おもろい話
1

2018年08月25日(土)
Merry Christmas Blues

昨日は遼寧省の田舎街でのイベントで、
贝贝(BeiBei)という歌手と黄绮珊(Huang QiShan)という歌手のバックをやった。

リハの様子・・・

歌手1のサウンドチェックなう〜遠くに見える仏像に心癒される・・・ - Spherical Image - RICOH THETA
歌手2のサウンドチェック~夕日を浴びて仏像が神々しい~ - Spherical Image - RICOH THETA

本番の様子・・・


贝贝(BeiBei)のことはまた後に書くとして、今日はこの黄绮珊(Huang QiShan)の話・・・

彼女は去年北京で大きなコンサートを開いて、その時も私は呼ばれてドラムを叩いたのだが、同時に新しいアルバムもレコーディングしていて、何曲かスタジオミュージシャンとして呼ばれてドラムを叩いた。

そのアルバムがこれ!!

素晴らしいアルバムなのだが、聞いてみたらほとんどの曲を私が叩いている!(◎_◎;)

スタジオ仕事なんかやったらすぐ忘れてしまうのだが、
ドラムを聞くとなるほど「ファンキー末吉」である。

また、「曲を提供してくれ」と言うので、自分の作品を色々送りつけてたら、
「これが欲しい!!」
ということで、小林エミさんのアルバムに提供した「Merry Christmas Blues」と、
以外にもX.Y.Z.→Aの「Shaning Star」を伴奏音源ごと提供した。

更には「アレンジをしてくれ」と言うので、
へーすけさん、米川くん、仮谷くんのチームで3曲アレンジして音源を納めているので、そんなこんなで ドラムはほとんど私ということになってしまっているのだ・・・

まあコンサートで自分の叩いたドラムを再現するっつうほど「楽」なことはないが(笑)、案の定イベントではいい出来で演奏を終え、その打ち上げの席でのこと・・・


「もうね、この曲がいいのよ・・・」

何の話の流れか忘れたが、新しいアルバムの話になって、この「Merry Christmas Blues」の中国語カバー、「冬城」という曲をスマホで流しながら聞き入っている・・・

「Funkyさん、本当にありがとう、こんな素晴らしい曲を・・・」

作ってくれて・・・と言うのかと思ったら、どうも話が違う・・・
どうやら私はアレンジをしてオケを作っただけだと思っているようだ。

「この曲はね、誰だか知らないけど日本人が作ったメロディーだって・・・
もうね、私は歌手生活で初めて、スタジオに入って最初から最後まで一発OKで録音したんだから。一回しか歌ってないのよ・・・」

あのね・・・とばかりちょっと口を挟んでみる・・・
「この曲・・・書いたの・・・この俺・・・」

そう言うと、
彼女は突然えらく興奮して私に飛びついて来て、
強くハグして、そして涙ぐんだ・・・

「そうなの?あんたなの?この素晴らしいメロディーを書いたのはあんただったのね」

まるで「長く探し求めて人とやっと会えた」そんな感じである・・・
この曲を愛してて愛してて、
「こんな素晴らしい曲を作った人といつかお会いしたい」
と思ったら意外にもその人が目の前にいた・・・
そんな感じである・・・

彼女の涙に私の涙腺も緩み、抱き合って一緒に泣いた・・・
こんなこと・・・曲を書く人間にとって最高の誉め言葉である(涙)


曲は「自分が生み出した子供」だと思っている。

自分で歌を歌える人間でない限り、
どんな素晴らしい子供も、生み出したところで歌ってくれる人がいなければ生命を吹き込まれない。
(だから最近はお恥ずかしながらも自分で歌おうと思い始めた)

それがこの大歌手にこれほどにまで愛されて、
この我が子は、そして私自身はどれだけ幸せなことかと思えて泣けて来たのだ・・・

「見て見て、MTVも作ったのよ。これも最初から最後まで1カットで撮ってるの・・・」

MTVまで作ってるのならこの曲がアルバムの「リーディングソング」なのだろう、
嬉しい限りである・・・


この曲はもともと、イラク戦争かなんかの時に北京で書いた曲である。

主人公は関西弁のはすっぱな女。
自分のことを「あたい」と言い、相手のことを「あんた」と言う。

実際はそんなはすっぱな女と会ったことはないのだが、
そんな女が私は好きで色んな歌に登場させたりする・・・

そんな女が男を愛し、想っても想ってもどうにもならない、
そんな絶望の中で、「人に優しくしよう」と思って来る。

そんなはすっぱ女が好きである・・・


詞は別にして、誰か中国の歌手に歌ってもらえればと思ってはいたのだが、
当時の中国はまだインターネットがあまり普及してなく、
今と違って外国の情報に乏しいので「純国産風」の楽曲しか採用されなかった。

第二期の五星旗でヤンヤンに歌ってもらったりはしてたのだが、
最初に歌って「レコード」として世に出してくれたのは三井はん

「三井ぱんと大村はん」のアルバムラッカンサンというアルバムに収録され、
その後小林エミさんのこのアルバムに収録された。

(ちなみにエミさんは「あたい」とは私は言わへんなぁ・・・
というわけで「わたし」に変えている)

もうね、和佐田のベースはいいとして(笑)、
西野やすしさんの泣きのギター、
そして須藤光さんのオルガンは涙モノの演奏・・・(涙)

そしてこのバージョンが海を越えて中国でそのまま使われ、
そしてこの大歌手がイチ押しで歌うならきっとこの国でヒットして、
更に色んな人に愛される曲になるだろう・・・


当時私は別にJASRACと揉めてたわけではなかったのだが、
この曲はずーっと著作権登録をしていない。

「世界平和」のために作ったのだから、漠然と
「この曲は色んな人に歌ってもらいたい」
と思っていたからである。

だから当初の考え通り、もし日本でもこの曲を気に入ってくれる人がいたらどんどん歌って欲しい。

音源と譜面をアップしておきます。

世界がもっともっと平和になりますように・・・

MerryChristmasBluesOriginalKey.png


Merry Christmas Blues

A: 明日はChristmas あんたと出会って 初めて過ごした夜だった
あたいの人生 どうせこんなんやから せめて明日は祈りたい

A' いつかはきっと 争いもなく 平和な日々が来ますように
憎しみより 愛するみたいな あたいになれますように

B' こんな気持ちに なれたのもきっとあんた あたいのたったひとりのJesus
いつでもあんたを 忘れはしないと 泣いた遠い日のMemory

A'' あたいの人生 どうせこんなんやから せめて明日は祈りたい

<間奏>

A' いつかはきっと 争いもなく 平和な日々が来ますように
憎しみより 愛するみたいな あたいになれますように

B' 神様なんて あたいにゃわからへんけど 悲しい時はあたいのJesus
いつでもあんたを 忘れはしないと 誓ういつものMerry Christmas

A'' あたいの人生 どうせこんなんやから せめて明日は祈りたい
心から祈りたい いつまでも祈りたい

アーメン


カテゴリ:おもろい話
 
おもろい話
1
トップページ