今日の名古屋ボトムライン、用意されたドラムがこんな多点セットだったのでそのままチューニングして使わせて頂きます!!
16インチがフロアタムではなくタムなのがYAMAHAっぽいが、
14のタムと一緒にフロアタムの位置にマウントされているので、
必然的に2フロアのつもりで14インチがメインとなる。
(ワシ的にはちょっと音が高めなセット)
チューニングは13インチが入っているのでちと難しい(>_<)
まず多点セットではフロアを思いっ切り低くチューニングしてやらないと上の方に行くとパンパンに張り過ぎて鳴らないので、
まあチューニングメーターで測っているわけではないが、
通常のワシのセットでは
16FTをBぐらいにチューニングして、そこから上に4度ずつ、
14:E、12:A、10:D、8:G
みたいなチューニング・・・
(大体ですよ、共鳴して気持ち悪くなければそれでよい)
ところが13インチが入ると、
16:B、14:Eまではいいが、13インチがAというのはちと張り過ぎ感がある(>_<)
その上に行くと12:D、10:Gなどとなったら通常のセットの4度上で完全に張り過ぎである。
タムのチューニングは「絶対にこの音程に!!」というのではなく、
そのタムが一番鳴る音程にチューニングしてあげて、
全体の共鳴を見て微調整というのが正しい。
(無理やりどうしろと言っても言うことを聞いてくれないのよ〜)
16、14まではまあ緩め過ぎず、ベコベコにならない程度に低いいい音が鳴っているので、13も同じぐらい緩くすると音程差が2度とかほとんどなくなると共鳴がワンワンいったり大変になるので、
「まあちょっとキツめ」を目処にチューニングしたら大体G#ぐらい・・・
12インチも同様に「ちょっとキツめ」でBぐらい・・・
まずいなぁ・・・ド、ミ、ソになってしまいましたがな・・・
まあドラムはティンパニーと違って音程がそれほどはっきりしてるわけではないのでいいっちゃいいのだが、気になり出したらまたそれも大変なので、
ここで13インチはちょっと低め、12インチもちょっと調整して
短3度のディミニッシュか、まあそうじゃなくてもちょっとトーナリティーがはっきりしないが気持ちのよい和音にしておく。
10インチもちょっと高めにするとちょうどEの音でトーナリティーのオクターブ上だったのでDぐらいに下げておく。
14、13、12がドミソに聞こえたとしても10がEでトーナリティーをくっきりさせてしまうより、7thコードみたいな不安定な和音にしておいた方がよい。
まあ何度も言うが厳密にチューニングメーターで測っているわけではない。
「だいたいこんな感じ」で全体で気持ち良く共鳴していればそれでいいのである。
さて、いつもフロアタムのフレーズとして叩くのが16インチではなく14インチなので全体的にちょっと高めな印象があるが、タムの鳴りとしては申し分ない!!
今日のやっちんライブ、このチューニングで叩きまくります!!!