ファンキー末吉プロフィール

あの爆風スランプのドラマーがどうして中国に?
いろんな人がそう聞いて来る。
2000年に正式に北京に引っ越して来て、こちらでスタジオミュージシャンとして暮らしているうちに、どうしてなのかその理由がはっきりと見えて来た。

自分の育った四国の片田舎では、当時レコード店にもRockやJazzなどほとんど置いてなかった。
苦労して手に入れたレコードを聞いた時のあの感激はいまだに忘れもしない。
「このスピーカーの向こうの人たちは人間ではない、神様なんだ!」
そう思った。
そして「自分もそんな神様になりたい!」
それがいわゆる「夢」と言うものだと当時は知らなかった。

NYに行ってJazzをやるか、東京に行ってRockをやるか、人生の最も大きい選択の時、結局は東京に行って成功して今がある。
しかし自分は決して「街を歩けば振り返られる有名人」になりたかったわけではない。
自分は何になりたかったのか?・・・

それがここ、北京に来てからはっきりわかった。
日本では「爆風の人」、しかしこちらでは「ドラムのうまい人」なのである。
数々の名盤のドラムを叩き、それを聞いたいろんな若者があの時の俺と同じように目を光らせて言う。
「この人は人間じゃない!」
神様にはまだほど遠いが、この生活は自分が昔「夢」みたそのものであることを自覚した。

だから死ぬ時は出来れば・・・ここ北京で死にたいなぁ・・・

著者・・・「変人」である。

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2009年11月06日

JASRAC再び

知らない電話番号から着信が入ってたので折り返し電話した。
「はい、こちらは日本著作権協会新宿支部ですが」

新宿?・・・うちの担当は立川支部とちゃんか・・・・

「立川支部は新宿支部に統合されました。
つきましては少しお会いしてお話しさせて頂く時間を頂けませんか」

あれからワシもいろいろ調べたが、
「ファンキーさんね、向こうも商売ですから、
同じ働くならファンキーさんみたいなめんどくさい相手じゃなく、
言ったらすぐに契約して金払う相手の方が効率がいいってもんです。
あれだけゴネたんだからもう連絡は来ませんよ」
というのが大体の下馬評だったんで安心していたが、
きっと担当が変わったのだろう。

よし、最初から今までのフルコースでたっぷり説教してやろう。
「私は1時から新大久保のスタジオにおりますのでそこに来て下さい」
ついでに筋肉少女帯のみなさんにも聞いてもらうのじゃ!!

1時にJASRACの人が来た。
見れば二人連れで、ひとりはどう見ても偉い人のように見受けられる。
名刺を渡されてみれば確かに最高責任者に近い人だった。

「ファンキーさんのお考えは立川支部、代々木上原本部から全て伺っています。
今回は何とか納得して頂けるように説明に参りました」

見ればふたりとも非常に人がよさそうな人である。
人間を見かけで判断するのはよくないかも知れないが、
やっぱ「顔」は大事である。
ケンカをするつもりだったので会話を録音しようと思っていたが気をそがれてしまった・・・。

いかんいかん!弁護士に振るにしても一応どんな会話をしたか記録を取っとかねば・・・
「すみません、ちょっと記録を取らせてもらっていいですか?」
承諾を取ってから録音を開始、そして会話を開始する。

基本的には前回電話で話した内容と同じである。
ただ、こうして人のよさそうなオッサンたちに誠心誠意語られると、
何やらワシがゴネていい人達に迷惑をかけてるような気になる。

いかんいかん!あちらはプロなのだ!!
ペースに乗せられてはいかん!!

「代々木上原本社からの回答としては、
モニター店を増やすつもりもない、
楽曲リストの提出を徹底させるつもりもない、
分配されたお金をどこにいくら払ったかを教える義務もない、
とにかく契約して金払えというものでした。
私はその日から毎日出演者に楽曲リストを提出してもらって、
だいたいあなた達が払えという額ぐらいのプール金を始めてます。
つまりいつでも著作権料はお払い出来ます。
ただそれをどこに分配するのかちゃんと説明して下さい」

答えは同じである。
サンプリング方式で、
そこが提出した楽曲届けに従って全てのお金をそのように振り込むというもの。
そして誰にいくら支払ったかは個人情報なのでお知らせするわけにはいかない。
どこがサンプリング対象のモニター店なのかをお知らせするわけにもいかない。
しかしあなたが契約して楽曲リストを提出して頂ければ必ずそれが反映されてあなたの楽曲だったらあなたのところに振り込まれます。
ただしそれがいくらであるかはわかりません。

つまり例えば3万円払ったとして1円もらったとして、
あとの29999円はどこにどのように払われたかを知らせる義務もないというもの。

こんなんで払えるか?・・・

絶対に中身を見せないブラックボックスに金を入れ、
それがどう分配されているかも一切知らせず、
都市伝説のように例えその金が天下りの官僚に流れていたとしてもこちらは知る由もない。

「モニター店のリストを見せろ!」
と言っても
「どの店がモニター店かわかったら
自分のつごうのいいように楽曲リストを操作する恐れがあるから教えられない」
と言う割には
「じゃああなたたちがそれを勝手に操作してどこか特定の人の利益になるようなところに金がいくようにする恐れがあるじゃないか」
というと、
「そんなはずないじゃないですか」
と切り返されてもそんなはずないかぁ?・・・わからんやないかい・・・

ついでに聞いてみたらX.Y.Z.→Aは100本ツアーから始まって、
全ての楽曲リストが手元にある。
もちろんライブハウスが払ったお金は別の店でのリストで分配されているからX.Y.Z.→Aには来ていない。
「楽曲リストを提出したら10年さかのぼって分配がされますか?」
答えは
「それは無理です!!」
なぜならその時期の集計はもう終わっているから。
「でもあなたたちはいろんなお店に何十年もさかのぼって請求してるじゃないですか。
それでいろんなJazz喫茶とかは潰れていったわけでしょ?」
その答えは
「それはさかのぼって入金されたものは今期の入金となるから分配出来るんです」

これって正論?・・・

リハが始まるのでもうこのぐらいにして帰ってもらった。
この不毛なやりとりをずーっと続けるのは意味がなさ過ぎる・・・

「では今日はこの辺で。
納得して頂けるまで何度でも足を運びますから・・・」

げげっ!!ワシはとんでもないものに足を突っ込んでしまったのか?・・・

Posted by ファンキー末吉 at:18:47