2010/09/03
愛の力は凄いなあ・・・
5時に叩き起こされて寧夏省に向かう。
チケットを取ったのも、
ちゃんと時間通りにワシを起こしたのも、
空港まで向かう車を手配したのも全部こいつである。
当然ながらこいつは寝ていない。
恋い焦がれた相手に会えるのだ、
寝ようにも眠れない。
一晩中彼女のことを考えてずーっと起きている。
スタジオからは先日彼がレコーディングした音源が一晩中ずーっと流れていた。
北京に着いた途端にワシに聞かせたBeiBeiの曲である。
「ファンキーさん、聞いて下さい。
僕の愛のテーマです」
などと言って聞かされるワシも災難だったが、
当のBeiBeiはもっと災難だったと言う。
何せレコーディングの途中に思考が一切途絶え、
「あ、ごめん・・・恋の病で・・・」
とかはまだしも、
ついには作業を全面中断して星を見ながら涙ぐんだり、
再開したと思ったら今度は
「BeiBei、今のプレイは愛が足りない」
とかディレクションを始める始末。
それを「僕の愛のテーマです」とか言って聞かされるワシよりも、
金を払ってスタジオを使いに来て、
朝までこいつの愛のテーマを作らされるBeiBeiこそが災難である。
ロックイベントは中止になったが、
明日はドラムクリニック、
明後日は大学でライブがブッキングされていると言うが、
じゃあ移動日である今日、
何でこんなに早く出発せねばならんですか?!!
聞くまい言うまい!!
ともかくワシらは今から寧夏省に向かうのぢゃ!!

