2016/06/14
丸亀製麺北京店・・・あかんやろ(>_<)
丸亀製麺と言えばこの訴訟を思い出す。
ワシも香川県出身の人間として、正直言ってこれにはちょっと「カチン」と来た。
そもそもが丸亀製麺は香川県のうどん屋ではないのだ!!
同じくカチンときているうどん県人が多いのか、
丸亀製麺の本場高松への出店は大失敗に終わっている・・・
「競合店が多すぎて・・・って何言いよるんかのう、
香川県なんかどこ言ってもうどん屋あるんやきん競合店のない場所なんかあらへんがな」
というのがワシの聞いた地元筋の情報である。
かと言って、ワシ個人としては丸亀製麺は香川県のうどんチェーン「はなまるうどん」より美味いのではないかと思っている。
まあいくらチェーン店と言っても人間が作るので店によって微妙に味が違い、
八王子の自宅近所で言うとあきる野店は八王子店より断然美味いと思ってるし、
逆に本場高松のはなまるうどん田町店はこれらのレベルなど足元にも及ばないほど美味かった・・・
日本に来日して八王子に泊まった中国人には必ず丸亀製麺をご馳走して大喜びされ、
そんな丸亀製麺が北京にも出店していると聞いて足を運んで見た。

まあ吉野家もそうだが、中国独自のメニューを置いているぶんにはワシとしては別に構わない。
吉野家がその命である「牛丼」の味を世界共通にしてくれているならそれでいいと思っている。
まあワシとしては必ず頼むのが「醤油うどん」!!
香川県に住んでいる頃には全く食べたことがなかったのだが、
この食い方が本当にうどん独自の味が味わえるのでうどん屋では必ずこれを注文するのだ・・・
しかし北京の丸亀製麺にはメニューにない(>_<)
まあな、あれは醤油自体も名物である「香川県の醤油」でしかあの味にならんやろうからな・・・
というわけで次にいつも頼むのが「ざる」と「釜揚げ」である。
有希子(よーしーず)は「ぶっかけ」を頼み、二人分の注文はこんな感じ・・・

日本だとこれに揚げたての天ぷらを白ご飯に乗せて「天丼」が加わるのだが、
あいにく北京では「天ぷら」のメニューはこのかき揚げとエビぐらいで、
後は全てが「フライ」なのだ(>_<)

まあ白ご飯というメニューはないが、
中国独自の丼ものはあるのだから頼めば白ご飯だけでも注文出来そうなものだが、
日本だとご丁寧に「天つゆ」まで用意してくれているところが中国ではそれがない(>_<)

って言うか、なんで酢やら香菜やら・・・おろし生ニンニクなんてうどんに入れるか?!(◎_◎;)
老呉(LaoWu)は日本でワシが選びに選んでやった純うどんメニューには目もくれず、
中国独特のメニューである「とんこつうどん」・・・

あかんやろ・・・(>_<)
食ってみたがとんこつスープだったら麺はやっぱラーメンでしょ・・・
うどんって基本的にそんなにスープが絡まんし、
とんこつである必要性が全くない!!
かと言ってざるや釜揚げのつけ汁は醤油が違うのか全くダメで、
有希子(よーしーず)が頼んだぶっかけに至っては、
「ああだからおろし生ニンニクとか香菜とか色んな調味料を加えんといかんのやな」
と思わせる味・・・
うどん自体もまあ「腰」はあるのだが、
「麺」というよりは「小麦粉」を食ってる感じで「味」自体がそんなにない(>_<)
考えてみたら遣唐使で派遣された空海が中国で学んで、
生まれ故郷の香川県に伝えたこの「うどん」たるモノ・・・
ただ小麦粉を練ってお湯で茹でただけのモノが相当「深い」食い物に進化しとるんやな・・・
坂出の昔の実家の向かいに「おか泉」といううどん屋があって、
全然チェーン店でもない小さなその店のうどんが好きでよく通ってたら、
今や宇多津に自社ビル建てて超有名店になってしまっている。
メシ時には必ず1時間以上並ばなければ入れないほどだが、
大将はまだワシの事を覚えてて、
「お母さんは元気なん?」
とか言ってお土産を包んでくれたりした。
知り合いの中で唯一「白い粉売って大成功した人」である(笑)
北京のこのうどんと何が違うのかわからんが、
粉が違うんか?水が違うんか?・・・
噂に聞くと、この丸亀製麺の中国でのチェーン、
中国側に乗っ取られてるというか、日本側は撤退しているという噂もある。
吉野家はその命である「牛丼」の味は中国でも守り続けているのに、
この「うどん」自体の味を失ってしまったうどんチェーン店というのも何かなぁ・・・
そう言えば10年以上前にSOHO現代城というところに看板も出さずにやっていた「川福」、
あの味はしっかりと「うどんの心」を守ってたような気がしたなぁ・・・
音楽も一緒やろうけど「チェーン店化」したらなかなか難しいな・・・
「おか泉」の大将みたいにどこまで大きくなっても最終的には自分で味を見ていかないかんのやろうなぁ・・・

