ファンキー末吉プロフィール

あの爆風スランプのドラマーがどうして中国に?
いろんな人がそう聞いて来る。
2000年に正式に北京に引っ越して来て、こちらでスタジオミュージシャンとして暮らしているうちに、どうしてなのかその理由がはっきりと見えて来た。

自分の育った四国の片田舎では、当時レコード店にもRockやJazzなどほとんど置いてなかった。
苦労して手に入れたレコードを聞いた時のあの感激はいまだに忘れもしない。
「このスピーカーの向こうの人たちは人間ではない、神様なんだ!」
そう思った。
そして「自分もそんな神様になりたい!」
それがいわゆる「夢」と言うものだと当時は知らなかった。

NYに行ってJazzをやるか、東京に行ってRockをやるか、人生の最も大きい選択の時、結局は東京に行って成功して今がある。
しかし自分は決して「街を歩けば振り返られる有名人」になりたかったわけではない。
自分は何になりたかったのか?・・・

それがここ、北京に来てからはっきりわかった。
日本では「爆風の人」、しかしこちらでは「ドラムのうまい人」なのである。
数々の名盤のドラムを叩き、それを聞いたいろんな若者があの時の俺と同じように目を光らせて言う。
「この人は人間じゃない!」
神様にはまだほど遠いが、この生活は自分が昔「夢」みたそのものであることを自覚した。

だから死ぬ時は出来れば・・・ここ北京で死にたいなぁ・・・

著者・・・「変人」である。

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2009年03月01日

Wing(葉世荣)という男

この男と知り合ってもう17年になる。
先日のLuanShuもそうじゃが、
海外の友達とこれほど長い間友達であり続けるというのはよっぽど縁があるのじゃろう。

今回はいきなり
「3月8日空いてるか?江蘇省でのコンサートでドラム叩いてよ」
と電話が来たことから始まった。

6日にSOMEDAYが入っているので、
とりあえずリハーサルで一度香港に往復して、
次は本番のために日本から飛び込みで江蘇省に入るしかない。
チケット代を負担するだけでも大きな出費じゃろうが、
「いつも移動で大変だろうから」と、
今回はホテルもふんぱつして日航ホテルをとってくれた。

バックバンドのギャラや、
その日本からの渡航費などは全部自腹じゃろうから、
彼は自分のギャラの中からワシのためにそれを自腹で払うことになる。

大変な出費である。

先日は突然電話があって、
「マレーシアから毎月ライブやってくれとオファーがあったんだ。
お前ドラム叩いてくれよ。
Wingバンドのドラムはファンキーだとレギュラー化したいんだ。
その方がプロモーション的にもいいしね」
と言ってたので、それを受けて嫁に自慢した。

「パパも大したもんやな。
彼も中華圏では知らない人はいないスタードラマーやからな、
並大抵のドラマーでは満足出来んのやろうな」

ところが意外にも嫁の反応は冷ややか。

「違うよ。Wingは単にパパのこと大好きなだけよ。
ドラムは関係ないと思う」

何でやねん!!

歴代嫁は男性であるのに彼に嫉妬心を燃やし、
彼は彼でインタビューで
「ファンキーのこと好きなんでしょ」
と言われて顔を赤らめたと聞く。

いや!断じて彼はホモではない!!
しかしワシのことを大好きだというのは当たっているかもと思う・・・

「いい時も悪い時も」と言うが、
彼が人生でどん底の時にはいつもそばにいたからなあ・・・
いい時にもきっとそばにいて欲しいのじゃろう、うん、うん。

夜の10時からリハだというのに
「7時から飯食おう」
というのもちょっと早すぎではあるが、
久し振りなので一緒にゆっくり飯でも食いたいのじゃろう。

彼は歌を歌うし、ワシはドラムを叩くので今日はお茶で乾杯!

WithWing.JPG

それにしてもこのふたり、年齢が4歳しか違わないというのは・・・

Posted by ファンキー末吉 at:11:29