリスは「イギリスの軍事活動の妨げになった」とイチャモンをつけて中国役人を追い出してしまう。
桟橋も壊され、陸の孤島となったが、
イギリスは条約があるためここをイギリス領とは出来ず、
名実共にこの地区はどこの主権も及ばない地区となってしまった。

つまり「どの国の法律も適用されない無政府状態」である。
当然のごとく犯罪の温床となり、
麻薬、売春、あらゆる犯罪がここに集中するわけだが、
外で語られてるよりは自警団の力が強く、
食品衛生法が適用されないので中華料理の点心のほとんどはここで安く作られてたり、
医師免許も適用される法律がないのであらゆる闇医者が集まってたとも言う。

大陸から亡命者もどんどん流れ着き、
ピーク時には0.026km2(約200m×120〜150m)の僅かな土地に
5万人もの人々がひしめき合って
人口密度は約190万人/km2と世界で最も高い地区となってたらしい。

畳1枚に3人が暮らしていたことになる。

違法建築でビルがどんどんと上に作られてゆき、
そのビルが互いに寄り添ってかろうじて強度を保っていたという状態である。

無政府状態なので生活インフラは自分たちで何とかせねばならない。
光も届かないその内部は迷路のように複雑になっており、
通路の天井には電話線やら電気コードやら、地下水を汲み上げた水道管やら、
香港側に汚水を流すホースや、それらが破れて垂れ流しになっていて凄まじい汚臭が漂っていたという。

そんな中にも自警団がいて、幼稚園も老人ホームもあり、
また香港側とは自由に行き来が出来るので、
それはそうで人民はそれなりに暮らしていたという。

取り壊されるまでそこには行ったことがないが、
もし行ってたらまた「ここで暮らしたい!!」と言い出してたかも知れない。

いや・・・前世はひょっとしてそこに住んでたのかも・・・

Posted by ファンキー末吉 at:14:19 | 固定リンク